「浴衣のとき、肌着は何を着るといいの?」
浴衣は和装なので「和装用の肌着を着なければいけない?」と心配かもしれませんね。
よくいただく質問では、「肌着はいらないですか?」
あるいは「ブラジャーはいつものでいいですか?」というもので、
ここではなかなか聞きにくい「浴衣のときの肌着」についてお伝えします。
- 肌着は必要?
- 和装肌着のメリット・デメリット
- 浴衣用の肌着の選び方
- 代用できるものは
浴衣のときに肌着は必要?
昔は確かに肌着をつけずに浴衣を着ていました。
その理由は、お風呂上りに素肌にゆかたを身につけていたからです。
肌着が必要ないという理由
昔は湯上り着として、素肌に直接浴衣を着ていました。
そのまま寝巻き(パジャマ)として朝まで身につけているものでしたから、浴衣で外出するということはありませんでした。
今の浴衣は外出着として着るので、やはり下着を着用する必要があります。
和装用の肌着のメリットデメリット
肌着は何でもいいともいえますが、できれば和装用の肌着を利用した方が浴衣姿がきれいです。
和装用の肌着というのは、浴衣のときなら木綿のワンピース型の肌着か、上下にわかれた和装用専用の肌着です。
浴衣姿がきれいに見えるので、下着といってもそのメリットはあります。
和装用の肌着にはこんなメリットとデメリットがあるので紹介しますね。
和装用肌着のメリット
- 透けて見えたり浴衣の着崩れを防ぐことができる
- 全体の浴衣姿のシルエットがきれいになる
和装用肌着のデメリット
- 専用の下着は真夏に暑いと感じることがある
- 浴衣の時以外に使わない
浴衣用の肌着はおすすめ
和装用の肌着といっても、袖や裾が短い「浴衣用」なら着心地はよいですよ。
浴衣用の肌着を一枚着ることで、ショーツやブラジャーが透けず安心ですし、汗を吸収してくれます。
浴衣用の肌着の選び方
浴衣のときによく用いられる肌着は、二種類あります。
- ワンピースタイプ(夏用の和装肌着)
- ツーピースタイプ(上下に分かれたオールシーズンの肌着)
1・ワンピースタイプのもの(夏用和装肌着)
ワンピース式のものは薄手の木綿製で、袖はひじ、裾は膝あたりまでの白色のものです。
ウエストについている紐で調整します。
痩せた方もふくよかな方もほどんどすべての方が着られるフリーサイズ。
ワンピースのものは着やすく、汗を吸い取りやすいです。
2・ツーピースタイプ(上下に分かれたオールシーズンの肌着)
上着になるものは、ひじあたりまでの袖丈(紐あり、なし)。
下着(腰巻)になるものは、ウエスト部に紐がついていて、巻きスカートのように腰に巻き付けます。
素材は汗を吸いやすいものがよく、木綿がもっとも向いています。
麻や化繊素材のものもあります。
これなら、一年中着物の下着として使うことができます。
となると、和装の下着でないといけないの!?
やっぱり買わなくちゃいけない!?
。。。。というと、そうではありません!
浴衣のとき、肌着の代用になるもの
普段洋服を着るときに利用している肌着でもかまいません。
浴衣のときに向くものとしては、「キャミソール」と「ペチコート」の組み合わせです。
汗をかきやすい季節なので、汗を吸収しやすい素材でまた放湿性のよいものであればOKです。
主に木綿、麻、絹混の木綿または速乾素材の繊維ですね。
最近は夏用下着で、吸湿も速乾性も優れている素材が出ていますね。
汗をかきやすい方は、制汗剤・脇に汗取りパットのついた袖つきのものなど、ご自身にあったものを利用してください。
脚に汗をかきやすい方は
真夏の外出では、昼間は気温があがり、脚にも汗をかくことがあります。
脚に汗をかきやすい人は、「薄手のステテコ」を利用すると快適ですよ。
レース付きやおしゃれなものもあるので、利用してください。
肌色に近い色が透けにくくてよいです。
ブラはどうする?
できれば和装用のブラがおすすめです。
和装用ブラは、バストを平に(あるいは鳩胸)にして、浴衣姿をすっきりとみせます。
浴衣は体の凹凸を強調しない方が、若々しい姿に見える衣装です。
バストを大きく見せるのに、洋装ではパットやワイヤーでバストを強調するものがありますが、
これを利用すると、浴衣が着崩れしやすくなりまた老けてみえやすいです。
バストを強調しないブラがおすすめで、ブラトップ、パッド付きキャミソールを利用するものよいです。
バストの大きさとの関係でおすすめのブラ
バストの大きさとの関係もありますから、まとめると
。
-
- バストが小さい~普通くらいの人⇒ブラをしなくてもよい。してもよいがバストを強調しないものを。
- バストが中~大きい人⇒バストの形を押さえて整えるブラジャーをするとよい(ブラをしないままだと帯の上にバストがのって老けて見えやすい)。
※ 「バストの形を押さえて整えるブラ」というのは、和装のブラジャーかノンワイヤーで強調しないものです。
今後着物を着ることがあるのであれば、和装用のブラジャーをひとつ用意しておくといいですね。
肌着の色
浴衣は生地が薄いので色がわかるものはさけましょう。
一番よいのはベージュで、薄いピンクや白・グレーといったできるだけ肌に近い色が透けにくいです。
ショーツ選びのポイント
ブラと同じように、できるだけ肌色に近いものを選びます。
肌にフィットするタイプの股上が浅いものがおすすめ。
浴衣のときの肌着は何を着たらいい?必要ない?選び方や代用品(女性)まとめ
浴衣のときは浴衣用のワンピース式の肌着がおすすめ。
手持ちのもので代用できますが、吸湿性のよいものを。
ブラジャーは、バストを強調せず平たく押さえるものが適しています。
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