浴衣を着るときに合わせる帯にはどんな種類があるでしょうか。
おしゃれな外出着として、夏のイベントに着ていきたい浴衣。
浴衣に合わせる帯を順に紹介します。
- 浴衣帯
- 半幅帯
- 兵児帯
- 作り帯
- 名古屋帯
帯のそれぞれの特徴を、例を見ながら
お話していきます。
最初は、最もポピュラーな「浴衣帯」からです。
浴衣のときの帯「浴衣帯」
◆浴衣帯
「浴衣帯（ゆかたおび）」は、その名の通り、浴衣のとき結ぶ帯です。
一枚布でできていて、幅は１６センチ前後、長さは約３．６メートル前後。
鮮やかな色目のものが多いです。
「浴衣帯」は軽くて結びやすく、カジュアルな浴衣姿になります。
リバーシブルの「浴衣帯」もあります
◆リバーシブルの浴衣帯
こちらはリバーシブルになった「浴衣帯」です。
両面が使えるので、胴の前側に出る方を変えることで、結びのアレンジを楽しめます。
◆リバーシブルの浴衣帯を結ぶ
浴衣のときの帯・「半幅帯」
◆半幅帯
「半幅帯」は、幅は１６センチ前後で、長さは約３．６メートル前後。
見た目はさきほどの「浴衣帯」とほとんど同じです。
「浴衣帯」との違いは、袋状になっていたり芯を入れてあったりで、模様が多種多様なこと。
ですから日常に着る着物にも合わせます。
長さが4mほどあるものは長尺帯とも呼ばれ、変化にとんだ帯結びができます。
◆半幅帯
こちらも「半幅帯」。
たくさん種類があるので、浴衣に合うものを好みで選んでください。
◆赤い浴衣に半幅帯で
見た目が暑苦しくないものならOKです。
どう見ても秋冬用と思われるものは、もちろんやめます。
浴衣のときの帯・「兵児帯」
◆兵児帯
幅が広く（30～35センチほど）、胴には半分に折って巻きつけ、蝶結びにするのが一般的。
浴衣帯のように見えるものもありますし、カラフルでふわっとした素材のものもあります。
◆浴衣用兵児帯
透明感のあるものだったり、ラメがはいっていたりと、華やかさを演出できます。
◆若い女性の浴衣と兵児帯
兵児帯は結び方が簡単
であることも、人気の理由でしょう。
落ちついた色目の兵児帯は年齢があがってもOK
◆落ち着いた色目の兵児帯
「兵児帯」の色をやや地味にすれば、年齢が上がっても大丈夫です。
結び方をお太鼓風に写真のようなものにすれば、落ち着いた雰囲気になります。
兵児帯は、柔らかで優しい印象とカジュアル感が出ます。
また、結んでいても締めつけ感が少なく体が楽です。
浴衣のときの帯・「作り帯」
◆浴衣帯の作り帯
「作り帯」というのは、あらかじめ結びが出来上がっている帯です。
「浴衣帯の作り帯」と「名古屋帯の作り帯」がありますが、ほとんどは「浴衣帯の作り帯」です。
身につけ方はいずれも、
- ひもがついた胴の帯をつけてから、飾り結びを背中につけます
帯結びになれていなくても、帯を結んだのと同じ姿になれるので便利です。
浴衣のときの帯「名古屋帯」は改まった印象に
◆名古屋帯
浴衣のとき、「名古屋帯」を合わせることもあります。
名古屋帯を合わせるときは、帯枕・帯揚げ・帯締めを利用して、お太鼓に結びます。
昼間のお出かけなら、長じゅばんと足袋をつけて、着物と同じように着ると改まった印象に。
名古屋帯を合わせるときの浴衣は、上質の浴衣にし、着物のような着こなしもできると覚えておきましょう。
◆絞りの浴衣と白い名古屋帯
上質の浴衣というと、「絹紅梅」「絞り」「長板注染」と呼ばれるような浴衣です。
◆外出用の着物として着るときに必要なもの
その時は、長じゅばんを着て、白い足袋、草履をはいてバランスを取ります。
浴衣のときの帯にはどんな種類がある？詳しく解説/あなたに合う帯は・まとめ
浴衣のときの帯は、初心者の方は「兵児帯」か「作り帯」がおすすめ。
帯を結べるようにれば、1本の帯をアレンジして楽しめるので、まず一つ結び方を覚えてみましょう。
上質な浴衣なら、着物と同じ外出着としても利用できます。
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