40代を迎えると、多くの女性が体型の変化に直面します。
特に日本の女性は、太り気味になる、バストやヒップの垂れ、肌の弾力の低下など、様々な悩みを抱えがちです。
しかし、これらは決して避けられない運命ではありません。
適切なケアとライフスタイルの改善で、これらの悩みを軽減し、健康で美しい体を維持することは十分可能です。
ただし、体型維持の解決策は毎日のセルフケアも必要になってきます。
ここでは、体型をカバーする方法で、今もこれからも楽しむという方法をお伝えしたいと思います。
日本に生まれて日本にだけある「着物」をお召になってはいかが?という提案でもあります。
そんなこともあるのだな、とお読みくださると幸いです。
体型をカバーするファッション・着物
◆小紋の着物で軽いお出かけ
近年、観光地で着物を楽しむ人が増えているのをご存知ですか?
日常ではあまり着る機会がない分、特別な日に着物を身にまとうのは魅力的ですよね。
実は、着物の良さはそのファッション性だけに留まらず、体型に関する自己意識を上手く隠すことができる点も大きな魅力の一つなのです。
では着物をおすすめする理由をこれから詳しくご紹介しますね。
体型カバーに着物をおすすめする理由
それは体の細い部分だけを出せること。
着物は体を広範囲にわたって覆うスタイルの服装で、通常、季節によってそのデザインが大きく変わることはありません。
ただし、夏などの季節に合わせて生地の厚さを調整することで、年間を通じて快適に着用可能です。
この服装は、主に体の大きな部分を覆い、特に女性が気にする二の腕やウエスト、太ももなどを目立たなくしてくれます。
一方で、腕や首、足首といった細い部分を露出させることで、スリムに見せる効果があります。
洋服では、体の気になる部分をすべて隠そうとすると重たく見えたり、特に暑い日には不自然な印象を与えがちです。
しかし着物なら、どの季節でも一貫したシルエットで、効果的に体型をカバーすることができるのが大きな利点です。
また、着物は、細身の方々にも魅力的な選択肢です。
多くの人が着痩せ効果を求めて着物を選びますが、
一方で自身の細い体型にコンプレックスを抱える方もいるでしょう。
こうした方々は、着物を着ることで大人っぽさや華やかさを感じられないと思いがちです。
しかし、着物の袖は動くたびに独特の動きを見せ、風に揺れる様子も美しいです。
襟元や帯の立体感も、体に適度なボリュームを加えてくれます。
そのため、細身の体型でも十分な存在感を放つことができ、コンプレックスを忘れさせる効果があるといえます。
着物で細身柄効果をねらう方法
着物を選ぶ際、細見え効果を重視する方は多いです。
ファッションは見た目のおしゃれさだけでなく、スタイル良く見せる役割もあります。
着物では、色や柄の選択でスリムに見せる工夫が可能です。
色選びのポイントは収縮色
収縮色の着物(黒、ネイビー、緑、グレー、茶色など)を選ぶと、引き締まった印象になります。
膨張色を好む場合は、色を全体の半分以下に抑え、収縮色の帯や小物を合わせると良いでしょう。
また、サイズを少し小さめにして露出部分を増やすことも効果的です。
柄選びのポイント
柄に関しては、縦柄を選ぶと目線が縦に流れ、すっきりとした印象を与えます。
上半身は柄の少ないシンプルなデザインを選びましょう。
一方で、下半身が無地だと地味になりがちですので、目を引く柄や華やかなデザインを選んで、バランス良くコーディネートしてみてください。
もともと日本人は着物が似合う体型だった
現代の日本女性は、洋服の似合うメリハリのある体型の方が多いですね。
ですが、着物を日常にも着ていた時代は、ワイヤーのはいったブラやコルセットなどの体型維持をする道具(下着)はなく、
日本女性の体型はかなり寸胴な体型であったと思われます。
そして、着物が似合うとされる昔の日本人の体型に関する特徴は、以下のように詳細に説明することができると思います。
1. なで肩(傾斜した肩)
昔の日本人の体型では、肩のラインが急激ではなく優しく傾斜している「なで肩」という特徴があります。
着物は、肩のラインに沿って自然に落ちるため、急激に角張った肩よりもなで肩の方が着物のドレープが美しく見えます。
なで肩は着物のシルエットをなめらかに見せ、古典的な美しさを引き立てる要素とされています。
2. 首が細くて長め
首が細く、やや長いという特徴は、着物を着用した際にエレガントで上品な印象を与えます。
着物の襟元は首筋を美しく見せるデザインになっており、長めの首がそれを強調します。
また、細い首は着物の柔らかなラインと調和し、優雅な雰囲気を生み出します。
3. 腰の位置が低め
昔の日本人は現代人に比べて腰の位置が低い傾向にありました。
着物は腰回りのラインを重視する衣装であり、低い腰の位置が着物のバランスを良く見せるとされています。
腰の位置が低いことで、着物の帯が適切な位置に来ることもポイントです。
4. 体に凹凸が少ない
昔の日本人の体型は、現代に比べて全体的に直線的で、体に凹凸が少なかったとされます。
着物は体のラインを直接強調するよりも、全体の流れを重視するデザインです。
体の凹凸が少ないと、着物がなめらかに体を包み込み、その流れるようなシルエットが美しく表現されます。
これらの特徴は、着物が伝統的に日本の文化に根付いてきた背景と密接に関連しています。
着物は、その構造上、これらの体型特徴を持つ人に特によく似合うとされており、日本の伝統的な美意識を反映しています。
着物は現代のファッションの楽しみ
現代では、様々な体型の人が着物を楽しんでおり、体型に合わせた着付けの技術やデザインの工夫も進んでいます。
昔の女性のような、なで肩で腰の位置が低いなどの特徴がなくても、現代の人にあった着方ができるファッションの一つです。
着物といっても高級路線のものばかりではありません。
現代では洗える着物の種類も多くなり、手間のかからない普段着にもりようできる素材や色柄はたくさんあります。
40代からの体型カバー 着物で体のラインを隠す?あなたの選択・まとめ
体型をカバーしたい。。。と思っているときに、きものを選択肢のひとつに考えてみませんか。
着物のサイズは少々の体型変化にびくともしません。^^
MサイズからLサイズになっても、スカートやパンツを買い替えることにはなりまませんから、考えようによっては経済的でもあると思います。
<関連ページ紹介>
◆着物をなぜ着るの?儀式のきもの・ファッションのキモノ
◆着物を着てどこに行ったらいい?きものでお出かけしたい初心者中級者
◆着物(和服)と洋服の違いは何?最も大きな違い仕立て方
コメント