浴衣を反物から仕立てると、そのメリットや費用のことを考えてみる
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浴衣を反物から仕立てると、そのメリットや費用のことを考えてみる

浴衣を着て微笑む若い女性手荷物を持っている

 

初夏5月下旬ともなると、浴衣の販売が始まります。

 

まず目を引くのは「仕立てあがりの浴衣」でしょうか。

 

今年の流行色やトレンドはどんな浴衣かしら?と興味がわきますね。

 

「仕立てあがりの浴衣」はのよいところは、

 

すぐに着用でき、お手頃価格であること、コーディネートしやすいことでしょう。

 

若い女性に人気のデザインが多いです。

 

でもあなたが浴衣を着るのが初めてではないなら、

 

今度は自分用に仕立ててみてはいかがでしょう。

 

自分用に仕立てると、体にぴったりで着心地が抜群です

 

とはいえ仕立て(誂え)には時間もかかりそうだし、頼みにくいと感じるかもしれません。

 

呉服店の敷居って高いですからね。

 

そこでここでは、浴衣を反物から仕立てるにあたってのメリットや費用のことなどを考えてみますね。

 

まずは費用の面から。

 

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浴衣を仕立てる(誂える)費用

 

浴衣を仕立てようとすると、まず一番に気になるのはお値段でしょうか?

 

仕立てるというと、とても特別なことのように感じますね。

 

出来上がった洋服を買うことに慣れていると、仕立てを頼むことに違和感があるかもしれません。

 

出来上がった浴衣に比べ、高くなりますが、

 

その分自分にぴったりで、好きな生地を選べる喜びもあります。

 

 

浴衣仕立ての費用のおよその目安

 

浴衣の仕立ての費用は、「手縫い」と「半手縫い」があります。

 

手縫いは全部手で縫うことで、費用は1万5千円程度から2万円ほど。

 

半手縫いは、直線などミシンで代用できるところはミシンで縫うことで、費用は1万2千円程度から1万5千円ほど。

 

(半手縫いはハイテク仕立てとか他の名称になっていることもあります)

 

 

仕立て以外の費用

 

仕立て以外の費用もかかります。

 

例えば「いしきあて」というお尻の生地の傷み防止につける布をつける場合は、あと1,000円ほどかかります。

 

そして浴衣の反物の代金がかかり、1万円前後から6万円万くらいまであります。

 

反物の主流は2~3万円で、以上平均的なところで合計 3.5万~4.5万円くらいでしょう

 

 

浴衣の仕立て方はどういう手順か

 

青白のバラ柄の浴衣と夏の帯

 

仕立て代として手縫いなら、1万5千円程度から2万円ほどといいましたが、

 

そこには縫うだけでない作業が含まれています。

 

 

浴衣の仕立ての下準備

 

浴衣は基本、水で洗える素材を使用します。

 

繊維は洗うと数パーセント縮むので、>あらかじめ水を通して縮ませておく必要があります。

 

反物の浴衣生地は販売している状態では、糊がつけてあってハリを持たせてあります。

 

仕立てるにあたっては、一度水に通して縮ませてから、仕立てをします

 

水通しをして濡れた布の布目を整えるために、アイロンを全体にあて整えます。

 

※水通ししないと、初めて洗ったときに数センチ丈が縮むこともあります

 

 

浴衣の仕立て、手順

 

この下準備をしたうえで、着る人の身長や身幅などに合わせて、反物に寸法を記していきます。

 

和裁用のヘラをつかって、印をつけていきますが、時には切りじつけをしていくこともあります。

 

反物を袖、身頃、衿、おくみと分けて切断したあとは、印に合わせて縫っていきます。

 

熟練された人なら印つけから縫い終わりまで、1日もかからないでできるかと思います。

 

浴衣は裏地がないので、早くできそうな気がしますね。

 

身頃を合わせた縫い代を倒したあとも、縫いとめていかねばならず、案外時間がかかるものです。

 

裏地がないからといって、裏地のある着物の半分の時間というわけにはいきません。

 

 

「柄合わせ」も仕立てる前の大事な仕事

 

そのうえ「柄合わせ」をあらかじめすることになると、ここに時間がかかります。

 

「柄合わせ」というのは、いかに柄のよいところを見栄えのするように配置するかということを考えることです。

 

生地を切ったあとではできないので、あれこれ反物の配置を考慮します。

 

背中や上前などの人から見えやすいところに、よい柄の出る配置を考えます。

 

柄合わせは、けっこうな時間がかかることがあります。

 

仕立てに1日としても、準備の時間もかかるわけですね。

 

知り合いがあれば直接仕立てを頼めますが、たいていは反物を購入した呉服屋さんかにお任せしておけば大丈夫です。

 

 

浴衣の反物選びについて

 

浴衣の生地は、「反物」として販売されています。

 

反物は幅が38センチほどで、12~13メートルくらいの長さがあります。

 

長いので棒状のものに巻いてあります。

 

現代は体格がよくなったことから、反物サイズはさらに大きく長くなっているものもあります。

 

