半衿・半襟(はんえり)とは・着物用語
半衿とは、着物を着るとき長じゅばんの衿の上に掛けて、汚れがつくのを防ぐ布です。
女性も男性も、着物のときは半衿をつけます。
礼装・正装の基本は白色
半衿は礼装や正装時は、白色をつけます。
社交の場
社交の場、華やかに装いたい場面では、
刺繍のはいった半衿が引き立ちます。
色柄ものはおしゃれ着の着物に
色半衿、小紋柄等の柄ものの半衿は、
つむぎ・小紋の街着や、
木綿や化繊の普段着着物にあわせます。
普段に着るきものでも、白色の半衿はもちろんOKです。
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夏は素材を変える
夏はすき間(絽目)のはいったものや、麻素材のものを使います。
夏は涼しく見られたいので、もっぱら白や薄い色目にします。
おしゃれ用には変化にとんだ素材も
おしゃれを目的に着物を着る場合は、
どんな半衿をつけてもOKです。
ビーズ、レース、手ぬぐいと兼用の半衿、冬ならなモヘアなど。
白半衿のときはピッタリ取り付けを
半衿は、柄物の場合は少々の緩みは苦にならないものです。
ですが白半衿の場合は、ゆるみがあると目立ちやすいです。
時間に余裕をもって、ぴったりと取り付けるようにします。
半衿がうまくつけられない人は、「バイアス半衿」をつかってもいいでしょう。
「バイアス半衿」は伸縮性があり、衿山のしわや波うちがなくなります。
より美しい衿元を演出できるでしょう。