浴衣セット(レディース)3点・5点セットの購入前の注意点/フリーサイズ

浴衣を着た女性古風な街で

浴衣を初めて購入するなら、「3点セット」や「5点セット」というセットが選びやすいですね。

コーディネートに悩まず、すぐに着られるのがよいところ。

ただこうしたセットものを選ぶとき、ちょっと注意したいことがあります。

たとえば「3点セット」でも、セット内容はお店によって違いがあるからです。

自分に必要なものがセットになっているでしょうか?

また「フリーサイズ」で誰でも使えるみたいですが、ふくよかな人、背が低いひとなどはどうなんでしょう。

買ってから「しまった!」ということのないように、こんな点に注意してくださいね。

スポンサーリンク

浴衣のセットの内容はさまざまです

浴衣のセット販売で、一番多いのが「3点セット」でしょう。

目につきやすい店頭に並んでいます。

まず「浴衣の3点セット」の内容を見てみましょう。

浴衣3点セットの内容

うちわをもったゆかた姿の女性二人

浴衣の3点セットは、たいていは「浴衣と帯と下駄」の3点です。

「浴衣と帯と下駄」は必ず必要になるので、このセットが多いのは当然です。

全く浴衣を着たことのない初めての人は、この3点セットの組み合わせでよいでしょう。

ここで注意してほしいのは、「下駄」でなく「帯締め」や「軽装帯」だったりすることがあることです。

つまり、以下の三点セットということです。

  1. 「浴衣」と「帯」と「帯締め」
  2. 「浴衣」と「帯」と「軽装帯」

帯や飾りをプラスしたいという人、下駄は必要ないという人向けの3点セットもあるということです。

1)「浴衣」「帯」「帯締め」3点セット

このセットは、「帯締め」があるので大人っぽい雰囲気を出したい人によいと思います。

2)「浴衣」「帯」「軽装帯」の3点セット

帯だけでなく、「軽装帯」がセットされています。

「軽装帯」というのはお太鼓の形になった作り帯で、浴衣を夏の着物のように着こなすときのものです。

お太鼓の帯の形なので、この3点セットの場合は、浴衣が上質で落ち着いた雰囲気のものになっています

最もポピュラー「浴衣と帯と下駄」の3点セットの特徴

初めて浴衣を着る人にとっては、「浴衣と帯と下駄」のセットがやはりよいでしょう。

お値段は数千円から2万円程度までの幅で求めやすいです。

このお値段の違いは何かというと、

高額なものは生地質がよく、柄・デザインに高級感があり、帯がやや上等です。

セットの中の下駄は、どの価格帯でもほとんど変わりばえしません。

セットの中の下駄、注意点

浴衣セットによくある下駄

◆浴衣セットによくある下駄

浴衣のセットのうち、人によっては下駄が一番注意が必要です。

セットの下駄はフリーサイズで、対応サイズが明記されていることもあります。

適応サイズは、

  • 23センチから24センチ
  • 22.5センチから24.5センチ

などの表示ですから、確認してみてください。

ですから中くらいの足のサイズの人には、問題ないでしょう。

足が大きめの人は、痛くて履けないこともあります。

また足の小さい人は、履きづらさを感じるでしょう。

セットの下駄は試し履きができないので、ご注意ください。

浴衣5点セットの内容と特徴

浴衣のセットには他に「5点セット」というセットもよく見かけます。

2点多いのでよさそうですが、内容は3点セットよりバラバラです。

何がプラスされているか

浴衣5点セットには、一般的な3点セットに何がプラスされているかというと、

  • 腰ひも着付けDVDがプラスされている
  • 髪飾り帯締めセットがプラスされている
  • 帯板衿飾りがセットセットされている

など、セットされているものはさまざまです。

自分に必要なものかどうか、よく確かめてくださいね

さらに「7点」「10点」セットもある

近年では、「7点セット」「10点セット」など、セットの内容が多いものも出ています。

セットの内容の点数は、多くなればいいというものでもありません

「豪華10点セット!」という点数の多さはうれしのですが、主に着飾る小物が増えているだけというのもあります。

今シーズンは豪華におしゃれ!するとしても、セット内容をよく確認してみてくださいね。

浴衣サイズについての注意点

うちわをもったゆかた姿の女性二人

浴衣セットの浴衣のサイズは、ほとんどフリー(F)サイズです。

ときにM、Lを見かけることがあります。

適応身長の表示があれば、しっかり確認を。

フリーサイズの浴衣で大丈夫?

フリー(F)サイズの場合は、誰でも着られるという意味です。

洋服でMやLサイズをいつも着ている人は、フリーサイズでまず問題はないでしょう。

というのも浴衣のフリーサイズは、裄丈(ゆきたけ)67~68センチ、袖丈49センチ、着丈163~165センチの表示がほとんどだからです。

フリーサイズが着られる身長

この表示だと身長155センチくらいから170センチくらいの人までが着られます。

  • これより低い人:着られますがおはしょりが多くなり、袖が長く感じられる
  • 身長170を超える人:裾を短くすればなんとか着られる

細い人はダブダブということも

フリーサイズ浴衣の身幅は誰でも着られるようにということで、かなり余裕をもって作られています。

そのため細身の方には幅があまってしまいます。

だいたいヒップが100センチくらいの方まで、フリーサイズは着られるようになっているはずなので。

セットの浴衣は試着ができないため、ご注意ください。

細くて背が低い方は、フリーサイズでなくSサイズを選んだほうがよいと思います。

ふくよかな人はフリーサイズで大丈夫?

いっぽうふくよかな人は、フリーサイズだと身幅がきつく感じられるかもしれません。

LまたはLL(3L)サイズを選び、「前幅」「後幅」のサイズが、普通サイズよりも大きいものがよいと思います。

浴衣セットの「帯」の注意点

うちわをもったゆかた姿の女性ひとり微笑む

浴衣セットの帯は、「作り帯」の場合と「普通の浴衣帯」の場合があります。

「作り帯」

帯が全く結べないという方は、帯が「作り帯」になっているものがよいです。

帯のつけ方は、説明書が添付されているはずです。

「普通の浴衣帯」

普通の浴衣帯がセットされている場合は、自分で結ぶか誰かに結んでもらうことになります。

結び方の解説があれば、あらかじめ何度か練習しておきましょう。

浴衣セット(レディース)3点・5点セットの購入前の注意点/フリーサイズまとめ

身長・足のサイズが中くらいの人は、浴衣のセットものでまず大丈夫。

足のサイズによってはセットの下駄が合わないこともあります。

小柄で細い人はSサイズで、ふくよかで大柄な人はL以上のサイズがよいでしょう。

セット内容が7点、8点などと多いものは、飾り物として必要かどうかをチェック。

着方を練習して、安心してお出かけくださいね。

浴衣着付け(男女・子供帯結び)
プロフィール
この記事を書いた人
きらこよしえ

着付け師範として着物着付け教室を運営。簡単着付けの2部着物など考案、雑誌に取り上げられたり、着物用下着など監修者。温泉好きでスーパー銭湯や温泉巡りでドライブ旅行趣味。温泉ソムリエ資格取得。旅系ブログna58.net YouTube運営。

きらこよしえをフォローする
きらこよしえをフォローする

スポンサーリンク


きもの物語

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました