あ行

着物を掛ける家具で、細い木を組んだものを「衣桁(いこう)といいます。木の組み方で複数の形があり、写真のものは二枚に折れ鳥居に似た形の衣桁です。自立するために土台は安定感のある木になっています。衣桁の形による分類衣桁は大きく分けて二種類です。...

麻織物は、盛夏に用いられる麻で織られた織物です。麻織物が盛夏に向く理由は、水の吸収がよく発散も素早い肌触りがさらっとしていて気持ちがよい丈夫で水洗いに耐えるという理由からです。現代でこそ汗をかきやすい季節の織物ですが、綿織物が登場するまでは...

着物を広げると、「一枚の絵」のように見えるよう模様が描かれていることをいいます。着物の上部は、衿、肩胸、袖の縫い目をわたって模様が続きます。着物の下部は、後ろ身頃、前身頃、衽(おくみ)へと、縫い目をわたって模様が続きます。おもに、自然の風景...

「衣紋抜き」は着物の衿が詰まったとき、それを解消するためのものです。長じゅばんの後衿に取り付け、手で引っ張れる長さのものです。衣紋が詰まる、という経験は、着物の初心者のころに多くあります。着物の衿の見栄えが悪くなるので、「衣紋抜き」をつけて...

帯留めは、通常の帯締めより細い帯締め(三分紐・二部紐)に通して、帯の前を飾るアクセサリーです。帯留めは「帯止め」と書くこともあります。後ろに紐を通す金具がついていて、細い紐を通すようにできています。帯留めのつけ方◆蝶の帯留めの後ろ・三部紐に...

生葉染めは、藍の葉っぱと塩だけで染めることができる染色方法です。ただし、生葉染めは、シルクしか染めることができませんので、注意してください。ボールに藍の葉をきざんで冷水に入れて、約15分間よく揉みます。冷水に少量の酢をたらして、色素の分解を...

主に江戸小紋を染めるのに使う型紙で、三重県の伊勢地方(鈴鹿市)で作られています。1000年以上前から型紙が作られ、着物の文様になくてはならないものとして、武士や町人に重宝がられてきました。伊勢型紙は、美濃和紙を三枚重ねて、柿渋で貼りあわせて...

細かく緻密な文様を切り抜いた小紋型を用いて、一色で染める型染めの一種です。江戸時代武家の裃(かみしも)に用いられていて、武家ごとによって小紋柄が決められていたため、「留柄(とめがら)」とも呼ばれていました。江戸小紋の模様の中で、鮫(さめ)、...

奄美大島・鹿児島県の一部で作られています。現在は生糸を用いて、経糸(たていと)緯糸(よこいと)に、絣(かすり)柄をいれて、1本ずつ柄を合わせながら、織り進みます。大島紬の染めの技法で最も有名なのは、泥染めで、テーチ(車輪梅しゃりんばい)の煮...