 

反物選びは好み優先

 

浴衣選びはまず反物から。

 

呉服屋さんや着物専門店に出向いて、そこにある実物を見て、顔うつりを確かめるのが普通です。

 

白や紺といった昔ながらの浴衣生地なら、柄を主体に好みのものを選べばよいでしょう。

 

現代風の浴衣姿を目指すなら、モダン・個性的というイメージをもって、お顔映りを確かめましょう

 

 

採寸と依頼の仕方

 

風情のある街を歩く浴衣姿の若い二人の女性

 

浴衣の生地(反物)を決めたら、さっそく採寸をします。

 

洋服のような細かな採寸はしないので、体型に特徴がある人は、その点を必ず伝えておいた方がよいでしょう。

 

たとえば「胸の幅が厚い」、「お尻の周りより太ももの周りの方が太い」、

 

「バストがとても豊か」、といったような特徴があればです。

 

浴衣は左右対称に作るので、もし腕の長さが違うのが気になっていれば、そうしたことも伝えてみましょう。

 

こうした体の特徴は話にくいものですが、自分にぴったりのものを作るためにできるだけ伝えるようにしてください。

 

というのも、採寸をした人が必ずしも仕立てるわけではありません。

 

仕立ては別の専門家に任せてしまう事が多いので、いわないと伝わらないのです。

 

呉服の世界では、昔ながらの採寸法から割り出した標準の目安で仕立てられることが多いです。

 

中肉の人はいいのですが、体型に特徴のある人はぴったりにできあがりません。

 

 

普通に仕立てて失敗した事例

 

以前私の着付け教室にお越しになった方で、こんな事例がありました。

 

反物を購入した呉服屋さんで採寸してもらったにもかかわらず、仕立てあがった浴衣は、身ごろの合わせが浅すぎて前がはだけてしまうほどでした。

 

せっかくお誂えをしたというのに、身幅が狭すぎてご自身にあっていませんでした。

 

その方は少しふくよかな方でしたので、そのあたりを考慮して呉服屋さんが仕立てにまわしていればよかったのですが。。。

 

そのままでは着られないと判断して、お直しにもっていかれました。

 

こんな残念なことにならないようにしてくださいね。

 

 

不安、不明な点を解決して

 

体型にぴったりのものが出来上がるよう、不安や不明な点があれば、お店の人にちゃんと聞いておきましょう。

 

また生地に余裕があって、残るようなら返してほしいということも、伝えた方がいいでしょう。

 

出来上がりの日時、費用を確認して依頼します。

 

 

浴衣を自分のために誂えるメリット

 

浴衣を反物から仕立てると、そのメリットや費用のことを考えてみる、絞りの浴衣と名古屋帯

 

浴衣の反物を選び、自分サイズに仕立てる喜びは大きいと思います。

 

現在販売されている仕立て上がりの浴衣は、サイズ展開が少ないです。

 

多くの人に当てはめるために、全体を大きめに作ってあります。

 

そのため着てみると、身幅があまったりおはしょりがだぶついたりすることはよくあります。

 

確かに大は小を兼ねますが、洋服ならぴったりサイズが選べるのに、浴衣はそういうわけにはいきません。

 

また反物から選ぶと、自分の好みから探していけますが、仕立て上がっているものではそうはいきません。

 

また浴衣生地にも種類はいくつかあるのですが、反物の状態であれば、生地の質を選ぶ楽しみもあります。

 

浴衣の反物には、古典的な柄、高級感のある柄が多くあります。

 

大量生産の仕立て上がりの浴衣にはない、品のよい品物があることでしょう。

 

自分の体に合わせて作った自分だけの浴衣は、手元に届くまでに時間はかかります。

 

それでも、これから永く愛着をもって着ていけるはずです。

 

 

誂えのデメリットを考えてみると

 

自分のための誂える浴衣はよいとはいうものの、デメリットもあります。

 

例えば、

 

  • 一度や二度着るだけの浴衣なら、高価すぎる。
  • 反物選びに時間がかかる。
  • 仕立て上がるまでに時間がかかりすぎる。

 

ということが考えられますね。

 

 

浴衣を反物から仕立てると、そのメリットや費用のことを考えてみる・まとめると

 

仕立て上がり浴衣がたくさんある現代ですが、自分のために仕立てる(誂える)という選択もあります。

 

誂えた自分の体にぴったり合った浴衣を着ると、着心地がよく見栄えもよいです。

 

反物選び、仕立てを待つ時間などかかりますが、自分用浴衣に愛着がわくと思います。

 

よいものなので永く着続けることができ、好みが安定してからの人に浴衣誂えは向いているでしょう。

 

反物選び、お店との付き合いが経験でき、自分の着物サイズを知るきっかけにもなります。

 

伝統的な柄、高級感のある生地を選んでおくと、浴衣でだけでなく「夏の着物」としても利用できます。

 

浴衣の着用範囲が広がります。

 

きらこ よしえ

 




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