<ご質問>
浴衣を着るとき、なんだか野暮ったくなってしまいます。
キリリとまたスッキリと見えるようにするには、どうしたらよいでしょうか?
これから質の良い浴衣も着てみたいと思っています。(38歳 Nさん)
浴衣姿をすっきりとみせるには、シワやだぶつきがないように着るのがポイントです。
そのために試していただきたいことをお話します。
以下のようなポイントを押さえておけば、きれいな浴衣姿になりますよ。
きれいな浴衣姿のコツ
一つ目は、「補正」をきちんとすることです。
「補正」は身体の凹凸を平にするためのもので、タオルや補正用品で行います。
体を平にする補正をしましょう
◆和装ブラ
バストを平らにするのに和装ブラがおすすめです。
下着をつけたあとに補正をします。
ウエストのくぼみには半分幅に折ったフェイスタオルを巻きます。
くぼみが大きい方はフェイスタオルを二枚、あるいは分厚いものを使います。
バストが薄い方は、肩から胸にかけて四分の一幅に折ったタオルをV字にのせます。
普通の体型の方であれば、これで身体の凹凸はかなりとれ、浴衣が身体に沿いやすくなります。
浴衣に衿芯を入れる
浴衣姿をすっきりみせるには、もう一つポイントがあります。
それは「衿に芯をいれる」ことです。
芯がないと衿にシワがでやすく、衣紋のカーブもいまひとつ美しくありません。
スッキリとした着姿にするために、ぜひ衿芯を用意してください。
衿芯の入れ方
衿芯は細めのプラスチック製が使いやすいです。
衿にかかっている「共衿」の内側の片方の縫い目をほどいて、差し込みます。
(手縫いの浴衣の場合は共衿が後からかけてあるので、縫い目をほどく必要はありません)
糊付けして生地にハリをもたせる
またアイロンがビシッときいている浴衣は、すっきりとした見栄えになります。
よれよれで着る方はないと思いますが、糊付けしてアイロンをするのがよいです。
背筋を伸ばして歩く
お出かけの際は、背筋を伸ばして歩きましょう。
歩き方ひとつで、見た目は大きく変わります。
猫背では他にいくら気を使っていても、「スッキリ」「キレイ」という印象にはなりません。
きれいな浴衣姿を実現・まとめると
<浴衣をキリリとスッキリ見えるようにするには?まとめると>
- タオルや補正用品で補正する
- 衿芯を入れる
- 糊付けアイロンをする
- 背筋を伸ばして歩く
このようにしていただくと、衿から胸元にかけてぴったりと着られ、シワやゆるみのない着姿になります。
きれいな浴衣姿に見えるコツは/キリリとスッキリ見せる着方を伝授・まとめ
「人から見てきれいだな」と思われるには、この中でも
「衿がきれいに抜けている」ことと、「姿勢がよいこと」が見栄え的には一番大切なように思います。
自信ないな~という感じでなく浴衣で楽しい!といった気持ちで楽しんでおでかけを。
◆大人の浴衣は上品で粋に・選び方と着方・40代50代60代所作も
補正のときのタオルの扱い方や作り方はこちらを参考にしてください。
◆着物のときの補正・タオルで手作り・帯下締め・ヒップ上とバスト補正
◆帯下締めの作り方・ウエスト補正をタオルで詳しく説明中
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