「普段はどんな着物をきているんですか?」と聞かれることがあります。
着付け教室では、仕事モードの紺系の着物が多い私です。
きっと「着物を日常に着るにはどんなきものがよいのかしら?」とお考えなのでしょう。
そんなときにお答えしている、私の普段着着物スタイルについてお伝えします。
手間がかからず気軽な着物
着物を普段(日常)に着るためには、細かいことを気にせず気軽に着られることが何よりです。
そのためには、
- 少々の汚れがついても目立たない
- シワになっても目立たない
- 身体の線が目立たたない
- 自分で手洗いできる
といった点をそなえているきものです。
私の場合は、裏地のない木綿かウール素材の着物、または裏地のある化繊の着物が普段用です。
色は茶、紺系統。
模様は、地が多く模様が少しか、細かな模様がたくさんある着物が気にいっています。
普段用の着物と帯、私はこんな風にして過ごしています。
私の普段用着物よく着用するもの
春、秋、冬の普段着で、よく着用するものベスト3です。
左が化繊で右二枚はウールです。
普段着の要素(汚れ、シワ、体型が目立たず、洗いやすい)があり、
なおかつ、「着心地が楽」なものです。
ついついこの三枚に手がのびてしまうのは、帯との合わせがしやすいからでもあります。
普段着物に合わせる帯は半幅帯
普段に着物を着るときは、「半幅帯」をしめています。
結びかたはその時の気分で変えています。
よく結ぶのはこの結びです⇒「花角出し内巻き(半幅帯)の結び方とアレンジ・手順を写真入りで解説しました」
誰にも会わないし外出もしないときは、「貝ノ口」を結んでいます。
これなら椅子にもたれても平気です。
食事でも仕事でも椅子生活が多いので、一番気楽に過ごせます。
そして帯締めはいつもしています。
理由は帯締めがある方がバランス的に落ち着くからです。
生徒さんが教室におみえになるとき
着付け教室に生徒さんがおみえになるときは、自装のときはそれにふさわしいものを着ています。
そうでないときは、お太鼓を結んでいます。
そのときも自分の結びやすい帯を選びがちです。
3本くらいの使いやすい名古屋帯をいつも選択してしまいます。
結びやすく着物に合わせやすい帯は、つよい味方です。
色足袋・上っ張りを活用
足袋は白でなく、色付きで底が黒いものをよく利用します。
また、寒い季節は上っ張りを羽織り、家事をするときは割烹着が欠かせません。
上っ張りは着物でリメイクしています。
上っ張りにも割烹着にもなる便利さで⇒「着物リメイク・ほどかず衿を活かして短時間で割烹着(上っ張り)にしてみました」
普段に気軽に着られる着物と帯・定番の三枚のきものスタイルまとめ
普段(日常)に着物を着て過ごすなら、汚れシワが目立たず家庭で洗えるものを。
私は、木綿かウール素材の着物、または裏地のある化繊の着物が普段用です。
色は茶、紺系統、柄の多いもの。
半幅帯を合わせ、帯締めを使用しています。
防寒には上っ張り・割烹着を利用します。
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