七五三のお祝いで、神社に参拝する際の、参拝の作法を紹介します。
神社のマナーを知っておくと、参拝やご祈祷を安心して気持ちよくすすめることができると思います。
参拝の手順や七五三のご祈祷はどんなものかなどを、手短に紹介します。
七五三の神社参拝のマナーをしっておこう!
七五三のおまいりは、子どもの成長と健康を祈る日本の伝統的な行事です。
そんな特別な日に、神社に参拝する際のマナーをしっかりと押さえておきましょう。
七五三のおまいりに何か決まりはある?
神社の参拝をスムーズにすすめるために行うことは、
まず、鳥居をくぐる前に一度立ち止まり、軽く頭を下げて礼をします。
参道は神様が通る中央の道を避け、左右の道を歩きます。
手水舎(ちょうずや)があるので、参拝前に手と口を清め、心を落ち着けます。
<手水舎(ちょうずや)の作法>
手水舎での作法を覚えておくとよいですね。
一連の流れはこのような順ですが、手と口をすすげば大丈夫です。
- まず右手に柄杓(ひしゃく)を持ち、水を受けて左手を清める
- 柄杓を左手に持ち替えて、右手を清める
- 再び柄杓を右手に持ち代え、左のてのひらで水を受けて口をすすぐ
- 左の手のひらを清める
- 最後に柄杓を縦にして、柄の部分に水を流して清める
- 元の位置に柄杓を伏せて置く
拝殿についたら、まずお賽銭を入れ、鈴があれば鳴らします。
その後二回深く頭を下げ、二回手をたたき、最後にもう一度深く頭を下げます。(二礼二拍手一礼)
神社を訪れてすること、どういう順番かまとめると
1. 鳥居の前で一礼
2. 参道を歩く
3. 手水舎でお清め
4. 神前での参拝
5. お賽銭や祈祷の申し込み
お賽銭に決まりはあるのでしょうか
特定の金額という決まりはありませんが、気持ちを込めて清らかな心で捧げることが大切です。
お賽銭は、多くの人が願い事が叶うための対価として考えることがあるかもしれませんが、本来は神様への感謝を示すためのものです。
お賽銭の起源には諸説ありますが、もともとはお米を白い紙に包んで神様へ捧げる代わりとして始まったという説が知られています。
お賽銭に使用するお金は、硬貨が多いですが、紙幣でも問題ありません。
お賽銭の金額については、特定の金額が定められているわけではなく、心からの感謝を込めて選ぶことが大切です。
また、高い額を納めることが願いが叶うわけではありません。
お賽銭の額を決める際の参考として、縁起を担ぐ語呂合わせがあります。
例えば、「五円玉は”ご縁”がある」とか「二十五円で”二重のご縁”を」といったものが知られています。
お賽銭で重要なのは金額ではなく、心からの感謝の気持ちです。
そのため、お賽銭を納めないことも許されます。
神社に参拝する際は、この考え方やマナーを心に留めて、心からの感謝を神様に伝えることが大切です。
七五三の祈祷ってどういうものですか?
◆七五三 ご祈祷
七五三の祈祷は、子供の成長と健康を神様に感謝し、さらなる健やかな成長を祈るためのもの。
ご祈祷(きとう)は「ご祈願」ともいい、神さまのご守護をいただけるように願い求める神事なのです。
七五三の祈祷の謝礼、初穂料(玉串料)の相場は?
神社や地域によって異なりますが、目安として5,000円~10,000円程度が一般的です
具体的な金額は、訪れる神社の案内やホームページを参照してください。
神社によっては料金がはっきり表にして用意されているところもあります。
2人で初穂料は5000円×2で1万円ですが、神社によっては、2人目からは割引料金を設定している場合もあるので、よく確認しておきましょう。
七五三の、のし袋の選び方と書き方
七五三ののし袋は、表書きには「初穂料」または「御初穂料」と記入します。
七五三では紅白の蝶結びの水引がついているものを選びましょう。
蝶結びのものは、何度でも結び直しができるということから「繰り返してもよいことを祝う場合」に使用します。
のし袋の書き方は、「初穂料」または「御初穂料」と記載します。
その下に、お子様のフルネームを明記してください。
もし名前の読み方が一般的でない場合や難しい場合は、フリガナも添えて記入すると丁寧になります。
七五三の祈祷の申し込み方法は
神社の受付や事前にホームページなどで確認し、必要に応じて予約や申込を行います。
当日申し込みの場合は、神社の境内に置いてある「ご祈祷申込書」に、住所・氏名・青年月日、お願い事などを記入し、初穂料(祈祷料)を添えて祈祷受付に提出します。
ご祈祷の受付時間は、およそ9時から16時半となっています。
七五三の祈祷の手順・順序
◆ご祈祷を待つ子
七五三のご祈祷にあたりその手順をまとめると、
1. 事前に申し込み(必要であれば)
2. 当日、受付での手続き(受付でのし袋や謝礼を渡す)
3. 指示に従って祈祷場所へ移動
4. 神職の方の祈祷を静かに聞く
5. 祈祷終了後おさがりなどいただく
このように、七五三の参拝や祈祷は特別なもの。
しっかりとしたマナーを守りながら、子供たちの成長を感謝し、これからの健やかな成長を祈りましょう。
御祈祷の流れについて
神職の方の祝詞(のりと)が終ると玉串が手渡されるので、祭壇の前に進みます。
右手に根左手に中央あたりを持ち、右に回転させて根を自分に向けてから、また右に回転させて根を祭壇に向けます。
そして玉串を祭壇にささげ、一歩さがって姿勢を正します。
次に二礼二拍手一礼の作法をします。
深く二回おじぎをし、胸の前で拍手を二回(拍手のことをかしわでともいいます)そして一回おじぎをします。
そして席にもどります。
七五三の神社での参拝方法、お参りの作法はこれでOK!神社のマナー・まとめ
参拝方法は、堅苦しく考えなくても大丈夫です。
参道は中央を歩かない、気持ちを落ち着けてご守護を祈ります。
ご祈祷を申し込んだら、あとは案内に従っていけば大丈夫です。
大きな神社では、何家族か何人かをまとめてご祈祷するので、拝殿に上がる時間は15~20分ほどになるかもしれません。
※神社はクレジットはないので、おつりのないように現金を用意します。
<関連ページ紹介>
◆七五三の初穂料(祈祷料)はいくら?熱田神宮の場合・祈祷と予約時間
◆2023年七五三のお参りはいつからいつまで?お日柄・年齢は満?かぞえ?
◆七五三・3歳女の子のきものの着せ方・ママが自分で・必要なもの一覧
◆千歳飴・由来と意味・どこで買える?食べ方
コメント