染液の入ったかめの中では緑色をしていた布や糸が、
取り出して空気中の酸素で酸化させると、青い色になります。
藍染の青い色は、染色を繰り返すことで色の調整をします。
具体的には、「染め液のはいったかめに布などをつけ、空気にさらす」
という作業を繰り返すことで、藍の色を濃くしていきます。
その回数が少ないと薄い色、回数が多いと濃い色になります。
藍染の色の名前
「甕覗(かめのぞき)」
一番薄い藍染めの色。
ほんの少しかめを覗いたくらいにつけただけ、という意味合いです。
「藍色」
「空色」
「水色」
「納戸色」
「標(はなだ)」
「紺」
「鉄紺」
「茄子紺」
「留紺」
など、藍の濃さによって古くから、それぞれの色名がついています。
時代や用途によって、数十種類もの色名が残っています。
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