「着物を着てどこに行ったらいいの?」きものでお出かけしたいけど・・・

「着物を着てどこに行ったらいいの?」きものでお出かけしたいけど・・・

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「着物を着てどこに行ったらいいの?」きものでお出かけしたいけど・・・

着物に興味があって着てみたいという人から、よくいただく質問がこれ。

 

「着物を着てどこに行ったらいいの?」
です。

 

私は心の中で「どこへでも好きなところに行っていいのに」と思っているのですが、質問される人は具体的に自分の生活スタイルに合わせて、答えが欲しいようです。

 

そこできものでお出かけ先がわからない、自分の目指す(好ましい)着物シーンが思いつかないという人に、「着物でお出かけできるところ」を具体的にお話します。

 

着物への親しみ度によって、「初級」「中級」「上級以上」とわけてまとめますね。

 

 

着物親しみ度「初級者」向けきものでお出かけ先

 

着物を少し習った、なんとか着られるようになってきた人は、まずはイベントに行ってみましょう。

 

たとえば夏の浴衣シーズンのイベント、そして結婚式などのおよばれに。

 

 

<イベント>

 

夏祭り・花火大会をはじめとする夏のイベントに浴衣でお出かけ

 

浴衣の着付けは着物よりは簡単。

 

まずは夕刻から夜の夏祭りや花火大会から始めるのが無難です。

 

というのも暗いせいでちょっとした着方の難点があってもわかりにくいです。

 

少し慣れてきたら、夏の昼間のイベントにも。

 

電車やバスなど乗り物に乗るので、ひとつずつ経験を積んで。

 

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結婚式・披露宴への参加

 

友人として参列する機会があれば、未婚なら振り袖を、既婚なら訪問着や色無地などを着るチャンスです。

 

自分で着られないなら会場で着付けをたのめばOk、親族の方たちにも喜ばれます。

 

持っていなければレンタルできますし、自分に似合いそうな着物を選ぶ目も養えます。

 

振り袖と袋帯の変わり結び

 

 

近くの喫茶店へ行く

 

散歩を兼ねて歩いていける範囲の喫茶店でお茶だけしてきます。

 

着物に慣れないうちは、下駄や草履で歩くのにまず慣れることも大切です。

 

出かけてから帰るまで1〜2時間程度ですむようにして、歩く、座るなど基本的な練習になります。

 

その他本屋さんに行くのもいいですね。まずは着物で外に出て着物姿に親しみます。

 

ピンク色の紬着物に帯締めの変わり結び

 

 

着物親しみ度「中級者」向けきものでお出かけ先

 

浴衣や着物を数回経験したら、もう初級は卒業です。

 

これから着物に親しむ機会をさらに設けて、着物の着心地を確かめたり所作などを身につけていってください。

 

中級者の方のお出かけ先としては、やはりイベントを中心に提案します。

 

自分だけでなく周りの人と一緒に楽しめることが、着物通への近道でしょう。

 

 

<イベント>

 

「着物を着て街歩き」、「○○商店街を着物で歩こう!」など城下町や商店街などで町おこし等の目的で行われているイベントに参加

 

街の雰囲気を盛り上げる効果のある着物イベントなので、参加すると楽しいです。

 

着付けのサービス、きものや履物のレンタルもあり、自前で揃えられなくても参加できます。

 

初対面でも着物の話題を通じて楽しめます。

 

 

京都で遊ぶ

 

京都には着物を着ている人へのサービスが沢山あり、「着物パスポート」を利用すれば特典がついてきます。

 

「着物パスポート」では、特典協力施設や店舗での飲食の割引、お土産の割引、寺社への優待割引、宿泊施設での割引などの特典が受けられます。

 

「着崩れレスキュー」としてお助けどころも設けられていて、着物慣れしていない人も安心できます。

 

またレンタルが充実していて、宿泊ホテルで返却できたりもします。

 

京都ほど充実はしていないにしても、鎌倉や金沢でも、着物をレンタルして街歩きができ、割引特典が受けられるような観光地もあります。

 

