浴衣の反物(生地)を浴衣に仕立ててもらうのに、いったいいくらくらいかかる?
今日は浴衣の仕立てについて、持ち込みで頼んだ時の体験談をお話します。
手縫いのみの場合と、ミシン使い併用の場合とではお値段が違っていました。
浴衣の仕立て代はいくらかかる?
浴衣を仕立てるお値段をまず。
浴衣仕立てにかかる価格の目安
「浴衣の仕立て代」の相場です。
- ミシンや機械でのハイテク仕立てなら、8,000円くらい~12,000円くらい
- 一部手縫いする仕立て方なら、プラス2,000円~5,000円くらい
- すべて国内で手縫いでとなると、15,000円~20,000円くらい
2019年4月現在での相場ですから、今年も大きく変化はないと思います。
依頼したお店から、さらに専門家に仕立てをまわすと、手数料などもかかるかもしれません。
浴衣の仕立ては裁断して縫うだけではない
浴衣を仕立てるといっても、反物を裁断して縫うだけではありません。
仕立て前の準備にも手間がかかっているんですよ。
「水通し」とか「柄合わせ」とか、他にも出来上がりまでにやることはあります。
仕立て方については
の中に詳しく書いたので参考にしてください。
和裁士さんに直接依頼した体験談
私は気に入った反物を、和裁士さんがやっているお店(着物リフォームや小物も扱う)に直接行き、お値段を聞いてお願いしました。
背縫いなど直線縫いのところをミシン縫いを含めての仕立てで、1.5万円でした。
全て手縫いなら1.8万円という設定でした。
できるだけ格安にできないかな?という気持ちでお話したわけですが、
私が頼んだ和裁士さんの方法では、一部ミシン使いかすべて手縫いかの二種類で、どちらかを選ぶことになります。
大手のチェーン店や百貨店で依頼の場合
大手のチェーン店や百貨店で、反物を持ち込んで仕立ててもらう場合、お値段的には大きく変わらないと思います。
ですが出来上がるまでの期間は、多くみつもっておきたいものです。
浴衣の仕立ての期間は、6月~7月に集中しやすいためです。
仕立ての依頼はできるだけ早く
もし仕立てを頼むのなら、いつがいいと思いますか?
最もおすすめなのは5月末までです。
大手のところは反物が売れたら、そのまま仕立てにまわすのが普通で、
浴衣の反物販売のピークが6月、仕立ても7月上旬までがピークになります。
そのお店で購入していないけど、同じようなルートで仕立てにまわすはずなので、期間は3週間~1か月みておきたい。
夏祭りや花火に行く予定に十分間に合うよう、出来上がりが7月の上旬という目安で、早めに行動されるのをおすすめします。
反物の持ち込みで仕立てた浴衣はぴったり着心地がいい
やはりプレタ(仕立てあがっている既製品)の浴衣と違い、自分にあったサイズに仕立ててもらうのは着心地がいいです。
それに、
- 仕立てを頼めば、「きせ」があり「衿がしゃんとして」いて仕上がりが美しい
- 生地の下ごしらえがきちんとしてあるので、洗濯で生地に狂いが生じにくい
- 柄合わせなども考慮してもらえ、最良の仕立て上がりを考えてもらえる
という良さもあるのです。
格安にお願いしたい場合
そうはいっても仕立てを頼むと、大きな出費に。
そこで格安でなんとかできないかしら?というとき、以下のものはいらないといえばその分かからずにすみます。
いしきあての代金の設定があれば、
- 「いしきあて」はいらない
と伝えてみましょう。
「いしきあて」は腰下の後ろの、生地が傷みやすいところにつける、補強のための木綿の生地です。
シーズン中に浴衣を数回着るていどなら、「いしきあて」はなくてもよいでしょう。
浴衣を生地を持ち込んで仕立てた体験談/格安にとお願いしてみた・おわりに
浴衣の仕立て代は方法によって、8,000円~20,000円が相場。
一部ミシン仕立てを入れる、いしきあてをつけないことで、費用をおさえることができます。
永く利用する上質な浴衣なら、すべて手縫いで「いしきあて」もつけてもらうとよいです。
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