「片身替わりの着物」というのは、着物の左右が別々の生地で仕立てられた着物をいいます。
写真のように、背中心から左右が分かれた姿です。
「片身替わりの着物」は、能装束にもある柄付構成で、舞台映えする立ち姿になります。
着物は着るものであるので、普通に着用するには生地質は同じものが適しています。
仕立ては、着物用生地(反物)を2種類使用して仕立てるので、残りの反物からもう一枚の着物を仕立てられます。
左右にはっきりと模様や生地が分かれているため、ほっそりと見え、インパクトのある着物姿になります。
男性用の着物と女性用の二枚の着物から片身替わりの着物に作り替える、
一部傷みのある着物の再利用できるところを合わせて、片身替わりの着物にしてもよいですね。
全く別の着物に生まれ変わるので面白みがあります。
仲良しの母娘で、またお友達と、二反を片身替わりの着物に仕立てるというのもいいですね。
この写真のような色が若干異なる色を用いると、しゃれた印象になり、ハイセンスな着物のおしゃれを楽しめると思います。
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