七五三の7歳女の子の着物の着せ方をお伝えします。
着せ方のコツについてもお話ししますね。
体系に合わせたサイズに肩揚げ、腰揚げをしてから始めています。
(おはしょりのある着物での着せ方ではありません。また帯は作り帯です)
7歳女の子の祝い着の着せ方
着方の順は、
- 下着と足袋をつける
- 長じゅばんを着せる
- 着物を着せる
- 帯をつける
- 帯締め・帯揚げをする
- しごきをつける
- はこせこ・扇子をつける
下着・足袋をつけてから長じゅばんを着せます。
長じゅばんの衿は首にぴったりとつけ、ひもをしめます(伊達締めはなし)。
着物の着せ方とコツ
◆7歳祝い着の着物を着せる
首の後ろに着物の衿をつけ、背の中心線が背中の中心にあることを確認します。
衿は本人の右から合わせ、長じゅばんの衿が5ミリから1センチ出るように合わせます。
着物に付いた紐を体にそわせて結びます(ぎゅっと締めつけないで)。
◆7歳祝い着の着物の着せ方 伊達締め
伊達締めは前合わせをおさえるつもりで、体に沿わせて締めます(ぎゅっと締めつけないで)。
たもとが邪魔にならないよう、腕にかけて着せましょう。
帯をつける
帯をつける前に、 フェイスタオルをたたんで背のウエスト部分につけます。
伊達締めのときにつけてもいいですし、伊達締めの上から腰ひもを利用してつけてもよいです。
(帯飾りを安定させるため)
帯をつけるときはふらつきやすいので、足を肩幅にひらいてもらいます。
◆7歳祝い着の着物の着せ方 帯をつける
帯飾り(帯結び)と胴帯が別の場合は、胴帯をつけてから帯飾りを。
帯飾りについているフックは、胴帯にしっかりとかけます。
今回の帯は胴帯に帯飾りがついているタイプで、帯飾りの位置を確かめて胴帯をします。
※帯飾りの一番上が肩のたかさと同じか、少し上に出るくらいの位置で。
◆7歳祝い着着物 帯のひもを結ぶ
帯についている紐は、前でしっかりと結び、帯の中にいれます。
帯の上に紐があることが多いですが、帯の下を引き締めるようにしてください。
帯締め・帯揚げ・しごきをつける
帯をつけたら、帯締めをしっかりと引き締めてしめます。
その後帯揚を飾ります。
今回は本結びにしましたが、7歳の子には入組(いりく)結びもおすすめです。
◆帯揚げは入組衿飾り
「しごき」は幅5センチほどになるように調整して(二つ折りしてさらに三つ折りくらい)、帯の下に半分から三分の二かけて、左後ろに蝶結びします。
◆7歳女の子の晴れ着 帯締め・帯揚げ・しごき
しごきは長すぎない方がバランスが良いです(ひざ下まで)。
7歳女の子の晴れ着着付け完成
◆7歳女の子晴れ着 完成
はこせこと扇子をつけて完成です。
7歳祝い着着せ方のコツ
7歳の女の子の着物は、3才のときとは違い帯を結ぶ着付けをします。
これが7歳の女の子のお祝い「帯解の祝い」という儀式です。
まだ幼い子供なので、苦しくないように着せてあげてください。
着せるときのコツは、
- 髪のセットやお化粧を済ませ、下着と足袋をつけてから
- 長じゅばん、着物、紐類は体に沿わせる
- 振り袖は腕にあずけて着せる
- 帯や帯締めをするときは、足を肩幅にひらいてふらつかないようにする
- 引き締めるところは帯揚げだけ
7歳女の子の祝い着の着物 着せ方のコツ(帯解きの儀)・おわりに
ここでは肩揚げ、腰揚げをしてから着せています。
また帯は、胴帯に帯結びがついている作り帯です。
できるだけ苦しくならないよう、紐の締めすぎに注意してくださいね。

7歳の女の子の身体は細いので、帯を安定させるために、胸から腰にかけてスポーツタオルを巻いても良いです。
そのうえで背中にもタオルをたたんで、帯飾りを安定させるとより気姿が映えます。
(きらこ よしえ)
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