男性の和装スタイルに合わせる履物。
草履の仲間で、角に丸みのある四角い履物。
(上の写真は、花婿が白い鼻緒の雪駄をはいている)
表面は主に畳表や竹皮を用い、裏に皮を貼って防水機能を与えています。
かかとには小さな三角の後ろ金をつけて、かかとの磨耗を防ぐようになっています。
この後ろ金が歩くときに音をたてます。
雪駄の表面の素材
表面の素材は、畳表や竹皮以外にも多種あって、
木綿、横糸に馬のたてがみや尻尾の毛を使って織ったホースヘアー、
印伝、牛皮エナメル、ビニール、合成皮革などがあります。
雪駄の色柄
色や柄も、虎柄、蛇柄、蜘蛛の巣柄など、
おしゃれな感覚のものがあります。
サイズ
サイズはM、L、LLの三サイズが一般的です。
履き方
前坪を指でつっかけるように挟んで履き、
かかとが1~3センチくらい出るものがよいです。
現代の雪駄事情
歩くときに音がするのが粋とされていますが、
現代ではそうとばかりもいえないようです。
音のでない、底にゴムが貼ってあるもの(あるいはウレタン底)が出回っています。
底がゴム底になっていると、歩くときに楽ですし、
価格は本格的な雪駄より、お値打ちになります。
カジュアルな洋服にも
最近では和装のみならず、ジーンズなどにも合わせる人が多く、
特に夏の履物として、人気があるようです。
<関連ページ紹介>
下駄(女性用)で紹介⇒「下駄(げた)とは、種類と具体的な例を画像で紹介・解説します」
コメント