◆ほおずき市で
毎年7月9日と10日に行われる浅草のほおずき市に浴衣でお出かけしてみませんか。
この日は特に功徳が多いとされ、「四万六千日の功徳日」といわれています。
厄除けのほおずきだけでなく、たくさんの風鈴が涼やかに鳴りひびきます。
屋台もずらりと並び、浅草の夏の風物詩ですね。
浅草のほおずき市の日程や時間、ご利益やお値段などをみてみましょう。
浅草のほおずき市はいつ?日程や時間
浅草ほおずき市は、毎年7月9日と10日に開催され、その期間中には約100店舗が並び、多くの観光客で賑わいます。
ほおずき市の時間:9:00から20:00まで。
※一部の店舗はそれを過ぎても開いています。
ほおずき市の由来
7月9日・10日、浅草寺では夏の風物詩であるほおずき市が開催されます。
この両日は「四万六千日」と呼ばれる縁日で、参拝すると46,000日分の功徳が得られる特別な日です。
平安時代から観世音菩薩の縁日は毎月18日とされていましたが、室町時代末期頃から、特に功徳が得られる日が設けられました。
浅草寺では月に1度、年に12回の功徳日があり、特に7月10日は46,000日分の功徳があるとされ、「四万六千日」と呼ばれています。
この日は、江戸時代から多くの参拝者で賑わい、前日の9日から参拝が始まるため、両日が縁日となりました。
ほおずき市の起源は明和年間(1764〜72)とされ、愛宕神社の影響を受けて浅草寺でも始まりました。
ほおずきは、お盆の飾りにも使われ、多くの人が求めます。
かつては雷除けの赤とうもろこしも売られていましたが、不作の際に浅草寺で雷除札が授与されるようになりました。
9日・10日の両日、境内は多くの参拝者といなせな売り子で賑わい、朝から晩までほおずき市が続きます。
観世音菩薩の功徳に感謝しながら、ほおずき市を楽しみ、江戸情緒を味わいましょう。
ご利益とほおずきの利用方法
ほおずきはその赤い提灯のような形状から親しまれ、病気を避ける縁起物として知られています。
また、食用の品種も存在します。
かつては、「ほおずきの実を丸ごと水で飲み込むと、大人の持病を治し、子供の虫気(虫によると考えられていた腹痛など)を取り除く」という民間信仰がありました。
これは現代の子供たちにとっては驚きの事実かもしれません。
ほおずきの赤い部分が最も美しく色づくのは8月から9月で、これはちょうどお盆の時期と一致します。
そのため、お盆の飾りとしてよく用いられます。
また、昔の子供たちは「ほおずき笛」という、ほおずきの実を使った遊びを楽しんでいました。
あなたの親世代の中にも、子供の頃にこれを試した人がいるかもしれません。
ただし、浅草寺で販売されているほおずきは鑑賞用であり、食用ではありません。
ほおずき屋以外に風鈴や屋台も
◆ほおずき市 風鈴
ほおずき市では、風鈴もたくさん売られています。
風に吹かれるたびに涼しげな音色を奏で、とても風情があります!
さらに、お腹を満たすための屋台もたくさん並びます。
中でもたこ焼きや広島風お好み焼きが大人気のようです。
ほおずきの値段はいくら?
ほおずき市では、鮮やかな橙色のほおずきが約120店舗で売られています。
どこのお店もほとんど同じ値段で、
- ほおずきの鉢植えと江戸風鈴のセットは2,500円
- 枝ほおずきは1,000円
- かごに入ったほおずきの実は500円
- ひこほおずき(竹ひごにほおずきが一つ)は50円
お守りや御朱印
ほおづき市の二日間限定で授与される「黄札」や「雷除札」、そして「ほおずき市特別バージョンの御朱印」が人気です。
浅草寺で授かる災難除けの「雷除札」は、1868年(慶応4年・明治初年)頃よりはじまりました、500円。(なくなり次第終了)
7月9日と10日の両日に祈祷を申し込むと、通常の白い祈祷札とは違う特別な「黄札」が授与されます。
これらの日は一生分以上の功徳が得られるとされている特別な日です。
「家内安全」や「学業成就」など、家族の願いを祈るために祈祷を申し込むのはいかがでしょうか。
浅草寺へのアクセス方法
浅草寺へは、東武スカイツリーライン、東京メトロ銀座線、都営地下鉄浅草線、東武伊勢崎線「浅草駅」から徒歩約8分、
つくばエクスプレス「浅草駅」から徒歩約5分でアクセスできます。
浅草寺には駐車場がないので、公共交通機関でおでかけを。
ほおずき市浅草2024/いつ?時間/価格やお守り/しまんろくせんにち意味/屋台・まとめ
厄除け災難除けのお参りに特に高徳の大きい日である「四万六千日の功徳日」(ほおずき市)には浴衣がピッタリ。
浴衣で参拝してご利益もいただき、美味しいものもたくさんいただいて元気な夏を過ごしましょう。
◆隅田川の花火大会浴衣で2023・場所穴場スポット・レストラン・スカイツリー
◆熱海の花火大会2023はいつ?場所や時間・雨天は?
コメント