帯留めは、通常の帯締めより細い帯締め(三分紐・二部紐)に通して、帯の前を飾るアクセサリーです。
帯留めは「帯止め」と書くこともあります。
飾りの後ろに紐を通す金具がついていて、細い紐を通すようにできています。
帯留めの使い方
◆蝶の帯留めの後ろ・三部紐に通したところ
- まず三分紐(二部紐)に帯留めを通します
- 普通の帯締めのように紐をしっかりと結びます
- 結びめを背にまわします
- 帯留めをずらして正面の位置にもってきます
フォーマル用・おしゃれ用
帯留めはアクセントの一つで、フォーマル用とおしゃれ用に大きく分けられます。
フォーマル用の着物に用いる場合は、着物の格に合わせて選ぶ必要があります。
おしゃれ用には、自由に好みのものを合わせてOKです。
帯留めの素材
帯留めには、さまざまな素材のものがあります。
フォーマル用には、
- 蒔絵(まきえ)
- 宝石
- べっ甲
- 象牙
- サンゴ
などを用います。
おしゃれ用には、
- 貝
- 陶器
- ブローチ
- ビーズ
- トンボ玉
- アンティークの細工
などあらゆる材料の飾りがあります。
さらにカジュアルにするなら、
- ボタン
- 箸置き
- 毛糸のモチーフ
などを使って、自分で作って帯留めにするのもよいでしょう。
帯留めの金具
◆帯留めの金具
帯留め金具の大きさは、2.5センチ×1.5センチくらいです。
この金具をつければ、手持ちのブローチなどのアクセサリーが帯留めになります。
個性や季節を感じさせるものなどを工夫して楽しんでください。
帯留めはきものの着こなしが上達したら、ぜひとも取り入れたいアイテムです。
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