◆ポリエステル100%の洗える着物
洗える着物は洗濯機で洗えるのが魅力ですね。
でも洋服と一緒に洗濯機にポイ!して本当にいいのかしら?
洗いあがって脱水の終わった着物を、洋服と同じように干す。
確かに手軽で、これでもOkな場合もあります。
ただこれまでの経験でいうと、型崩れしたりシワがついたりする場合がありました。
そこで「大切な洗える着物」はもう少し丁寧にがおすすめです。
型崩れせずシワがつかない洗い方をお話しますね。
丁寧な洗い方の基本
1・きものはネットに入れて
着物は面積が大きいので、洗濯機の中でもまれるうちに他の洗濯ものと絡みやすいです。
絡むと取り出すときに縫い目に力が加わり、糸が切れる・型崩れすることがあります。
それを防ぐため、たたんで洗濯ネットに入れて洗います。
着物のたたみ方は「袖だたみ」でも「本だたみ」でもOKです。
汚れやすい衿元・袖口・裾は、汚れが気になるようならあらかじめ洗剤をつけておきましょう。
※洗濯ネット1枚につき入れる着物は1枚に
※スラックス用の洗濯ネットも使いやすい
2・洗剤はおしゃれ着用洗剤で
◆おしゃれ着用洗剤
洗剤は「おしゃれ着用の中性洗剤」を使います。
容器に書かれた基準を守って、洗濯量と洗剤は適量で。
※蛍光剤や漂白剤の入ったものは色落ちの原因になるのでやめましょう
3・脱水は短め・陰干しがおすすめ
最後の脱水時間のおすすめは30~50秒。
水分がまだ残る重みのある状態ですが、このまま形を整えて着物ハンガーに。
絹製品のような注意はいりませんが、室内または直射日光のあたらない陰干しがおすすめ。
洋服用のハンガーだと肩の縫い目でないところに型がつくことがあります。
着物ハンガーがないときは代用品をためしてみて⇒「着物ハンガーがない!代用品は自作できます・おすすめの方法は」
4・基本アイロン不要です
干し終わった洗える着物は、ほとんどシワがないでしょう。
そのためアイロンをかけることはありません。
もし気になるシワがあれば、あて布をして中温のアイロンをかけましょう。
洗える着物はいつ洗う?
気軽に洗えるとはいえ、着用のたびに洗う必要はないですよ。
- 汚れたかな?
- 汗をかいたわ
というタイミングでOKです。
洗える着物(ポリエステルきもの)洗濯表示の例
◆洗える着物の洗濯表示タグ
これは鹿の子絞りの染色をしたポリエステル素材の着物です。
「洗濯表示」を見てみると、「弱」となっているので、洗濯機の「弱モード」で。
着物に付いている「洗濯表示」は、最初は確実に確認してくださいね。
洗える着物の洗い方は洗濯機にポイ!でいいの?型崩れを防ぐ洗い方まとめ
洗濯機にポイでもよいですが、丁寧に扱うことで傷みや崩れが減ります。
洗濯ネットは、たたんだ着物がちょうど入る大きさがベスト(より型崩れを防ぎます)。
飲食をともなうお出かけのときには、つい洗える着物になりがちな気軽さ、いいですよね。
気に入っている模様は長く楽しんでくださいね。
洋服のような感覚で着られる気軽さが人気ですが、どう思われる?という気がかりもあるようですね。
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