行事などで着物を着る機会に、購入するかレンタルするか。
「振り袖」や「七五三の着物」「袴」などはめったに着る機会がない衣装ですから、
「フルセットでレンタル」を選ぶことも増えています。
この「フルセットでレンタルする」は、文字通り、「セットですべてレンタルできます」ということ。
これで安心なのですが、ちょっとだけ注意点があります。
初めてレンタルするという方、念頭に置いていただきたいことをお伝えします。
着物のフルセットのレンタル・具体的に
着物の「フルセットレンタル」は、着用して出かけることができるまでの、
衣裳や小物の全てがセットになっている、という意味です。
ですから通常は、着物姿になるために必要なものすべてをいいます。
着物姿になるのに必要なもの
- きもの
- 帯
- 帯締め
- 帯揚げ
- 長じゅばん
- 半衿
- 伊達衿
- 帯板
- 帯枕
- 腰ひも
- 伊達締め(または着付けベルト)
- 衿芯
- 足袋(購入のことも)
をいいます。
外出にあたって必要なもの
また外出にあたって必要なものも含まれます。
- 草履
- バッグ
- 末広
これらをセットの一式に含めているのが普通です。
ここまではポピュラーなフルセットのレンタル内容です。
ほかに含まれることがあるもの
ほかにも、
- 着物用の下着
- 補正用品
- 和装ストッキング
を含めるところもあります。
これらは肌に直接つけるまたは自前での代用がきくので、セットにない場合もあります。
セット内容の中にあるのかどうか確認をしておきましょう。
フルセットレンタルの注意点
◆紺色の訪問着姿
着物姿になるためのフルセットですから、安心して利用できるようになっていると思っていいのです。
ですが、下着やストッキングな、直接肌にふれるものについては、
セットに入らず、「購入」の場合があります。
- 購入する必要のあるものと値段の確認を
レンタルする着物によりセットされるもの
レンタルする着物により、必要となる小物はかわります。
たとえば、末広(扇子)は留袖にセットされます。
七五三女の子用には、髪飾りがセットされることが多いです。
気をつけたいのは、女性用の髪飾り。
着物を着ると、髪をアップにする方が多いですが、着物のレンタルに髪飾りはセットされていません。
着付けについて注意したいこと
自分で着られない方は、着せてもらうわけですが、
美容院などで着付けを依頼する場合は、レンタルのセットの内容をあらかじめ伝えておくとよいでしょう。
(体型補正のための)タオルを数枚用意してほしいといわれることもあります。
より美しい着物姿になるために、過不足がないことを確かめておくと安心です。
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