「今年の夏は浴衣でお出かけしたい!」と思っているあなた。
気にいった一枚を見つけてくださいね。
5月の中旬くらいになると、デパートをはじめ着物を扱うお店で、早くも販売が始まります。
毎年ですが、新作やトレンドなど変化があります。
ゆかたは夏のファッションとして欠かせませんが、人によっては「勝負服」。
予算とともに失敗のないお買物を。
ここではお店による特徴、品ぞろえ、価格帯などをお知らせします。
浴衣を買えるお店とその特徴
お店ごとの特徴を知って、下見をするのをおすすめします。
実際のお買い物は、できれば着物に詳しい人と一緒にいくと、間違いのない一枚が手に入るはずです。
まずは浴衣を扱うお店ごとの特徴を、ざっくり把握しておきましょう。
- 呉服店の特徴
- デパート(百貨店)の浴衣売り場の特徴
- 大手スーパーに店舗のある呉服屋さんの特徴
- 量販店(きものスーパー・大手スーパーの浴衣売り場)の特徴
- インターネットショップの特徴
では順に説明しますね。
1・呉服店の特徴
単独の店構えの呉服店では、既製品は数が少ないか置いていません。
反物(浴衣の布)の状態では呉服店にしかない、品質のよいものが用意されています。
高品質のもの、日本古来の柄ゆきのものなどが得意です。
「ゆかたの反物を選んで、誂(あつら)える」のが呉服店。
自分にぴったりのサイズのものを、仕立ててもらえます。
価格は反物と仕立て代で、5万円~8万円くらい。
お仕立てにかかる時間はだいたい3週間からひと月です。
時間と予算に余裕があればぜひ誂えましょう。
2・デパート(百貨店)の浴衣売り場の特徴
デパートの特徴は、なんといっても既製品の浴衣の品数が多いことでしょう。
広い売り場には、古典的な柄からデザイナーズもの、ブランドものも豊富です。
ブランド浴衣が好きなら、心ゆくまで検討できるのがデパートの浴衣売り場です。
デパートは昔から浴衣を扱っていますから、よい仕入れ先を確保でき品質のよいものが多数あります。
浴衣シーズンの前には、イベントを開催して有名人やデザイナーさんとトークショーがあったりします。
その年のトレンドを知って最新のものが欲しい方に向いています。
価格は既製品の浴衣で、1.5万円~4万円くらい。
おあつらえもあり小物も充実
デパート(百貨店)は、既成品の浴衣ばかりでなく反物も多いです。
自分にピッタリにあつらえることもできます。
また浴衣帯はもちろん、和装下着や着付けの小物類、バッグや下駄、帯留めや扇子なども豊富にそろっています。
メイク用品や髪飾りなど、あらゆる小物商品がそろうのがデパートの強みです。
値段の幅も広く、初めてでも必要なすべてをそろえやすいです。
3・大手スーパーに店舗のある呉服屋さんの特徴
大手スーパーには呉服店が入店していますね。
浴衣のシーズンには、浴衣やゆかた用の帯の品揃え多く、非常に力を入れています。
デパートほどの品揃えではないですが、浴衣のときに必要なものはすべてそろいます。
反物も多く、既製品だけでなく反物から選び誂えることもできます。
一番の特徴は、「浴衣・帯・下駄の三点セット」などお店が選んだセット販売でしょう。
セットのお値段は1万円~2万円ほどまで。
4・量販店(きものスーパー・大手スーパーの浴衣売り場)の特徴
きものの量販店も最近は人気ですね。
量販店の一番の特徴は「安さ」でしょう。
「浴衣・帯・下駄の三点セット」や、「浴衣・帯・下駄・巾着・腰ひもの五点セット」などセットものが多いです。
価格はセットでも5,000円程度から用意されています。
デザイナーものなども扱っていますが、価格を抑えるとを軸にしているため単品ものは少ないです。
お出かけに必要なものはちゃんとそろっているので、心配はいりません。
最近の流行りを中心とした品ぞろえ、そして主に若い人向きの品ぞろえになっています。
5・インターネットショップの特徴
ネットショップなら一年中浴衣が販売されています。
画像で見るのと実際届いたものでは、色がやや違うと感じることもあるようです。
返品できるかどうかなども確認してから購入してください。
主に既製品を扱っていて、浴衣と帯のセット、下駄や巾着までそろうセットなど様々です。
主流は浴衣と帯のセットで1.5万~3万くらいです。
数多い中から気にいる商品を選ぶ楽しみがあります。
浴衣選び最初の一枚で注意したいこと
次は、最初の浴衣選びで注意したいことをお話します。
浴衣と帯だけでなく、着つけるのに必要な小物も不足なく用意を。
<浴衣を着るのに最低必要なもの>
- 腰ひも2本
- 伊達締め1本
- 下駄
教室で着付けを習うなら、衿芯、帯板などの用意も必要になるかもしれません。
また、仕立ててもらう場合は1か月ほどの余裕をもって注文を。
着付けを覚えるのであれば、その習得の日程も入れておかなくてはなりませんね。
浴衣/最初の一枚はどこで買うのが正解?呉服店/量販店/浴衣販売店の特徴・まとめ
できるだけいくつかお店を見て、下調べをしてからどこで購入するかを決めるとよいです。
上記でみたように特徴がありますから、自分の好みと予算にあうところを見つけてくださいね。
初心者さんに一番買い回りしやすいお店はデパートでしょう。
できれば着物(和装)に詳しい人と一緒に行くと、納得したお買い物ができるでしょう。
◆浴衣セット(3点セット・5点セット)購入前の注意点
◆浴衣のときの肌着、選び方・代用できるものを詳しくお話します(女性)
◆大人の浴衣は上品で粋に・選び方と着方40代50代60代所作も
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