長じゅばんの役割と種類を紹介・季節によって着分けるために
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長じゅばんの役割と種類を紹介・季節によって着分けるために

広衿の長じゅばん

着物の下に着る長じゅばん、主な役割は「着物の衿の汚れ防止」と「下着と着物との調整」です。

 

長じゅばんの衿はお顔のすぐ下にみえるので、着物を引き立てるおしゃれの要素も持っています。

 

長じゅばんも衣類ですから、着物と同じように季節によって着分けが必要です。

 

といっても、そんなに難しい話ではありませんよ。

 

  • 長じゅばんの種類と特徴
  • 季節による着分け方

 

についてお伝えしますね。

 

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長じゅばんの種類は二種類

 

最初に、「女性の長じゅばんは二種類ある」ということをお伝えしてからにしますね。

 

それは仕立て方による違いです。

 

  • 「関東仕立て」
  • 「関西仕立て」

 

です。

 

どこで見分けがつくかというと、長着(着物)でいう「おくみ」のところです。

 

  • 「関東仕立て」には「おくみ」の部分がなく、「通し衿仕立て」とも呼ばれる仕立て方
  •  

  • 「関西仕立て」には「おくみ」の部分があって、「別衿仕立て」とも呼ばれる仕立て方

 

 

「関東仕立て」の長じゅばんの特徴

 

「関東仕立て」の長じゅばんは、おくみの部分がなく半幅の地衿が裾まで続きます

 

普通体型の方なら問題なく着用できますが、ふくよかな方には適しません

 

普通体型でも胸が大きい・腰回りが大きいという方は、着こなしにくいかと思います。

 

「関東仕立て」の方が標準型とされていましたが、現代ではこちらを選択する人は少ないようです。

 

 

「関西仕立て」の長じゅばんの特徴

 

広衿の長じゅばん

 

この写真は「広衿」の「関西仕立て」の長じゅばんです。

 

「関西仕立て」の長じゅばんは、おくみの部分があるので身幅が「関東仕立て」より広いです。

 

「おくみの部分」というのは、衿の途中から真下につながる布のところをさします。

 

長じゅばんだと幅8センチほどです。

 

「関西仕立て」は前合わせがゆったりするので着やすく、どんな体型の人にも合う仕立て方です

 

現代では「関西仕立て」を選択する人の方が多いでしょう。

 

<体型による着分け>

  • 「関東仕立て」は身幅が狭く、細身~普通体型の方向き
  • 「関西仕立て」は身幅は広めで普通~ふくよかな方向き

 

 

長じゅばんの衿は二種類

 

長じゅばんの衿は「広衿」と「バチ衿」の二種類あります。

 

礼装には広衿の長じゅばんを、普段用にはバチ衿の長じゅばんを合わせます。

 

ですが、現代では礼装用でもバチ衿仕立てを利用することがあります。

 

 

長じゅばんの季節による着分け方

 

長じゅばんの季節による着分け方

 

さて長じゅばんも着物と同様、季節によって着分けます。

 

暑いときは涼しい素材、寒いときは温かい素材、これは当然ですね。

 

また、裏地のあるなしなどでも、温度調節をします。

 

 

長じゅばんを着分ける目安

 

着分ける目安としては、夏向きとそれ以外の季節で大きく分かれます。

 

夏~盛夏に向く素材(絽・紗・麻)

 

<絽の長じゅばんを着る時期>

 

夏物で「絽」の長じゅばんを着る時期は、6月・7月・8月・9月

 

<紗・麻の長じゅばんを着る時期>

 

夏物で「紗」・「麻」の長じゅばんを着る時期は、7月・8月

 

秋冬春向きの素材(絹)

 

<裏地付きの長じゅばんを着る時期>

 

裏地付きの長じゅばんを着る時期は、11月から4月

 

※カジュアルな着物の場合は、この時期にも裏地なしのこともあります。

 

 

<裏地なしの長じゅばんを着る時期>

 

裏地なしのひとえの長じゅばんを着る時期は、5月・10月

 

以上はあくまで目安です。

 

特に季節の変わり目は、気温や体調に合わせて選んでください。

 

 

裏地付き長じゅばんは減少している。

 

裏地付きの長じゅばんは、保温力があって寒い季節にふさわしいものです。

 

ですが現代では空調設備が整っていることもあり、仕立てる人は減っています。

 

着物を頻繁に利用しない方は、裏地付きの長じゅばんを持たなくてもよいかもしれません。

 

 

そのほかの長じゅばんの役割・裾さばき

 

裾さばきのよい長じゅばんを選んで

 

長じゅばんには最初に「下着と着物との調整」という役目があるといいました。

 

その「調整」が「着物の裾さばきをよくする」というものです。

 

長じゅばんの裾さばきがよいと、歩きやすく着物が傷みにくいです。

 

また上等な着物の裏地を守るため、長じゅばんの裾丈は着物の裾丈になるべく近い長さにするのがよいです。

 

 

長じゅばんの役割と種類を紹介・季節によって着分けるために・まとめ

 

長じゅばんの種類は、「関東仕立て」と「関西仕立て」の二種類。

 

現代では「関西仕立て」の方が主流です。

 

季節の変わり目の長じゅばん選びは、気温や体調で判断する。

 

着物を着る機会が少ない場合は、バチ衿で関西仕立ての長じゅばんをひとえで仕立てるのが合理的でしょう。

 

上等な着物を守るため、裾丈は着物丈に近い長さに。

 




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