着物地帯地から作る小物(繰り回し・リメイク)
布が豊富にない時代には、着物や帯を始めとする布は、大切に扱われていました。
最初の着物の役目が終わったら、まだ利用できる場所を使って、羽織や長じゅばんに作り替えていました。
それもヨレヨレしてきたら、まだ利用できる場所を使って、座布団にしたり布団を縫い合わせたり、袋物を作ったり。
それも擦り切れてきたら、最後ははたきにしたりお手玉にしたりなど、より小さいものへと作り替えて無駄なく使い切っていました。
これを繰り回しといって、当たり前に行われていました。
使い捨ての文化の前の、使い切りの文化の時代のことですが、今でも着物や帯の生地は、高価な絹生地がほとんどです。
使わなくなって捨てる前に、何かにできないかな?と考えてみて、きれいな生地を形を変えて利用できるものにしてみませんか。
難しい洋裁の技術のいらない簡単なものへのリメイクです。
思い出の着物生地を残すことにもつながります。
着物の生地の良さを感じつつ、試してみてください。