つむぎ(紬)の着物とは、絹のきものの一種類です。
繭(まゆ)を煮てほぐし、よってから糸にしたものを、
織り上げて反物にして、仕立てます。
糸はところどころにふしがあり、均一ではありません。
織られたきものは、非常に暖かく、かつ通気性があります。
つむぎ糸の特徴
つむぎ糸は、天然の染料で何度も染めて、色を定着させます。
経糸(たていと)緯糸(よこいと)の染め部分を合わせて、
織り機で織り、柄を表現します。
その柄が細かくて繊細であればあるほど、
柄(模様)の合わせが難しく、出来上がるまでの期間もかかります。
精緻なものは、一反(きもの一枚分の布)織るだけで何十日とかかります。
そのため昔ながらの製造工程で作られるつむぎの着物は、
非常に高価にならざるをえません。
つむぎ着物の特徴
つむぎの着物は、素朴な風合いであるにもかかわらず、絹独特の光沢があります。
軽く、しわになりにくく、さらに、他の絹製品に比べて、水に強いという特徴があります。
産地により模様風合いが異なる
つむぎの着物は、生産地による特色が強いです。
染料や柄模様、それぞれ独自の歴史からはぐくまれています。
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