着物の広衿は「スナップボタン」それとも「引き糸」?特徴とつけ方
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着物の広衿は「スナップボタン」それとも「引き糸」?特徴とつけ方

広衿のスナップボタンと引き糸

きものの広衿(広襟)は半分の幅に折って着付けますね。

 

衿の内側には半分に折りやすいように、「スナップボタン」や「引き糸」がついている場合があります。

 

いずれかがついていると、衿が乱れず着付けしやすいです。

 

1か所だけ、または2~3か所ついていることもあります。

 

ここでは「スナップボタン」と「引き糸」それぞれの特徴とつけ方を紹介します。

 

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広衿に取り付けるスナップボタンの特徴

 

現代は着物を誂えると、「スナップボタン」を取り付けることが多いです。

 

スナップボタンは、指先で上から押さえるだけで簡単。

 

取り付けるスナップボタンは、

 

  • 真ん中に一つ(一組)だけ
  • 真ん中とその左右それぞれに一つ(一組)ずつ

 

取り付けるのが一般的です。

 

 

中央一か所につけてある例

 

広衿のスナップボタン中央に一か所

◆広衿のスナップボタン・中央に一か所

 

これは真ん中に一つ(一組)のスナップボタンをつけてある色無地の着物衿です。

 

わずかに右によってつけてありますね。

 

 

左右のみ二か所につけてある例

 

広衿のスナップボタンと引き糸

◆広衿のスナップボタン・二か所

 

真ん中にはつけずに、左右のみスナップボタンがつけてある例です。

 

左右のスナップボタンの位置は、中央から9~10センチ離れた位置です。

 

 

着物初心者におすすめは3か所

 

着物の初心者あるいは頻繁に着ない人は、「真ん中と左右それぞれに取り付ける」のがおすすめです。

 

3か所ついていると、後ろ衿が整いやすく着付けしやすいです。

 

 

着付けに慣れているなら一か所がおすすめ

 

着物にある程度慣れている方は、中央にひとつだけにするのがおすすめです。

 

 

スナップボタンの欠点

 

スナップボタンはとても便利なのですが、サビが付きやすいのが欠点です。

 

湿気が多い状態が長引くと、青いサビや茶色いサビがつくことがあります。

 

サビは白い裏生地に付着して、見た目が不快ですし生地の傷みを早めます。

 

表の生地までサビの色が移ってしまうと、処置が大変になります。

 

 

サビがつかないスナップボタンに変更する

 

昔のスナップボタンはサビが付きやすかったです。

 

今では「防錆加工」してあるものや、「さび付かない素材」のものもあります。

 

心配であれば、「サビがつかない」という商品表示のあるスナップボタンに付け替えましょう

 

 

白生地でくるんだスナップボタンは安心

 

上等なお着物には、スナップボタンが薄い白生地でくるんで取り付けてあります。

 

これならサビの心配はほぼありません。

 

長期保管の場合は、タンスの上段で乾燥した環境におきます。

 

 

スナップボタンの取り付け方

 

スナップボタンはまず、中央が出ている方を広衿の外側から取り付けます。

 

つけたら衿を折り押し付けて、目印をつけ、そこにくぼんだ方をつけます。

 

 

広衿に取り付ける「引き糸」の特徴

 

「引き糸」は、広衿に短い糸を取り付けるだけです。

 

糸ですからスナップボタンのようなサビの心配は、もちろんありません。

 

スナップボタンから引き糸に変更してもよいですね。

 

一番簡単な「引き糸」の付け方をまず紹介します。

 

 

「引き糸」の付け方

 

中央と左右の三ケ所に引き糸を取り付けます。

 

左右というのは、中央からそれぞれ9~10センチの位置です。

 

広衿の引き糸

◆引き糸三か所の一番簡単な例

 

<引き糸の取り付け方>

 

  • 玉止めを作り、数ミリ横にひと針さして、衿幅の向こう側に糸を渡す
  • そして数ミリ横にひと針さして玉止めする

 

 

着用のとき糸を引っ張る

 

着るときはそれぞれの玉止めをもって衿つけの方から引っ張ります

 

引っ張ったままでも着付けはできますが、糸が緩みやすいときは、玉止めをつくって衿が動かないようにします

 

広衿のスナップボタンと引き糸

 

こんな風にです。

 

 

「引き糸」三本のもう一例

 

こちらの例も、引き糸を三か所につけてあります。

 

最初玉止めをつくったそばに、戻るようにして糸をわたしています。

 

広衿のスナップボタンと引き糸

◆引き糸三か所の例

 

二つの例ともに、木綿の縫い糸の一本どりでつけてあります

 

玉止めは大き目にして外れないようにしておきます。

 

 

広衿には「引き糸」がおすすめです

 

引き糸の悪い点は。。。。特に思い当たりません。

 

スナップボタンと同じ働きがあり、糸が劣化しても取り替えるだけです。

 

広衿の引き糸 三か所

◆ウールの広衿着物 引き糸三か所

 

スナップボタンは便利ですが、昔からある「引き糸」が一番おすすめです。

 

上の画像は、ウールの胴抜きの(胴裏のない)着物につけてある「引き糸」です。

 

 

何もつけないという選択もありです

 

着物の広衿には、「スナップボタン」や「引き糸」をつけなくてはならないか?

 

というとそうでもありません。

 

何もつけないままでも着付けはできます。

 

着物に慣れてきたら、もうスナップボタンも引き糸も必要ありません

 

 

着物の広衿は「スナップボタン」それとも「引き糸」?特徴とつけ方・まとめ

 

着物の広衿の閉じ方には、「スナップボタン」と「引き糸」がある。

 

現代はスナップボタンが主流で扱いは簡単ですが、サビることも。

 

サビの出ないものに代える、または引き糸に代えるえると安心。

 

「引き糸」は取り付けが簡単で、扱いも簡単なのでおすすめ。

 

※ 写真の引き糸はわかりやすいよう黒や赤い糸を使用していますが、ご自分でなさるときは衿裏の生地と同じ色(白糸)にしてくださいね。

 


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