七五三の3歳女の子の着物を、お母さまが着せる方法を紹介
します。
3歳の子の着付けは難しくないですよ。
帯をしないですし、「被布(ひふ)」はボタンをするだけ。
初めてというお母様でも着せてあげられるよう、順をおって画像付きでお話しします。
- 3歳の女の子・七五三に必要なもの
- 付属品は何が必要か
- 着物(祝い着)の着せ方
では順をおって詳しくお伝えします。
3歳七五三の着物と必要なもの
◆初めての七五三・3歳女の子
3歳着物の着付けに必ず必要なもの
3歳女の子の着物で絶対必要なものは以下の5点です。
- 長じゅばん
- 着物
- 被布
- 草履
- 足袋
この5点はセットになっているものには当然含まれているはずですが、中には足袋が入っていないセットもあるので注意してください。
着付けに必要なもの(ある方がよいもの)
そのほかに、これもあるとよいと思うものをあげます。
- 伊達衿(着物の衿を華やかにする)
- 巾着
- 髪飾り
- 着物用下着
- 収納ケース
これらは、たいていの七五三の祝い着にセットされていることが多いです。
もしなければ、単品で購入することができます。
3歳七五三のセットの例
◆3歳女の子のお祝い着のセット例(えりまきも)
それなら「セット」で購入すれば大丈夫、といえますが、ちょっと待ってくださいね。
セットの中身はよく確認してくださいね。
というのも、あるはずと思っていた小物がない!ということがあるからです。
注意したいのは「足袋」と「髪飾り」!
中でも注意したいのが「足袋」と「髪飾り」です。
足袋は草履をはくのに必需品ですが、セットになっていないことが多いです。
別途購入することになっている場合が多いので忘れないようにします。
足サイズの確認は必ずしてください。
そして「髪飾り」がセットされていないことも多いです。
これも好みのものを別途購入すればよいのですが、どれを選んだらいいか迷います。
着物の色柄にあったものがセットされている方が安心でしょう。
お祝いの衣装ですから「髪飾り」があった方が確実に映えます!
次に、着せる前のステップとして、サイズの確認も。
3歳の女の子の着物のサイズについて
一般的な3歳の女の子の着物は、身長95センチの子にちょうどよいサイズに出来上がっています。
前後3~4センチの違いであれば、このまま着用できます。
もしこのままでは短いとしても、「腰あげ」があれば丈が出せます。
反対に長すぎるなら、同じく「腰あげ」して短くできます。
「腰あげ」は丈の調整のため
◆腰あげ
腰あげというのは着物の丈を長くしたり短くするためにあります。
上の画像をみてください。
ウエストから腰付近にタックをとってありますね、これが「腰あげ」です。
購入時点で「腰あげ」はとってあります。
- 子供の身長が高く裾を長くしたいときは、腰あげ(タック)をほどいて必要な長さだけだして縫いなおす。
- 子供の身長が低く裾を短くしたいときは、腰あげ(タック)をほどいてちょうどよい長さになるよう腰あげを縫いなおす。
「肩あげ」は袖の長さの調整のため
◆「肩あげ」
また両肩のところにもタックがとってあるはずです。
これは「肩あげ」といい、着物の袖の長さを調整するためにあります。
(※たもとの長さの調整ではありません)
- 袖を長くしたいときは、肩あげ(タック)をほどいて必要な長さにして縫いなおす。
- 袖を短くしたいときは、腰あげ(タック)をほどいてちょうどよい長さになるよう肩あげを縫いなおす。
「肩あげ」は長じゅばんにもある
「肩あげ」は着物だけでなく、長じゅばんにもほどこしてあります。
調整するなら着物も長じゅばんも、両方おこなってくださいね。
3歳女の子の着物・購入するとき気をつけたいこと
◆三歳女の子の着物の長じゅばんに腰ひもがついている
購入前にこの点をチェックしておきましょう。
「腰ひも」が縫い付けてあるかどうか。
着物と長じゅばん共に「腰ひも」が縫い付けてあることが多いです。
腰ひもが縫い付けてあるものが着せやすいです。
◆三歳女の子の着物、腰ひもがついている
腰ひもが縫い付けられていない場合は、2本腰紐がついているはずです。
七五三3歳の女の子の着物の着せ方
では着せてみましょう、初めてのお母さんでもできますよ。
1・肌着を着せ、足袋をはかせる
最初に肌着を着せて、足袋をはかせます。
※肌着は洋服のときのものでもかまいません。
2・長じゅばんと着物をセットにして、腕を袖に通す
長じゅばんと着物の袖を重ねて(セットにして)、腕を袖に通します。
3・長じゅばんの後ろ衿を首につけて、紐を結ぶ
長じゅばんの後ろ衿を首につけます。
本人にとって右の衿についている長じゅばんの紐を、左の脇の穴に通して背中にまわし、前にもってきます。
長じゅばんの左の衿についている紐を背中に回し、前に持ってきます。
蝶々結びをします。
そのとき体を締め付けないように結んでください。
4・着物を着せ紐を結ぶ
着物の後ろ衿を首につけます。
長じゅばんと同じ方法で紐を通して、前で結びます。
長じゅばんの衿が1センチくらい見えるように、前の衿を合わせて着せます。
◆着物の紐を結ぶ
紐の結びめは、真ん中でなく左右少しずらして胸を圧迫しないようにしましょう。
5・被布を着せて完成
◆被布を着せる
被布に袖を通します。
スナップボタン(3~5か所)を留めます。
3歳女の子の着付けが完成しました!
◆七五三3歳女の子着せ付け完成
このあと、髪を結って髪飾りを付けます。
バッグ(巾着)を持ち草履をはきます。
七五三 3歳女の子着物の着せ方/ママが自分で/必要なもの一覧/画像で説明・まとめ
七五三の3歳女の子の着物を着せるにあたって、必要なものと着せ方をお話しました。
忘れ物のないよう、早めに用意してくださいね。
特に足袋、髪飾りがセットになっていないことがあるので、注意してください。
肌着は和装専用のものでなくても、普段の下着でOKです。
草履が慣れずに疲れやすいので、神社参拝には履きなれた靴を持っていくと安心です。
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