着物の自分サイズを知る方法・着物の裄・身丈・後ろ幅・・前幅を測る
自分の着物のサイズ、知ってますか?
若いころに仕立てたきり10年20年とたって、体型が変化することがあります。
今のサイズを知るために、着物の四か所を測ってみましょう。
ここではお持ちの着物で確認する方法です。
着物をレンタルしたりリサイクルで探す場合にも、役に立ちますよ。
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お手元の着物で場所とサイズ確認
お手元にある着物で、まずはどこがどのサイズかを確認してみましょう。
測る場所は、
- 「裄(肩幅+袖幅)」
- 「身丈(肩から裾まで)」
- 「後ろ幅(後ろ身頃の幅)」
- 「前幅(前身頃の幅)」
裄は肩幅と袖幅をたしたものです。
身丈は衿をのぞいた着物の丈の長さです。
後ろ幅は後ろ身ごろの幅で、前幅は前身ごろの幅です。
メモ帳に、それぞれのサイズを書き残しておきます。
後ろ幅・前幅は、裾のところで測ってください。
あつらえた着物が合わなくなっているとき
もし太ったりやせたりして、体型があつらえたころと変わってしまったという方は、
当然着心地がよくないとお感じですね。
先ほどの四か所のサイズを測ったら、
どこがあっていないのかを、書き出します。
あつらえたときより太った方
あつらえたときより太った方は、こんなところが合わないです。
- 身幅が狭くなり打ち合わせが浅い
- 袖幅が短い
- おはしょりが充分とれない
身長は変わっていないのに、窮屈に感じるでしょう。
あつらえたときより痩せた方
あつらえたときより痩せた方は、こんなところが合わないです。
- 身幅があまり打ち合わせが深すぎる
- 袖幅が長くなり手首がかくれるほどになる
- おはしょりがあまる
スマートになったことで、だぶついた感じになるでしょう。
着物をお直しするにあたって
お直しするには、どれくらいのお直しが必要かを知る必要があります。
太った方の場合のお直し
太った方の場合は、足りない分を縫い代から出すという直しが必要になります。
今まで内側に隠れていた生地を表にだすことになるので、
お直しできる生地が十分あることを確認し、
生地の色に変化bがないことを確認して、直しをすすめます。
丈を出すには、帯に隠れるところに布を足します。
痩せた方の場合のお直し
一方痩せた方は、身幅は着方で対処します。
袖幅が長くなり見苦しいほどなら、袖幅や肩幅を狭くするお直しが必要になります。
あつえたことがなくても自分サイズを知っておきましょう
あつらえたことがない、という方も、
自分にぴったりの着物のサイズを知っておくとよいですよ。
お持ちの中で、一番体に合うものを選んでください。
そして以下の点を確認してください。
- 普通に着ておはしょりが6センチほどとれる
- 裄は手首のくるぶしあたりまである
- 歩くときはだけない
この三点で満たされていれば、あなたにほぼぴったりのサイズです。
この着物のサイズの四か所
- 「裄(肩幅+袖幅)」
- 「身丈(肩から裾まで)」
- 「後ろ幅(後ろ身頃の幅)」
- 「前幅(前身頃の幅)」
をメモしておきましょう。
今後はこのメモに近いものを求めればいいわけです。
また今後あつらえる機会に、お店の人に測ってもらうだけでなく、
自分のベストサイズをすり合わせることができます。
着物の自分サイズを知る方法・着物の裄・身丈・後ろ幅・前幅を測るのまとめ
自分にぴったりの着物のサイズは、四か所を測ることでわかります。
お持ちの着物を測って知る方法をお伝えしました。
リサイクル着物などを利用するときに役にたつはずです。