浴衣のツンとしたにおいの消し方、おすすめの方法!
「明日は浴衣でお出かけ!」
嬉しくて鼻歌交じりに浴衣を取り出してみたところ、
「なんだか臭いぃぃぃ」
近づけると鼻をつくにおいがしてきます。
今からクリーニングに出す時間もない、というときの対処法をお話しますね。
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浴衣の臭い消しの方法
- 軽く臭うだけの場合の対処法
- 鼻をつくほどの臭いの場合の対処法
- 衣類用消臭スプレーについて
- 浴衣が臭くならないために心がけること
軽く臭うだけの場合の対処法
まずは「軽く臭うだけ」という場合の対処法です。
ちょっと臭うわ、という程度なら風通しのよいところで、着物ハンガーにかけて吊るしておきます。
室内で陰干しでOKです。
風に当てるのがよいので扇風機を利用し浴衣全体に風があたるようにすると、早く臭いがぬけていきます。
鼻をつくほどの臭いの場合の対処法
しかしながら鼻をつくほどの臭いの場合は、それだけでは不十分です。
その場合は、自分で洗濯しましょう。
「洗濯=水洗い」すると繊維の奥に入り込んだ臭いの元を洗い流すことができきますよ。
洗濯してアロンを当てることで、臭いはなくなるでしょう。
洗い方を紹介します。
浴衣の洗い方
自分で浴衣を洗うときは以下の手順でおこなってください。
- 洗濯洗剤は「おしゃれ着洗い」の洗剤で、中性のものを使用(●クロンなど)
- 水温30度以下の水で
- たたんで丁寧に押し洗いするか、たたんで洗濯ネットにいれて形を整えたまま、手洗いまたは洗濯機で(ゆるいモードで)
- 2度すすぐ
- 最後の脱水は1分以内とし、着物ハンガーにかけ形を整えて干す
- 半乾きになったところでアイロンを当て乾かす
仕上げをパリッとさせたいときは、スプレーのりを利用します。
お好みで新たな香りをつけてもいいかもしれません。
衣類用消臭スプレーについて
衣類の臭い消し用のスプレーというのもありますね。
私は試したことはないのですが、急ぎのときはよいかもしれません。
<消臭剤の豆知識>
消臭剤には二タイプあります。
- 芳香によって臭いを包んでごまかすタイプ
- 化学変化によって臭いの原因を中和するタイプ
芳香タイプの消臭スプレーは、臭いの原因は除去せず、いい匂いで包んでしまうというタイプ。
匂いはなくなるものの原因を除去していないので、使い続けると臭いの原因(汗や皮脂汚れ)の表面に消臭成分の膜ができ、時間とともに汚れの酸化が進む。
そして衣類の繊維や染色を劣化させ、脱色や黄ばみが起こることになる。
こうなるとクリーニングしても その衣類の繊維の変化が防げない。
また化学変化するタイプの消臭スプレーは、臭いを根本から除去する。
成分には差があるが、界面活性剤や有機抗菌剤などが入っていて、体にも服にも良いとは言えない。
使用する時には気をつけたい。
浴衣が臭くならないために心がけること
シーズンの始まりに出した浴衣が「臭い!」ということにならないために、あらかじめできることは。
シーズンの終わりに「収納する前にやっておくこと」でもあります。
<収納前にやっておくこと>
- まず、シーズン終了後は、洗剤を使って水洗いする
- よけいな臭いをつけないため、香りがプラスされていない洗剤を利用する
- 防虫剤を利用する際は適量をまもり入れ過ぎない、または臭いのないものを利用する
収納のとき以上の点に気をつけておけば、大丈夫です。
「シーズン初めに浴衣を着る際は、前日ではなく数日前には浴衣を出して確認する」とよいですね。
浴衣のツンとしたにおいの消し方、おすすめの方法!まとめ
軽い臭いのときは、着物ハンガーにかけて吊るし風をあてる。
臭いがキツイときは中性洗剤で水洗いし、アイロンを当てる。
日程に余裕があれば、クリーニング店で水洗いを依頼してもOK。
防虫剤は適量を守る、または臭いのない防虫剤を使用。
今年も、夏のイベントを楽しんでね!