7月の下旬のこと、息子が突然「浴衣を着たいからオヤジの見せて」といいます。
以前夫に合わせて作った浴衣を、二枚出しておきました。
夫との身長差は1センチなので着れるといいなと思いつつ。
夜お風呂上りに着せてみたところ、柄についてはひとつを気にいって、帯もOKということになりました。
男性用の浴衣は、年代を問わないものが多いですね。
しかしながら、体型が違うので、身幅はだぶつくし丈も長すぎです!
浴衣を試着・長すぎ!ビフォー
◆浪人結びを結んだ姿
ちなみに、
- 息子のサイズ:身長は177センチ・体重65キロ・ウエスト76センチ
- 夫のサイズ:身長178センチ、体重80キロ・ウエスト??(おなかぽっこり)
身長はほとんど同じにもかかわらず、夫の浴衣では息子には丈が長すぎなのです!
長すぎて床に引きずりそうです。
約6センチ長すぎます。
「ありゃりゃ、こんなに着丈が違うのかぁ・・・(-_-;)」です。
とてもこのままではムリなので、丈を短くすることにしました。
兵児帯はボツに・角帯を貝ノ口で
◆浴衣後ろ姿・貝ノ口結び
どうも花火を見に行くらしいので、ラクな着付けがいいとおもい最初は兵児帯を試してみました。
でも兵児帯は幅がたっぷりあって、むしろ暑苦しい感じです。
色の取り合わせもよくないため、ボツになりました。
それでこの博多風の角帯を締めてみました。
一般的な大きさの「貝ノ口」を結んでみたのですが、大きすぎる印象です。
「ここも小さくまとめないと」
とわかり、「本番はもう少しバランスよくするからね」というと、「オレ自分でやるから教えてくれ」といいます。
確かに自分でやってくれれば、これからも好きなときに着られます。
今からデートだと悟られることなく浴衣で外出できるから、本人にとっては好都合です。
この後も自分で浴衣を着てくれることを期待しつつ、伝授しようと思います。
補正してほしいけど嫌がる
補正についてですが、ウエストの補正を男性の場合もおすすめしています。
息子にさせたら「暑い!」っと嫌がります。
理由を説明しても、暑いからという理由で拒否されました(>_
花火大会当日(アフター)の着付け
◆紺色の浴衣姿・角帯で浪人結び
6センチ長すぎた丈は、すでに「揚げ」をとりちょうどよい丈にしてあります。
あげの取り方(身丈短く)は⇒「男性浴衣の揚げ(腰あげ)のやり方を写真とともに解説しています」
また余っていた身幅は、下前を脇で折り返し、上前は脇でタックをとって着付けました。
これでOKです。
帯結びは、息子は「浪人結びの方がカッコいい!」というのでそちらにしました。
これが本番の写真です。
◆浪人結びの後ろ姿
本番当日も補正はどうしても嫌がるので、なしのままです。
エアコンをかけて涼しーくして着付けましたので、本人も快適だったようです。
太っちょのお父さんの浴衣も、ほっそり息子が着ることができほっとしています。
シーズンに一度か二度しか着ないときは、こんな風に手を加えてみてくださいね。
ちなみに息子は左利きで、「扇子はこの向きが使いやすい」ということで。
浴衣デビュー時の息子(ビフォー・アフター)腰あげをして浪人結びで・まとめ
兵児帯なら薄手のものが浴衣には合います。
身長がほぼ同じでも、太いか細いかで身丈が数センチ変わってきます。
男物はおはしょりの調整がないので、ちょうどよい丈を用意する必要がありますね。
ここで結んでいる「貝ノ口」と「浪人結び」の結び方です。
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