花嫁が和装で結婚式をあげるとき、日本髪を「文金高島田」という結い方にします。
「文金」というのは、八代将軍吉宗の頃の小判を文金と呼んでいましたので、
文金という名称はその時から始まりました。
「文金高島田」日本髪
江戸時代、未婚女性や花柳界の女性が多く結った「嶋田髷」という髪型を、
高い位置で格調高く結い上げたものです。
かつら合わせ
かつらを合わせる際は、まげの位置などで印象が変わるので、
自分に似合った、頭にフィットするものを選びます。
頭にすっぽりとかぶる「本かつら」が一般的ですが、
自分の髪を利用して結い上げる「七分かつら」「五分かつら」もあります。
かつらの色は、黒以外に茶系のものもあります。
重いかつらで頭痛がおこることも
昔のかつらは重かったです。
花嫁になって初めて「文金高島田」のかつらをかぶると、
頭痛や肩こりを起こすこともありました。
現代は、400~500グラムくらいの軽量のかつらが主流です。
綿帽子か角隠しをかぶる
挙式の時には、これに「綿帽子」か、「角隠し」をかぶります。
綿帽子は白無垢のみに、
角隠しは色打掛と本振袖に着用するのが正式とされています。
「綿帽子」は花婿以外には顔を見せない、古来の風習から受け継がれています。
また「角隠し」は、角を隠して従順に従うという意味合いがあります。
披露宴でははずして、かんざしやこうがいを飾ります。
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