初穂料(ご祈祷料)は神社への謝礼のこと
。
七五三のおはらいを受け、祝詞(のりと)をあげてもらうお礼金です。
神様に奉納する金銭の意味なので、「御玉串料」ともいいます。
初穂料をいれる袋は、赤白の蝶結びの熨斗袋(のしぶくろ)ですが、なければ白封筒でも大丈夫です。
現代では、受付で現金を手渡すところもあります。
名古屋市にある熱田神宮の例で、相場や予約や祈祷時間などお伝えしますね。
初穂料(祈祷料)の相場
神社へのお礼は、はっきりしていないところも多いです。
しかしながら近年、大きな神社ほど金額を明示することが多くなっています。
愛知県名古屋市「熱田神宮」の場合
◆熱田神宮御祈祷所
中部地方で最も有名な名古屋市にある熱田神宮の場合です。
「熱田神宮」は、三種の神器のひとつ(草薙の剣)が安置されている神社で、格式が高い神社です。
◆熱田神宮の七五三の受付案内と祈祷料
受付に大きく張り出された「ご祈祷料」、金額がはっきり書かれています。
金額はこの三種類と明示されています。
六千円、八千円、一万円以上。
偶数の金額になっていますね。
◆熱田神宮のご祈祷料金表
2021年10月中旬に行ったので確認しましたが、同じでした。
初宮参りや家内安全、商売繁盛などなど、いろんなご祈祷(お願いごと)がありますが、
どのお願いごとも一律この金額が申込書のところにかかげてありました。
これなら迷うことはないですね。
多くの人が訪れるので、明瞭な料金体系になっているということでしょう。
申込書を書き現金でおさめる
◆熱田神宮の七五三ご祈祷の申込書
七五三のご祈祷の申し込みは、受付にある七五三用の用紙に、住所・指名・生年月日を記入して、初穂料をおさめる方法です。
封筒にいれて申し込みするわけではありません。
ですから初穂料分をキッチリと用意する必要はありませんし、新札でということも気にしないでいいでしょう。
初穂料の金額により、おさがりの内容はかわるようです。
申込用紙の記入が終わったら、神楽祈祷受付の巫女さんに渡し受付を済ませます。
待合所で待ち、時間になったら案内されます。
神楽殿にはご両親様以外にも祖父母様も一緒に同行することができます。
熱田神宮は予約不要
熱田神宮は七五三のご祈祷に際して、予約は不要です。
平日・土日祝をわけず常時受け付けています。
ご祈祷にかかる時間
だいたいですが、30分おきにご祈祷が行われています。
20分ほどでひとグループが終わるという感じです。
初穂料(祈祷料)がわからないとき
初穂料があらかじめわからないときは、白封筒と、千円札を9枚用意すれば大丈夫でしょう。
初穂料・料金相場
料金のわかる神社を調べたところ、七五三の初穂料の相場(目安)は5千円くらいからです。
小さな神社(失礼な言い方ですみません)ほど、ご祈祷の予約が必要な場合があるので、予約の有無を直接問い合わせていただくとよいと思います。
初穂料/ご祈祷料を封筒に入れるときの書き方
ご祈祷料は赤白の蝶結びの熨斗袋(のしぶくろ)または白い封筒に入れます。
上段には「御初穂料」または「御玉串料」、下段には子供本人の名前をかきます。
七五三のご祈祷で最も混む時間帯
お日柄の良い日の午前中、10時~11時前後が最も混みます
。
要予約であれば、早めに予約をしておきましょう。
また神社への道順、車なら駐車場を、あらかじめ確認しておきましょう。
七五三の初穂料 祈祷料はいくら?予約と祈祷時間/混雑/熱田神宮の場合・まとめ
初穂料の相場は、5千円~8千円。
大きな神社ほどご祈祷料がはっきりしているようです。
ご祈祷予約が必要な場合もあるので、必ずお出かけの神社に事前確認してくださいね。
七五三豆知識
七五三のお祝いは、子供の成長を感謝して氏神様にご加護を祈る年中行事です。
男の子は家督を継ぐ意味もあって三歳と五歳(あるいは五歳のみ)、女の子より早くにお祝いをする習わしがあります。
元は、三歳は髪を伸ばし始める「髪置(かみおき)」という儀式から、五歳は初めて袴をつける「袴着(はかまぎ)」という儀式から、
そして七歳は、それまでの紐付きの着物に代わって、本仕立ての着物を着るようになる「帯解(おびとき)・紐落(ひもおとし)」の儀式がそのまま残って、七五三の儀式へとつながっています。
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