浴衣のときの肌着・選び方/代用できるものを詳しくお話します(女性)

うちわをもったブルーの浴衣を着た二人の女性古い街並みで

「浴衣のとき、肌着は何を着るといいの?」

浴衣は和装なので「和装用の肌着を着なければいけない?」と心配かもしれませんね。

よくいただく質問では、「肌着はいらないですか?」

あるいは「ブラジャーはいつものでいいのかどうか?」

ここではなかなか聞きにくい「浴衣のときの肌着」についてお伝えします。

  1. 肌着は必要?
  2. 和装肌着のメリット・デメリット
  3. 浴衣用の肌着の選び方
  4. 代用できるものは

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浴衣のときに肌着は必要?

昔は確かに肌着をつけずに浴衣を着ていました。

その理由は、お風呂上りに素肌に身につけていたからです。

肌着が必要ないという理由

昔は湯上り着として、素肌に直接浴衣を着ていました。

そのまま寝巻き(パジャマ)として朝まで身につけているものでしたから、浴衣で外出するということはありませんでした

今の浴衣は外出着として着るので、やはり下着を着用する必要があります。

和装用の肌着のメリットデメリット

浴衣姿 うちわを持つ 若い女性

肌着は何でもいいともいえますが、できれば「和装(浴衣)用の肌着」を利用した方が浴衣姿がきれいです。

和装用肌着のメリット

  • 透けて見えたり浴衣の着崩れを防ぐことができる
  • 全体の浴衣姿のシルエットがきれいになる

和装用肌着のデメリット

  • 専用の下着は真夏に暑いと感じることがある(袖が長いど)
  • 浴衣の時以外に使わない

浴衣用の肌着はおすすめ

和装用の肌着といっても、袖や裾が短い「浴衣用」なら着心地はよいですよ。

浴衣用の肌着を一枚着ることで、ショーツやブラジャーが透けず安心ですし、汗を吸収してくれます。

浴衣用の肌着の選び方

浴衣のときによく用いられる肌着は、二種類あります。

  • ワンピースタイプ(夏用の和装肌着)
  • ツーピースタイプ(上下に分かれたオールシーズンの肌着)

1・ワンピースタイプのもの(夏用和装肌着)

ワンピース式のものは薄手の木綿製で、袖はひじ、裾は膝あたりまでの白色のものです。

ウエストについている紐で調整します。

痩せた方もふくよかな方もほどんどすべての方が着られるフリーサイズ。

ワンピースのものは着やすく、汗を吸い取りやすいです。

2・ツーピースタイプ(上下に分かれたオールシーズンの肌着)

上着になるものは、ひじあたりまでの袖丈(紐あり、なし)。

下着(腰巻)になるものは、ウエスト部に紐がついていて、巻きスカートのように腰に巻き付けます。

素材は汗を吸いやすいものがよく、木綿がもっとも向いています

麻や化繊素材のものもあります。

これなら、一年中着物の下着として使うことができます

「となると、和装の下着でないといけないの!?」

「やっぱり買わなくちゃいけない!?」

。。。。というと、そうではありません!

浴衣のとき、肌着の代用になるもの

普段洋服を着るときに利用している肌着でもかまいません。

浴衣のときに向くものとしては、「キャミソール」と「ペチコート」の組み合わせです。

汗をかきやすい季節なので、汗を吸収しやすい素材でまた放湿性のよいものであればOKです。

主に木綿、麻、絹混の木綿または速乾素材の繊維ですね。

最近は夏用下着で、吸湿も速乾性も優れている素材が出ていますね。

汗をかきやすい方は、制汗剤・脇に汗取りパットのついた袖つきのものなど、ご自身にあったものを利用してください。

脚に汗をかきやすい方は

真夏の外出では、昼間は気温があがり、脚にも汗をかくことがあります。

脚に汗をかきやすい人は、「薄手のステテコ」を利用すると快適ですよ

レース付きやおしゃれなものもあるので、利用してください。

肌色に近い色が透けにくくてよいです。

ブラはどうする?

ブルーの浴衣を着た若い女性街並みで

できれば和装用のブラがおすすめです。

和装用ブラは、バストを平に(あるいは鳩胸)にして、浴衣姿をすっきりとみせます。

浴衣は体の凹凸を強調しない方が、若々しい姿に見える衣装です。

バストを大きく見せるのに、洋装ではパットやワイヤーでバストを強調するものがありますが、

これを利用すると、浴衣が着崩れしやすくなりまた老けてみえやすいです。

バストを強調しないブラがおすすめで、ブラトップ、パッド付きキャミソールを利用するものよいです。

バストの大きさとの関係でおすすめのブラ

バストの大きさとの関係もありますから、まとめると

    • バストが小さい~普通くらいの人⇒ブラをしなくてもよい。してもよいがバストを強調しないものを。
    • バストが中~大きい人⇒バストの形を押さえて整えるブラジャーをするとよい(ブラをしないままだと帯の上にバストがのって老けて見えやすい)。

※ 「バストの形を押さえて整えるブラ」というのは、和装のブラジャーかノンワイヤーで強調しないものです。

今後着物を着ることがあるのであれば、和装用のブラジャーをひとつ用意しておくといいですね。

肌着の色

浴衣は生地が薄いので色がわかるものはさけましょう。

一番よいのはベージュで、薄いピンクや白・グレーといったできるだけ肌に近い色が透けにくいです。

ショーツ選びのポイント

ブラと同じように、できるだけ肌色に近いものを選びます。

浴衣の後ろ側は生地が一枚なので、ヒップ全体をおおう形で、レースや飾りなど装飾のないものを。

縫い目がなく肌になじむタイプの「シームレスというタイプ」を選ぶとより良いです。

浴衣のときの肌着・選び方/代用できるものを詳しくお話します(女性)まとめ

浴衣のときは浴衣用のワンピース式の肌着がおすすめ。

手持ちのもので代用できますが、吸湿性のよいものを。

ブラジャーは、バストを強調せず平たく押さえるものが適しています。

<関連ページ紹介>バスト(胸)の補正について詳しくまとめましたので参考にしてください

⇒「着物はバスト(胸)をなだらかに補正する?しなくていい?私の場合は

浴衣着付け(男女・子供帯結び)
プロフィール
この記事を書いた人
きらこよしえ

着付け師範として着物着付け教室を運営。簡単着付けの2部着物など考案、雑誌に取り上げられたり、着物用下着など監修者。温泉好きでスーパー銭湯や温泉巡りでドライブ旅行趣味。温泉ソムリエ資格取得。旅系ブログna58.net YouTube運営。

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