汗をよくかく人は、帯枕や帯板も洗いたいかもしれませんね。
実際帯枕は、夏に使っていると洗いたくなります。
帯枕を気持ちよく使って洗うには、手作りしてしまうのがはやいです。
作り方は簡単な方法をふたつ紹介しますね。
「帯枕」市販品は洗える?
市販の普通の「帯枕」はプラスチックや発泡スチロールなどで形づくられています。
通気性の良くないものが多いので、暑さを感じやすいですね。
これ洗えるのでしょうか?
一般的に帯枕を形作る部分は洗いません。
表面をきれいにぬぐうことで汗をとります。
でもやっぱり汗をかいた帯枕だから洗いたい、そんなときは、
洗える帯枕を作りましょう。
「帯枕」そのものを通気性のよいものにし、洗っても形状が変わらないものにするんです。
洗える帯枕をカンタンに手作りしましょう
着物屋さんに行っても「洗える帯枕」というのはないかもしれません。
そんなときは、自分で手作りしてみましょう。
作り方はいたって簡単ですよ。
タオルで手作り洗える帯枕
◆手作りした洗える帯枕
<手作りする洗える帯枕・作り方>
- 腰ひもの中心に20cmほどの幅で木綿か麻のタオルをまきつける
- 帯枕の厚さは好みで調節する
このままでも使えますが、ガーゼでくるむと使いやすいです。
洗うときはガーゼをとり、タオルの状態に戻して洗います。
タオルの手作り帯枕・洗い方
タオル・腰ひも・ガーゼをネットに入れて洗濯機洗い。
「へちま」で手作り洗える帯枕
◆へちま・帯枕用に
次に紹介するのは「へちま」を利用して手作りする方法です。
<手作りする洗える帯枕・へちま作り方>
- 「へちま」を帯枕の形にしてガーゼでくるんで帯枕とする
へちまの大きさは、使っている帯枕の大きさを参考に。
タオルもへちまも、大きさは好みで変えられるのもよいところ。
汗をかきやすい人はいくつか用意しておくといいですね。
通気性がよいので、夏にはぜひ利用したい帯枕です。
へちまの手作り帯枕・洗い方
手作りしたへちまの帯枕の洗い方ですが、へちまとガーゼをはずして、
- へちまは手洗いし、振って水けをとり陰干し
- ガーゼはネットにいれて洗濯機へ
へちまの帯枕につけるガーゼは幅広が使いやすい。
「へちまの帯板」がセットになっている商品も快適。
そこまで汗かきではない人の汗対策
「汗をかくことはあっても帯枕がぐっしょり濡れるほどではない」という人は、普通の帯枕をガーゼでくるんで使うとよいですよ。
汗が気になったら、ガーゼをはずして洗いましょう。
または、
- 帯枕を薄いものにして、木綿か麻の薄いタオルを巻いてからガーゼでくるむ
のもおすすめの方法です。
この場合も、巻いたタオルとガーゼを時々洗えばよいです。
帯板の洗い方
次は、汗かきの人で「帯板」もどうしても洗いたいというときの洗い方です。
帯板は紙製品でなければ洗えるはずです。
洗い方という基準があるわけではないですが、目安を書いておきます。
- 中性洗剤を溶かした水を用意する
- 手でなでるか柔らかいブラシで洗う
- よくすすぐ
- 水分をふきとる
- 型崩れしないように干す
(プラスチック製の帯板の場合)
穴のあいたプラスチック製の帯板(夏用)で少しでも涼しくすごしましょう。
◆夏用の衿芯と帯板
夏用の穴のあいたプラスチックの帯板は、夏以外に使ってももちろんOKです。
「帯枕」「帯板」の洗い方、汗かきさんへ。洗える帯枕の作り方・まとめ
タオルとガーゼで帯枕を作る、へちまの帯枕を利用すれば、安心して洗える。
へちまの帯枕は通気性がよいので、年中利用してもよい。
帯枕をガーゼで包むと扱いやすいよ
◆形状の少しずつ違う帯枕をガーゼで包んでいます
私は帯枕をガーゼで包んで使っています。
汗をかいたときはガーゼをはずして洗うことができ、ガーゼがあることで枕が固定されやすくなります。
細い帯枕に周囲をタオルで巻き、ちょうどいい大きさにしてからガーゼでおおうと、背中に密着しやすく使いやすいですよ。
<関連ページ紹介>「「長じゅばん」は洗える?洗い方(洗濯)/「半衿」の洗い方を詳しく説明」
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