冬は和装(着物)のときも、洋服のときと同じように寒さ対策として防寒用コートがいりますね。
でも何を選んだらいいか分からない。
そんなときの防寒用コートの選び方をまとめてみました。
お出かけ先によって必要なコートはどれかな?と、考えるヒントにしてください。
和装(着物)の防寒用コートの種類
和装(着物)の防寒用コートについてまず順にお話しします。
和装(着物)の防寒用コートの種類は、
- 羽織
- ショール
- 道行コート
- 道中着
- ケープおよびポンチョ
- 和装コート
1・羽織
◆橘の模様の羽織
着物の上に羽織る上着の代表が「羽織」。
肌寒くなるもみじの頃から桜が咲くくらいまでの時期に羽織るもの。
洋服で言うカーディガン的な存在 なので室内での着用もOK。
丈の長さは色々ありますが外出用としては現代はひざ丈程度の長さが主流。
2・ショール
◆着物用ショール後ろ姿
マフラーのような感覚で肩周りに羽織って防寒します。
大判のショールで腰あたりまで隠れる大きさのものが防寒には適しています。
着物用でなく洋服用のショールでも着物に合っていれば問題ありません。
3・道行(みちゆき)コート
◆黒地の道行コート
着物のコートとしてはとてもスタンダードな「」道行衿のコート」。
衿が額縁のように四角く、 カジュアルからフォーマルなシーンまで幅広く使えます。
4・道中着( どうちゅうぎ)
◆道中着
衿合わせが着物と同じ形で、前に紐がついてそれを結んで留める防寒着。
主にカジュアルな外出用のコートです。
無地や上品な柄を選ぶことで、少し改まった席への利用も可能。
5・ケープおよびポンチョ
カジュアルでおしゃれ感のあるケープやポンチョも、着物の防寒としては楽しめます。
気軽な外出用に。
袖ががないので 着物の上から簡単に 着用できます。
洋服用のものでも着物に合えばOKです。
6・和装(着物)コート
和装(着物)専用のコート。
衿と袖周りが幅広く作られています。
胴回りも帯を考慮したゆったりとした作りになっています。
素材はウールや別珍ど防寒に適した素材が使われていいて、寒さ対策としては最も力強い味方でしょう。
和装(着物)の防寒用コートの選び方
まず防寒用コートを選ぶにあたってのポイントを。
初冬か真冬か
防寒用コートの選び方のポイントはこのふたつ。
- 初冬か真冬か
- 長距離かどうか
寒くなりかけの初冬か、それとも真冬の雪がふるほどの気温かどうか
- 羽織
- ショール
のいずれかを利用すればよいでしょう。
羽織の上にショールを重ねるのはOKです。
- 道行コート
- 道中着
- 羽織+ショール
道行コートや道中着にショールを重ねるのはOKです。
- 和装(着物)コート
- 道行コート・道中着・羽織+大判の厚いショール
ケープおよびポンチョは気軽な外出にはいつ利用してもよいですが、ちょっとあらたまった席は向きません。
道中が長いか短いか
乗り物でなく、外にいる時間が長いかどうかもチェックポイント。
屋外の時間が長いなら、しっかりと防寒したいですね。
手首があたたかく、丈の長いものがおすすめ。
道行コートと道中着は薄い
道行コートと道中着は、裏地が付いているものの表生地は主に絹。
そのためダウンや羊毛のようなあたたかさとまではいきません。
寒がりの方は、温かい下着を重ねるなど工夫が必要になることも。
最も寒い時の対応は、羽織+和装コートがおすすめ。
羽織は室内でも脱がなくてよいので、最も保温効果のある和装コートを重ねて。
和装・着物のときの防寒用コートの選び方・お出かけ先はどこ?まとめ
着物の防寒には、コートだけでなく手袋やマフラーなども加えて対策してください。
足元は「防寒用の草履」を利用するとあたたかです。
大判のショールは、羽織や道行コートの上にも使えあるととても重宝します。
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