普段着に着物を着て過ごしたい、だけど着物はきゅうくつだし。。。
慣れないと疲れるという印象があるきものですが、そこをおもいっきり楽に着るコツをお伝えしますね。
中にはあなたに合わないものもあるかもしれません。
ですから、そんな方法もあるのか。。。という気づきのひとつになればと。
楽な普段着って?
着物しかなかった頃は、着物姿でくつろぐのはあたりまえ。
昔は居間や縁側で、畳の部屋で座布団に座るのが日常でした。
そんな暮らしで一般的に着ていたきものは、洗いやすい素材のものばかり。
着物も帯も下着も、洗えるものが楽のきほんですね。
今も普段のきものは洗えるものがいいですよね。
おすすめの普段着着物の種類
普段におすすめな着物の素材
楽に着られるきもの、洗えるものというとその素材は、
- 木綿
- 麻
- ウール
- ポリエステル(いわゆる洗える着物といわれる)
帯も素材は同じで、洗えるものが楽です。
麻は夏のもので、軽くて涼しい素材です。
帯は兵児帯か半幅帯
◆兵児帯
ソファや椅子にもたれて帯結びがつぶれても、それくらい平気っていうのが「兵児帯」や「浴衣帯」です。
浴衣帯は浴衣にしか合わせていけないというわけではないんですよ。
◆浴衣帯
ゆかた帯は軽くて扱いやすいので、「半幅帯」より気が楽です。
楽に過ごせる基本のコーディネート
では着物をきるときに、楽にできる方法を考えてみましょう。
- 下着
- 半じゅばんとすそよけ(または長じゅばん)
- 着物
- 浴衣帯・兵児帯
これ以外のものは使わないようにすれば、とても楽に過ごせます。
一般的な着付けで使うその他のものは使わずに、ということです。
外出の着物のときにしているこれらのものをやめてみましょう。
- 補正
- 帯締め
- 帯揚げ
- 帯枕
- 帯板
といったものは使わず、紐もできるだけ少なくするのが楽に着るコツです。
伊達締めは1本だけに。
着物の最初の腰ひもだけはしっかりと結び、後の紐類は締め付けない。
楽をすると着崩れする?どこまで許せるか
メリハリのあるボディの方は、補正をしないと着崩れしやすくなりますね。
でも家にいて人に会わないなら、少々の崩れはよしとしましょう。
着物を着ていたいということと、少々崩れるくらいははまあいいや、
そんな気持ちに折り合いをつけられるところで、普段着着物を気楽に試してみてください。
ただ、ウエストの補正にタオル1枚は使ったほうがよいですよ。
理由は、夏は汗をとるから。
冬は補正をする方があたたかさが増すから。
兵児帯となんちゃって帯(簡易帯)でさらに楽
◆木綿の兵児帯
浴衣帯や半幅帯より、「兵児帯」ならさらに体に負担が少ないです。
兵児帯は芯がないですし、結び方もかんたんです。
薄手の兵児帯を利用すると、さらに楽に。
そしてそれ以上にラクなのが、「なんちゃって帯(簡易帯)」でしょう。
◆なんちゃって帯・簡易帯をつけている前姿
帯をしているように見えますが、帯をしていない
。
つまり帯結びしていないのに、見た目は帯しているように見えているもの。
あっという間に帯付姿のようになるので、普段の楽ちん着物にはピッタリです。
昔はこういうものが使われていたんですね。
現代版のなんちゃって帯は、このマジックベルトのタイプ。
◆マジックベルトの前帯
これは楽ですよ。
こんなところで工夫して、超ラクな普段着で過ごしてみてはどうでしょう。
普段に着物を着たいとき・体が楽なのが一番、ラク~な着方のコツとワザ・まとめ
楽に気楽に着物で過ごすには、補正はウエストのみ。
紐を極力減らして、帯は浴衣帯・兵児帯・簡易帯。
つまり「締め付けない、着崩れはあまり気にしない」というスタンスで。
おすすめの帯は柔らかい素材の兵児帯です。
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