日本刺繍を学びたいとひそかに考えているのですが。。。
美しい刺繍の技を身につけられたらどんなにいいか。
今や世界中で日本刺繍の良さがクローズアップされているようで、需要は伸びていく可能性が。
ということで日本刺繍を学べる教室について調べてみました。
ただ通えるところにないかも知れません。
そのときは独学?通信で?その点についても調べてみました。
日本刺繍を学べる教室
探していくと、大手と並び、小さな教室がいくつか見つかりました。
日本刺繍の教室の大手は、「中村刺繍」と「紅会」です。
概要をまず確認。
日本刺繍の「中村刺繍」
- 大正10年創業 京都を拠点とし日本刺繍「京繍」を続ける
- 現在は京都を中心に、尼崎、名古屋等10か所で教室を催す
- カルチャー教室は全国に7か所
- 現役の職人である伝統工芸士が丁寧に指導
- 一日体験教室から始める
- 通信教室あり
◆中村刺繍 教室風景
日本刺繍の「紅会」
- 東京・大阪・名古屋・本部の四か所で教室開催
- 基礎から確かな技法が身に付くよう指導
- 10年以上のキャリアを持つプロフェッショナルな講師陣が指導
- 3000種類以上のデザインから好きなものを選んで製作
- 毎年春に受講生の作品発表会『全国展』(東京、大阪、名古屋)がある
◆日本刺繍「紅会」教室案内動画
教室ではどのように学ぶのか?
教室でのおよその学びの目安です。
- 初心者用(基礎)のカリキュラムがあり、それに沿って指導があり、順に上達を目指す。
- 道具や糸は初回に用意される。
- 図案はカリキュラム内にあり、糸の扱い方挿し方もいちから教えてもらえる。
- 数人に一人の指導者という割合で、細かいことを聞きやすい。
※カルチャーセンターでは見学できる場合がありますよ。
早く上達するために
早く上達するには、習いに行く回数を増やしたり、自宅での練習を増やすなど自分の努力が必要です。
参考に展覧会に行ってみる
◆日本刺繍 展覧会 全国展案内 紅会(2022年)
展覧会はすばらしい作品を数多く拝見できるチャンスです。
「紅会」が主催する「全国展」は2022年令和4年は10月に開催されます。
受講生から指導者の方までの作品が200点も集まり、着物・帯・額に見事な作品ばかり。
以前行ったときは刺繍体験ができましたし、教室の詳しい話がきけます。
独学や通信で日本刺繍を学ぶ
近くに教室がない、または事情で通えないという人は、独学か通信になりますね。
それぞれ良い点があるのでみてみましょう。
独学で学ぶ特徴
本を購入し見て始めることができ、安価に始められる。
材料を準備するのに手間がかかる。
下書きが必要なので、それも自分でしなくてはならない。
通信教育で学ぶ特徴
道具が一式とテキスト、DVDがあり、始めやすい。
カリキュラムに沿って学ぶことができ、随時質問にも答えてもらえる。
一人で行うので継続が難しいことも。
日本刺繍がほかの刺繍と違う点
日本刺繍は、床に置く専用の刺繍台に布を張るか、布を張った枠を机に固定するかします。
つまり両手を使って挿していきます。
一般的な刺繍は、左手で枠をもって右手で挿すので、その点が大きく異なります。
また糸によりをかけていない点も。
糸は絹糸であり、糸の価格が高いのも特徴です。
日本刺繍を学ぶには・教室は?独学や通信でもできる?おわりに
教室は小さい教室もあるので、習得しやすそうなところを選んでくださいね。
伝統技法を身につけて、着物や帯に、半襟に素敵な刺繍を楽しみましょう。
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