「着物の日」は11月15日です。
11月15日といえば「七五三」の日ですね。
1966年(昭和41年)から始まった「着物の日」。
その由来や理由、どんなイベントが行われているのかを紹介しますね。
着物の日の由来
11月15日が着物の日となったのは、
「全日本きもの振興会」が発足と同時に、着物文化発展のために定たからです。
七五三の日に決められた理由
七五三の日に決められた理由としては、
- 七五三が子供たちの成長を願う日であり、着物が似合う日だから
- 家族そろって着物でおでかけをしてほしいという願いから
日本の着物は美しく、文化としても誇れるものです。
日常に着用する人が少なくなり、きもの離れが進んでいる昨今です。
「着物の日」に着物を知る機会が増えてほしいものです。
まず、きものを広める活動をしている中心的存在の「全日本きもの振興会」と「日本きもの連盟」の取り組みを紹介します。
「全日本きもの振興会」の取り組み
全日本きもの振興会は、京都府京都市下京区にある一般社団法人です。
きものに関する知識の普及を通じて民族衣裳に対する国民の再認識ときもの文化の向上を図ることを目的として
昭和41年に設立されています。
平成25年4月に一般社団法人になりました。
全日本きもの振興会に参加されている方
きものに関係する業界の以下の方々が参加しています。
- 原糸メーカー
- 織物生産者
- 卸売商
- 小売商
- 染色加工
- 履物
- 和裁士
- 着付師
力を入れている事業内容
- 全日本きものの女王コンテストの開催
- テレビ、新聞、ポスター等による全国的なPR
- きもの文化検定
- 大学生や社会人を対象とした「きもの学」のセミナー
など多彩な事業をされています。
日本きもの連盟の特徴
日本きもの連盟は、京都府京都市下京区にある和装団体です。
国民生活における和装生活の普及と和装文化の振興を目指して
います。
日本きもの連盟に参加されている方
きものに関係する業界の以下の方々が参加しています。
- 全国各地の呉服店
- 呉服小売団体
- 染織企業
- 流通問屋
- きもの学院
- 和裁士
力を入れている事業内容
- 日本全国民がきものを着られるようになる事業
- 国民生活における和の生活再興事業
- きもの新市場創造共同事業
実際には数々のイベントを通年なさっています。
特に浴衣の日や、お正月のフォトコンテストが有名です。
では「着物の日」だけのイベントは何があるかと調べてみると。。。
着物の日のイベント
着物の日11月15日には、先に紹介した団体の記念イベントが毎年行われています。
2022年令和4年は3年ぶりの開催に。
「全日本きもの振興会きものの日特設サイト」を参考になさってください。
また呉服店、着物関連業界で、それぞれイベントが計画されています。
お住まいの地域でも商店街などで、着物イベントがあるかもしれません。
また通年着物のイベントを紹介しているサイトがありました。
京都・東京・横浜・名古屋・大阪・福岡など各地の、きもの展覧会・染織展・きもの祭・きもの市・アンティークきもの市などが紹介されています。
お近くに着物で楽しめる催しがあるでしょうか⇒「きものタイムズ」
経済産業省も推進している着物の日
経済産業省職員の方が11月5日に着物姿で出勤し、一日お仕事をしていました。
2018年11月のTwitterの投稿で、
「きものの日」にちなんで経産省職員が 着物で執務を行いました この取組は和文化への若い世代の動きや国内外からの注目をチャンスとして気軽に着物を着てもらい、日本の伝統文化である着物の復活により日本や地域の魅力向上を図るものです
着物でお仕事は、着物の日にあわせ数年来行われているようです。
着物の日はいつ?由来や理由/イベントは・経済産業省も推進していた・まとめ
「和装(きもの文化)」のユネスコ無形文化遺産登録に向けた機運を醸成する機会として、きもの着用の呼びかけを発信しているのが、
京都商工会議所の繊維・染色部会。
和装そのものがユネスコ無形文化遺産登録される日も来るかもしれないのですね。
着物を愛する人たちで、「きものの日」をもりあげていきましょう!
<関連ページ紹介>
◆着物でお出かけ・前日までの準備と帰ってからのアフターケア

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