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草履と下駄のお手入れ方法/カビ予防と対処法/脱いですぐと長期保管の場合

草履 礼装用

着物・和装の履物、「草履」と「下駄」のお手入れについてお伝えします。

どちらも脱いですぐに手をかけてあげられると、キレイが続きます。

  1. 草履(脱いですぐと長期保管)
  2. 下駄(脱いですぐと長期保管)

の順にお伝えしますね。

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草履のお手入れ方法

草履のお手入れ方法、草履と白い布

草履は、外出に少しはいただけなら、柔らかい布でほこりを軽くはらいます

雨にあたった場合は、すぐに乾いた布で水気をしっかりふき取ります。

その後風通しのよいところで、湿気をとります。

長期間保管する場合のお手入れ法

草履 箱入り

長期間使うことのない草履は、よく拭きあげてから収納します。

その場合のお手入れは、草履の材質によって以下のような方法で行ってください。

合成皮革やウレタンの草履

合成皮革やウレタンの草履は、硬く絞った布で汚れをぬぐった後、乾いた布で全体をしっかり拭く。

エナメルや皮革の草履

エナメルや皮革の草履は、柔らかい布にエナメル専用のクリーナーを少量付けてよく伸ばし、その後できれいな布でよく磨く。

佐賀錦などの織り地の草履

佐賀錦などの織り地の草履は、毛の柔らかい小さなブラシでやさしくほこりを払い落とす。(ガード加工をしてあるもの以外は水拭きをしない)

パナマや麻の草履

パナマや麻の草履は、柔らかいブラシでほこりを払う。

汚れが気になるものは、少量のお酢を脱脂綿やガーゼに含ませて手早く拭き、その後乾いた布で水分が残らないよう拭く。

しばらくはかない時の手入れ方法

珪藻土 乾燥材

◆珪藻土 乾燥材

どの草履もしばらくはかない場合は、「除湿剤」や「除湿シート」「乾燥剤」を箱に入れておくのがおすすめです。

カビの心配がなくなります。

草履のカビ対策・カビ取り方法

草履 バッグ

草履にカビが発生した場合、それを取り除くための対処法や、カビが発生しないようにするための予防方法を紹介します。

カビが発生したときの対処法

草履を風通しの良い場所に置いて完全に乾燥させます。

ソフトなブラシを使用して、乾いた草履のカビを丁寧に取り除きます。

柔らかい布に薄めた酢や中性洗剤を含ませて、カビの付着した部分を拭き取ります。

すすぎと乾燥を繰り返して、カビを完全に取り除きます。

カビが発生しないための予防方法

草履は湿度が高い場所や直射日光の当たる場所を避け、風通しの良い場所で保存します。

定期的に履物の保存場所を確認し、湿度が高くなっていないかチェックするとともに、草履自体を風通しの良い場所で乾燥させます。

シリカゲルや除湿剤を使用して、保存場所の湿度を下げます。

草履の清掃やブラッシングを定期的に行い、ホコリや汚れを取り除きます。

このような対処法や予防方法を実践することで、草履にカビが発生するリスクを減らせます。

下駄のお手入れ方法

次に下駄のお手入れ方法です。

白木の下駄・塗りの下駄

下駄のお手入れ方法、下駄と白い布

基本的なお手入れは、まず雑巾で拭きます。

硬く絞った雑巾で下駄全体を丁寧に拭きます。

これにより、表面の汚れや砂、泥などを取り除くことができます。

拭いた後は、直射日光を避けて風通しの良い場所で陰干しをします。

日光に当てると木材が変色する可能性があるため、必ず陰干しを心がけましょう。

追加のお手入れとしては、足跡の除去です。

使用を重ねると足跡が気になる場合があります。この場合、240番前後の紙やすりで軽く擦ることで、汚れた部分を削り落とすことができます。

ただし、天板に薄い経木が張られている場合は、削りすぎないよう注意が必要です。

白木の下駄は水気を嫌うため、なるべく水に濡らさないようにしましょう。

万が一濡れてしまった場合は、固く絞った雑巾で拭いてから風通しの良い場所で乾燥させてください。

白木タイプの下駄は表面が無加工のため、裸足で長時間使用すると徐々に黒ずんでくる可能性がありますから、

クリーニングや洗剤の使用は避け、シンプルな拭き取りと陰干しで十分です。

これらの簡単なお手入れを定期的に行うことで、白木の下駄を長く美しく使い続けることができます。

塗り下駄の場合も、ぬらしてからかたくしぼった布で汚れをふき取り、陰干しします。

長期間保管する場合のお手入れ法

下駄を長期間使うことがなければ、

  • 鼻緒は柔らかいブラシでほこりを払い
  • ぬるま湯に浸けて絞った柔らかな布で全体をよく拭きとる
  • 鼻緒の汚れは中性洗剤を薄めたぬるま湯に布をつけ、よく絞ってふき取りる

その後陰干しでよく乾燥させてから収納します。

草履と下駄のお手入れ方法/カビ予防と対処法/脱いですぐと長期保管の場合・まとめ

雨に濡れた草履は、水分が中に入り込むと材質が劣化しやすくなります。

そのため脱いだらすぐに水分をふきとり乾燥させましょう。

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プロフィール
この記事を書いた人
きらこよしえ

着付け師範として着物着付け教室を運営。簡単着付けの2部着物など考案、雑誌に取り上げられたり、着物用下着など監修者。温泉好きでスーパー銭湯や温泉巡りでドライブ旅行趣味。温泉ソムリエ資格取得。旅系ブログna58.net YouTube運営。

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