男性の着物の着付け・男女の違いと着付けのコツ

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男性の着物の着付け方を説明しています。

男女の違いを先に紹介し、着付けに入りますね。

着物を着ることのできる女性が、着つけてあげるのを前提にお話します。

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男性の着物と女性の着物の違い

<男性の着物の特徴>

  1. 脇は閉じてある
  2. おはしょりがない

<女性の着物の特徴>

  1. 脇が開いている
  2. おはしょりがある

男女の着物の着方の違い

<男性の着物の着方の特徴>

  1. 衿を首につける
  2. 帯は細い(11センチ前後)
  3. 帯を下腹に締める

<女性の着物の着方の特徴>

  1. 衿を後ろ首から離す(衣紋を抜く)
  2. 帯の幅は15センチ以上ある
  3. 帯はバストのすぐ下に締める

男性の着物の着付け方法

下準備として、下着をつけ足袋をはきます。

ウエストの細い人は、タオルを巻いて寸胴に近づけます。

男性の補正用品の作り方とつけ方は
⇒ 「男性の着物の補正用品・自分で作る方法です

着物の下着と足袋について

下着は和装用のものであれば、肌じゅばんとすててこ。

特に和装用にこだわらなくても、吸湿性のよい下着であればかまいません。

足袋は普段用なら、紺やねずみ色などの色つきのものを利用します。

長じゅばんを着る

  1. 半衿のついている長じゅばんに袖を通す
  2. 袖山の両端ピンとはり、背中心が体の中央にくるようにする
  3. 長じゅばんの衿が首の後ろにぴったり添うようにし、下前の衿先を左の腰にあててから、上前の衿先を右の腰にあてる
  4. 長じゅばんの衿が体の前の中央で交差されているのを確認する
  5. 腰紐をおなかのやや下に二巻きして、しっかり締める

着物を着ます

  1. 着物に袖を通す
  2. 袖山の両端をピンとはり、背中心が体の中央にくるようにする
  3. 着物の衿が首の後ろにぴったり添うようにし、下前の衿先を左の腰にあててから、上前の衿先を右の腰にあてる
  4. このとき半衿が左右対称に1.5センチから2センチ見えるよう衿を合わせる
  5. 腰紐をお腹のやや下に二巻きして、しっかり締める

以上で着物の着付けが終わりました。

着あがりと注意したいこと

着あがりは、以下のことを確かめてください。

  • 上半身が少々ゆったりとした感じであること
  • 背中心が必ず背中の中心であること

歩きやすくするため着終わったら、

  • 脚を肩幅以上に開いて腰を落とし、股割りをしておきます

男性の着付けのコツをまとめると

男性に着物を着つけるときは、後ろ衿を首につけますが、前衿を詰めすぎないようにしましょう。

腰ひも・帯ともに、お腹の少し下ですが、後ろは前より上がり気味にしましょう。

このあと普段用の着物には、「兵児帯」か「角帯(かくおび)」をします。

着物の着方
プロフィール
この記事を書いた人
きらこよしえ

着付け師範として着物着付け教室を運営。簡単着付けの2部着物など考案、雑誌に取り上げられたり、着物用下着など監修者。温泉好きでスーパー銭湯や温泉巡りでドライブ旅行趣味。温泉ソムリエ資格取得。旅系ブログna58.net YouTube運営。

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