着物の「袖丈のお直し」方法・長く/短くする依頼の前の注意点

着物の袖丈のお直し方法・長くまたは短くする依頼の前の注意点

着物の袖丈をお直しする方法と、お直しを依頼するにあたっての注意点をお話します。

きものの袖丈サイズを直すのはこのどちらかですね。

  • 「袖丈を長くしたい場合」
  • 「袖丈を短くしたい場合」

それぞれのお直し方法と、依頼前の注意です。

最後に、長い袖でも短い袖でも着こなすワザをお伝えします

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「袖丈」と「袖の丸み」

着物の袖丈のお直し、袖丈とは丸みとは

◆袖丈と丸みの位置

先に「袖丈」と「袖の丸み」の位置を確認しておきましょう。

袖丈を長くする場合のお直しの方法

袖丈を長くするには、長くしたい分だけ袖の底に隠れている縫い代をだし、底を作り直します。

袖丈を長くする場合の注意点

表に出す生地の色が、今まで表に出ていた生地の色目と変わりないかを確かめてから、お直ししましょう。

袖底に隠れている縫い代の長さはさまざまです。

希望する長さまで出せるかどうかの確認は事前にしなくてはなりません。

もし生地が足りなかったら、

  • 取りやめるのか
  • できるところまで出してもらうのか

を考える必要があります。

袖底を作るにあたり、袖のたもとの丸みを変更することができます

希望があれば合わせて依頼してください。

袖丈を短くする場合のお直しの方法

着物の袖を短くするには、袖の底を切るまたは解いて、必要な丈で袖底を作り直します。

希望する丈まで短くするにあたり、袖の柄が損なわれないかは確認してください。

袖丈を短くする場合の注意点

袖丈を短くするにあたり、不要な分を切り落とすと元にもどりません

もし元の長さに戻す可能性があれば、

袖底に残してもらうこともできると思います(重たい印象になるかも)。

切り離した生地が欲しい場合は、必ずその旨を伝えておきましょう。

袖底を作るにあたり、袖のたもとの丸みを変更することができます

希望があれば合わせて依頼してください。

羽織やコートの袖丈も同様の注意を

羽織やコートの袖丈も、袖丈を変える場合は着物と同様の注意が必要です。

長くする場合は、縫い代の色に問題がないかどうか。

着物の袖丈の変更に合わせて、

羽織やコートの袖丈を変更しなければならなくなるかもしれません

その点は確認してください。

羽織やコートは、1~2センチ袖丈を短く仕立てます。

長い袖でも短い袖でも着こなすワザ

着物の袖丈のお直し、若い着物姿の女性

最後に、長い袖でも短い袖でも、お直しせずに着こなす方法をお伝えします。

それは、

着物ではなく、長じゅばんの袖丈を変える、です。

「長じゅばんの袖を取り外して、それぞれの着物の袖の長さにあった別の袖を付け替えて利用する」という方法です。

長じゅばんよりは半じゅばんの方が付け替えしやすいです

付け替えするので「付け替え袖」とか「うそつき袖」とよんでいます。

おしゃれ着や普段用の着物の範囲で、お試しくださいね。

こちらに詳しく作り方と取り付け方を解説していますので参考にしてください。⇒「付け替え袖(うそつき袖)の作り方と取り付け方・画像付きで詳細解説!」

着物の「袖丈のお直し」方法・長く/短くする依頼の前の注意点・まとめ

現代の着物の袖丈の標準は身長にかかわらず約49センチです。

袖丈を長くする場合は、袖底の縫い代の生地が色褪せなどなければ出せます。

しかしながら袖底の縫い代の長さによっては、希望の長さまで出せないことがあります。

袖丈を短くするときは、短くしても柄がおかしくないことを確認してください。

短く切った生地が欲しい場合は、事前につたえておきましょう。

どちらも袖の底を新たに作るので、そのとき「たもと」の丸みを変えることができます。

「袖の丸み」は、丸みが大きいほど柔らかく優しい印象になります

現代ではどの着物も、2センチの丸みが標準になっています。

袖の丸み(カーブ)は個性を出せる部分ですから、気にいる丸みで。

「着物の丸み」についての説明はこちら⇒「着物の「袖の丸み」とは・丸みの型を紹介します(着物用語)

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