着付けの必需品「腰紐(こしひも)」と「伊達締(だてじ)め」の、お手入れ方法とたたみ方をお伝えします。
しまうときは「次回使いやすいように」するのがポイントです。
以下を参考にして、あなたのお手入れ方法を決めてくださいね。
- 腰ひものお手入れ方法たたみ方
- 伊達締めのお手入れ方法たたみ方
腰紐のお手入れ方法とまとめ方
腰ひもは着物を脱いだらハンガーなどに掛けておき、体温と湿気をとばします。
そのあと細長い腰ひもをまとめます。
- 五角形の鉢巻きだたみ
- 腰ひものまとめ方・2
- 腰ひものまとめ方・3
- 腰ひもの手入れ洗い方
五角形の鉢巻きだたみ
最初に紹介するのは、まとめると同時にシワ取りを兼ねることのできる「鉢巻きだたみ」です。
これは五角形の形に巻く方法で、コンパクトにまとまります。
この形にすることで軽いシワはとれるので、アイロンをあてる必要がなくなります。
「鉢巻きだたみ」の巻き方
腰紐の長さを半分にして、両端を合わせた方から五角形に巻いていきます。
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五角形の形にたたんでいきます。
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鉢巻だたみ完成。
腰ひものまとめ方・2
次の方法は、長さを半分にして端の方から手に巻いていきます。
このまとめ方はとても簡単です、シワがない腰ひもに向いています。
最後を下の画像のように出しておくと、次回は中央をひっぱるだけで着付けに使えます。
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真ん中が手にとれるので、着付けしやすいですよ。
腰ひものまとめ方・3
ほかに収納しやすいまとめ方を紹介します。
四分の一の長さにしてから、ひと結びします。
腰ひもの手入れ・洗い方
次に腰ひもの洗い方をお伝えします。
画像のようなモスリンの腰紐、または絹腰ひもの場合です。
- たらいや洗面器に水をはって、中性洗剤を適量いれ軽く押すかふり洗いする
- すすぎは三回、洗剤が残らないようにする
- 軽く脱水するかタオルドライする
- 半がわきの状態でアイロンをあてる
※洗濯表示のあるものはそれに従ってください。
伊達締めのたたみ方・手入れの仕方
次は伊達締めのお手入れについてです。
伊達締めも、体温と湿気をとばすためにハンガーなどにしばらく掛けておきます。
しばらく利用しないなら、シワをとってから収納しましょう。
- 丸める方法
- たたむ方法
- 伊達締めの手入れ洗い方
伊達締め丸めるたたみ方
先に丸める方法を紹介します。
◆長さを半分にして丸める
長さを半分にして、端を合わせた方からくるくると巻いていきたてに収納します。
たたんむ方法
次はたたむ方法です。
半分に折り、さらに半分に折ります。
このとき中央の折り目は押し付けないようにします。
伊達締めのお手入れ・洗い方
伊達締めは、頻回に洗う必要はありません。
洗うと「芯の部分」や「糊づけしてある部分」が柔らかくなることがあります。
そんなときは洗濯後に糊をつけて仕上がりを整えるとよいです。
伊達締めの洗い方
◆洗う前の伊達締め
- たらいや洗面器に水をはって中性洗剤を入れる
- 手で軽く押すかふり洗いしする
- すすぎは三回洗剤を残さないようにする
- 軽く脱水するかタオルドライする
アイロン、スプレーのりで仕上げる
◆スプレーのりとタオルドライした伊達締め
半乾きの状態で アイロンをかけます。
◆アイロンがけしたあと
アイロンをかけただけでもこんなにピシッとした仕上がりになりました。
ただ、張りがなく柔らかくなってしまった伊達締めには、「スプレーのり」をつかって張りを持たせるとよいでしょう。
※色落ちするものもあるので気をつけてください。
※縮むことがあります。
腰紐(こしひも)と伊達締(だてじ)めのたたみ方/手入れ法おわりに
腰紐も伊達締のたたみ方と手入れを紹介しました。
どちらも頻繁に洗う必要はありません。
次回使いやすいように、自分のルールを決めて収納しましょう。

画像の左側のものはほとんど縮まなかったのですが、右側のものは長さが6センチ縮みました。
ものによっては初回の洗濯でこれくらい縮むことがあります。
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