◆アンティークの脇息・肘掛けの布張り替え後
昭和初期の頃のアンティークな脇息ですが、生地が傷んできたので張替えをしました。
張替えに選んだ生地は、やはりアンティークの紬の着物生地です。
地味だった布から替えたことで、ぱっと明るい雰囲気になりました。
ビフォーアフターを紹介しますね。
電動工具を使ったので、あっという間にできあがりました。
アンティーク脇息・肘掛けのビフォーアフター
最初にお直し後のアフターから。
◆お直し後の脇息・アフター
そしてお直し前のビフォーはこちら。
◆お直し前・ビフォー
台のハートのようなデザインがレトロ感ありますね。
では生地の部分だけを張替えします。
脇息のお直し・生地張替えの手順
クッションの部分を取り外し、布を取る
最初に、台からクッション部分を取り外します。
ネジが四か所とめてあったので、はずします。
布を外していきます。
電動ホッチキスで以前とめたもので、ハリをはずします。
かなりたくさんホッチキスでとめてありました。。。
つぎに布をはずします。
台の足の継ぎ目です。
木を割ってすき間をつくって細い木を埋め込むという、昔ながらのやり方で丁寧に作ってあります。
細かい仕事がされています。
新しい布をとりつけます
使うのは、アンティークの紬の着物生地です。
マジョリカお召ではないかと思いますが、またはそのコピーかもしれない着物生地です。
しっかりと張りがある生地で、薄い赤みのある女性用の着物生地です。
柄の出方を決めて、カーブのところを丁寧にタックをとるようにしてたるみのないようにひっぱりながら。
木工用ホッチキスでバシバシとめていきます。
力がいらず、かんたんにとめられます。
木工用ホッチキスはこんなに使わなくてもよかったかな。
生地の張替えができました。
台に取り付けして完成
台の裏からクギでとめます。
四か所のクギをつけて完成です。
使った道具は、以上の四種類です。
ビフォーアフターを比べてみると
ビフォーアフターを比べてみると、思った通りのイメージでできあがりました。
※生地の注意点
この生地はそもそもアンティークの着物だったので古いものです。生地がすれたり弱っていないことを確かめて取り付けてください。
肘掛け(脇息)の布地張替えを自分で/アンティーク着物のリメイク・まとめ
前の生地も自分で張り替えたもので、木工用ホッチキスがバシバシとめてありました。
以前の生地は羽織で地味だったので、今度は明るい雰囲気にしたいと思ってのお直しです。
電動工具を夫に借りてやってみました。
ホッチキスを外すのに、一番てまどりましたっけ。
脇息は部屋にいつもあるものだけに、気に入った布だといい気分ですごせます。
あなたもお試しください(おケガをなさらないように)。
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