女性が着物のとき、化粧道具や鏡などを入れ、胸元のポイントとして飾る箱状の装飾品です。
筥迫は、金襴(きんらん)、緞子(どんす)、羅紗(らしゃ)などの生地に、
華やかな刺繍が施されており、飾り房が付いています。
武家の婦人のみだしなみ
江戸時代に武家の婦人が用いていた小物入れです。
身だしなみとして、紙、櫛、楊枝、小銭などを小箱に入れて、
懐にさしていたものが、現代に受け継がれています。
「いつも身綺麗にします」という意味があります。
現代では、筥迫を装飾品として飾るのは、
花嫁と七歳の女の子のお祝い、十三歳のお祝い(十三参り)くらいです。
コメント