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シルク 絹の枕カバーを手作り/すべりがいいから髪も肌も健やか/着物リメイク

着物生地からリメイク・絹シルクの枕カバー二つを製作枕にかけました

◆絹シルクの枕カバー 手作り

枕カバーは毎日髪にふれるものだから、天然繊維の木綿や絹(シルク)の生地が向いています。

絹(シルク)は肌触りもよいし保温性・保湿性・発散性に優れている繊維。

そこで絹の着物から枕カバーをリメイクしています。

木綿のような丈夫さはないですが、絹の枕カバーは、ツルツル・サラサラっとしてとても気持ちいいです。

裏をつけないので、手縫いでもあっという間にできあがりますよ。

髪にも肌にもよいはずなので、ぜひお試しくださいね。

※後半で裏地をつけた丈夫な枕カバーの作り方も紹介

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絹の枕カバーに適したリメイク着物は

枕カバーなのであっさりした色がいいな。。。ということで白い生地にしました。

でも着物で白というのは、表生地ではそんなにありませんね。

そこでリメイク素材として、以下のものも活用してみましょう。

着物生地がないときのおすすめの白い生地は、

  1. 長じゅばん
  2. 一部ぼかしの入った八掛(はっかけ)
  3. 胴裏

長じゅばんや八掛はかなり丈夫です。

画像のものは、以前は「花嫁衣装」だった白無垢の生地です。

おすすめは、染め模様のない平織りのシルク生地ですが、凹凸がなければよいと思います。。

普通サイズの枕の枕カバーの作り方

今回紹介するのは 裏生地のない、表生地だけの枕カバーです。

手縫いで縫っています。

枕は一般的に、普通サイズと大きいサイズの二種類の大きさがあります。

先に普通サイズのものから紹介します。

普通サイズの枕の大きさとカバー

普通サイズの枕は、「縦35センチ 横50センチ の大きさ」のものです。

今お使いの枕カバーがこのサイズであれば、 その大きさに合わせればOKです。

着物の反物の幅は、 普通サイズの枕カバー を作るのにちょうどよい大きさです

普通サイズの枕カバー・作り方

着物生地からリメイク・絹シルクの枕カバーできあがったところ

◆できあがった絹(シルク)の枕カバー

<用意するもの>

  • 着物をほどいた反物・長さ65センチ前後
  • 絹の縫い糸
  • 糸切りばさみ
  • アイロン
<枕カバー普通サイズの作り方>
  1. 中表にして縫い代を5ミリで、長辺二辺と、短辺一辺を縫い合わせる
  2. 空いている辺は、端を8~10ミリほどの三つ折りにしてアイロンをあてる
  3. 三つ折りの端を縫い、表に返して完成!

筒状の枕カバーのできあがり。

※三つ折りしたところが枕の取り出し口です。

余裕をもって長めに作り、余りは枕の後ろ側に折って使います。

大きいサイズの枕カバーの作り方

着物生地からリメイク・絹シルクの枕カバー二つを製作枕にかけました

◆大きいサイズの枕カバー・継ぎ足した縫い目あり

大きいサイズの枕のカバーは、反物の幅では足りないので付けたしして作ります。

43センチ×63センチ のサイズの枕で説明

普通サイズの枕よりやや大きいタイプにはいくつかあります。

そこで、ここでは43センチ×63センチ のサイズの枕で説明します。

形状は同じ筒状の枕カバーです。

幅に生地を足して、幅を広くします。

※足すのは反物の半分の幅の生地です

変更する点はそれだけです。

縫い代1センチで継ぎ足してください。

生地のつなぎ目が出るので、頭をのせたら違和感があるんじゃない?

と思われるかもしれませんが、実際枕を使用してみるとつなぎ目は全く感じません。

私が鈍感だから?かもしれませんが、毛髪があるので違和感はゼロです。

ですが敏感な方は、 つなぎ目の位置を首でなく頭の上の方にしてみてください。

絹/シルクの枕カバーの洗濯方法

絹・シルクは素材は確かにデリケートです。

ですからすぐに傷むのでは?と案じてしまうかもしれないですね。

シルクカバーを長持ちさせる洗い方・干し方

でも以下の点に気をつければ長持ちしますよ。

  • 直射日光にあてない
  • 合成洗剤で洗わない

つまり、洗う時は中性洗剤で手洗いがおすすめです。

干すときは陰干しで。

この手入れが面倒であれば、裏に生地をつけて作り、裏側を陽にあてて干すと、生地の傷みは減ります。

裏生地をつけての作成方法は後述しますが、同じ方法です。

絹/シルクの枕カバーは髪にも肌にもやさしい

絹は肌触りが良く 吸湿性放湿性がいい

着物生地からリメイク・絹シルクの枕カバーは白無垢の模様

◆元花嫁衣裳なので模様は鳳凰と桐

絹・シルクは、とても肌触りが良く、 吸湿性放湿性に優れています。

寝ている間も頭の部分は涼しく保つ方がよいので、枕カバーとして向いているはず。

髪がよくすべるので、とても寝返りしやすいと感じています。

肌や髪に直接触れるので、木綿もいいけど絹も気持ちいい。

枕カバーに向いている着物生地

長じゅばん・八掛・胴裏が枕カバーに向いているといいました。

が、他にもよい生地があります。

「色無地の着物」や「大島紬」「黄八丈」といったツルツル・サラサラの生地です。

地紋があるくらいは、使っているときに全く違和感はありませんよ。

ただ色の濃いものが多いので、見た目的にそれは好みになると思います。

丈夫な枕カバーにする方法

紹介した枕カバーは裏生地なしで作っています。

それでも通年使えますし、2年~3年の単位で十分使えています。

より丈夫で長持ちを目指すなら、薄手の木綿の裏地をつけるとよいです。

<裏生地をつけた作り方>

  • 表生地と同じサイズの木綿の裏生地を用意
  • 表と裏の生地を重ねてから、上記と同じ方法で作る

木綿の裏生地をつければ、ミシンでも縫いやすくなります。

またお洗濯は裏がえしてネットにいれて、洗濯機でもよいでしょう。

シルク 絹の枕カバーを手作り/すべりがいいから髪も肌も健やか/着物リメイク・まとめ

吸湿性放湿性に優れている絹・シルクの枕カバーは、髪と肌にやさしい。

普通サイズの枕カバーなら、着物の反物幅で作ることができる。

胴裏や薄い生地には、薄手の木綿の裏地をつけるのがおすすめ。

地文様がある生地でも違和感なく使用できますよ。

抱き枕を使う人は、そのカバーもリメイク生地にしてはどうでしょう?

絹の枕カバーは、長い髪もからみにくいと感じています。

<着物のリメイク・関連ページ紹介>

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プロフィール
この記事を書いた人
きらこよしえ

着付け師範として着物着付け教室を運営。簡単着付けの2部着物など考案、雑誌に取り上げられたり、着物用下着など監修者。温泉好きでスーパー銭湯や温泉巡りでドライブ旅行趣味。温泉ソムリエ資格取得。旅系ブログna58.net YouTube運営。

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