◆着物でお太鼓結び
よく見かける女性のお出かけの着物姿といえば「お太鼓結びをした着物姿」ですね。
私も着物を着てみたいなと思うものの、「なんだか大変そう」と感じている人もあるでしょう。
ここではこれから着物を始めるにあたり、どんなものが必要になるのかを、まとめて紹介します。
お太鼓の着物姿・何が必要?
◆着物でお太鼓結び
お太鼓という帯結びをする着物姿になるのに必要なものを紹介。
- 和装下着
- 補正用品
- 長じゅばんを着るの必要なもの
- 着物を着るのに必要なもの
- 帯をするのに必要なもの
の順に紹介します。
最後に一覧としてまとめますね。
1・和装下着について
◆二部式の和装下着
下着は汗や皮脂の汚れから、長じゅばんや着物を守ります。
写真は、「肌じゅばん」と「裾除け」という上下に分かれた和装下着です。
和装下着の内側には、ショーツ・ブラジャーを着用します。
ブラジャーは「和装用のブラジャー」があり、バストを平坦にします。
普通~大きなバストの方は「和装用のブラジャー」をされると、着物姿がはえます。
和装下着は二種類
和装下着には二種類あって、二部式とワンピース式。
上の写真のように上下別れた二部式は、どんな和装にも使えます。
二部式の下部分は巻きスカートのようになっていて、紐でとめる形式です。
2・補正用品
着物を着るにあたっては、体系は寸胴の方が好ましいです。
そのため体のくぼみをなくすために、補正用品やタオルを利用して寸胴にします。
そのことを「補正」または「体型補正」といっています。
◆市販の体型補正用品
これはウエストとヒップの上のくぼみを同時にとることのできるも補正用品です。
私は主にタオルを使いますが、このような市販品も自分にあえばとても便利です。
また鳩胸にするために、胸からヒップの上までを同時に補正できる補正用品もあります。
3・長じゅばんの着付けに必要なもの
◆長じゅばん・衿芯・腰ひも・伊達締め
下着をつけ補正をしたら、長じゅばんを着ます。
そのとき必要になるのが、「腰ひも」と「伊達締め」です。
衿にはあらかじめ「衿芯」をいれておき、「半衿」をかけておきます。
- 「衿芯」は長じゅばんの衿をきれいに整えるもの
- 「半衿」は長じゅばんの衿の汚れを防止するもの
4・着物の着付けに必要なもの
◆着物・腰ひも2本・伊達締め
長じゅばんを着たら着物を着ます。
着物を着るときに必要になるのが、「腰ひも2本」と「伊達締(だてじ)め」です。
5・帯(名古屋帯)をするときに必要なもの
◆帯・帯板・腰ひも・帯枕・帯揚げ・帯締め
着物を着たら帯を締めます。
お太鼓結びのときは名古屋帯という帯をします。
帯を締めるときに必要になるのが、
- 帯板
- 腰ひも一本
- 帯枕
- 帯揚げ
- 帯締め
腰ひもはお太鼓の形をつくるのに使い、後ではずします。
足元は足袋をはき草履か下駄を
◆足袋・草履
足元は足袋です。
通常は4枚こはぜがついたものを用います。
白い足袋はどんな着物にも合いますが、おしゃれとして好みの色柄のものを利用します。
外出の際は主に草履をはきますが、下駄もよいです。
着物を着るにあたって必要なもの一式・最低限
では最後に着物を着るにあたって必要になるものの一式を一覧でまとめます。
なお下着(肌着)については普段のものでも代用できるので、はぶきますね。
着物を着るとき必要なもの最低限
- 着物
- 帯 (お太鼓のためには名古屋帯)
- 長襦袢(ながじゅばん)
- 足袋(たび)
- 草履(ぞうり)または下駄(げた)
- 半襟(はんえり)
- 襟芯(えりしん)
- 帯揚げ(おびあげ)
- 帯締め(おびしめ)
- 帯板(おびいた)
- 帯枕(おびまくら)
- 着付け小物(腰ひも4~5本、伊達締め2本、フェイスタオル2~3枚)
着物のとき必要なもの/女性/最低限の一覧一式紹介/美しい着姿のお太鼓結び・まとめ
お太鼓結びをして着物姿になるために必要なものを紹介しました。
下着は和装下着をおすすめしましたが、汗取りのための肌着であれば何でもよいです。
着物や帯以外に何が必要なのかが気になるところかと思いますが、
着物の入門用として、下着や腰ひもなど小物類がセットされているものも販売されています。
小物類はいったんえそろえば、あまり買い足すこともないので、一式そろっているものが最初はおすすめです。
<関連ページ紹介>
◆着物を着るときにひつような小物は何?個別に紹介・ムダなくそろえるコツ
◆帯揚げ・帯締めのコーディネート・色合わせや組み合わせ・お太鼓編
◆伊達締めとは何?使い方・結び方・マジックベルトとの違いと代用品
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