 

子供の七五三・卒業式・入学式へ着物で参加

 

ほとんどの行事に着物で参加するようにします。

 

着付けに自信がない場合は、着付け師さんに頼んでやってもらいましょう。

 

行事の間の数時間だけ緊張感をもって過ごすと自信がつきます。

 

年始のあいさつ、クリスマスパーティー、お花見なども。

 

 

中級者向けには、イベント以外でも着物を着る機会をもうけてくださいね。

 

夏は浴衣を着物として着こなしお出かけをしてみてください。

 

ちょっと高級な浴衣を着物風に着てお出かけ

 

浴衣を着物のように着るというのは、半衿をつけ、足袋をはき、お太鼓結びをすることになります。→「浴衣のときの名古屋帯と半幅帯・合わせ方も紹介してます」

 

出かける先は、友人とのランチ、百貨店へのお買い物、コンサートなど。

 

ちょっと改まった印象になり、夏に目立つ装いですが、経験すると自信につながります。

 

 

ランチ、ディナーに行く

 

着物を着て食事に行く機会を作ってみましょう。

 

きものを汚さない工夫をしたり、座り方や歩き方などに気を配りながら練習するつもりで。

 

でもパートナーや友人など気心のしれた人と一緒に行って、慣れるようにします。

 

 

和のお稽古事に行く

 

日本のお稽古事には、着物での立ち居振る舞いが適したものが多いです。

 

お茶やお花、お習字、お香をはじめ、三味線やお琴を習う、和歌や俳句を習うなど、興味のあるお稽古を始めて着物を着る機会を増やすのもいいことですね。

 

名古屋帯紅型

 

 

美術館、コンサート、発表会、ショッピングなどに行く

 

ひとりでもいいですが、友達と連れ立って美術館やコンサート、展覧会、発表会などに行ってみます。

 

お連れ様も着物好きならなおいいですね。

 

外出時間が2時間以上の外出をどんどんしてみましょう。

 

洋服との違いにいろいろと気付きがあるはずです。

 

試着がなければお買い物にも困りません。

 

 

着物親しみ度「上級者以上」向けきものでお出かけ先

 

普段着着物から外出用の着物を一通り着られるようになっていれば、もう上級者。

 

どんどん着物でお出かけの機会を増やしていけばよいので、臆せず挑戦して達人を目指してください。

 

上級者ともなればもうどこへでも着物でお出かけしてください。

 

 

<イベント>

 

相撲、野球などのスポーツ観戦

 

大相撲は近頃「和装DSY」と銘打って、着物で相撲観戦に来た人に、サービスを凝らしています。

 

たとえば2016年(平成28年)1月場所では、二日間和装dayを設けて、先着400名に非売品のガーゼタオルをプレゼントしていました。

 

確か前の年の7月の名古屋場所では「オリジナル扇子」がプレゼント品でした。

 

その他、力士とツーショット写真を撮れたり、お姫様抱っこをしてもらえたりといった企画もありましたよ。

 

国技館では着物レンタルもあるようです。

 

※最新情報!2016年3月場所(大阪)では、和装での来場者に手ぬぐいをプレゼント。初日?千秋楽(15日間)もれなくです。

 

手ぬぐいは、黒と黄の二色で力士とトラが睨み合う場面のもので、3月場所だけの限定品です。

 

 

野球では私の地域では「浴衣で行くドーム夏祭り」がすでに10回以上続いていて、ムードを盛り上げています。

 

かなり激しい応援もするかもしれない野球観戦ですが、浴衣で観戦すれば楽しさ倍増です。

 

 

旅行に行く

 

一泊以上の宿泊旅行に行ってみましょう。

 

温泉旅館に泊まるだけでなく、旅行中のすべてを着物で過ごします。

 

日本各地の名所旧跡を巡るもよし、電車の旅で知らない街を訪問してみるなど。

 

着替えや持ち物、手荷物などに工夫をして、着物で過ごす時間を堪能しましょう。

 

 

居酒屋・気軽なお酒の席に行く

 

お友達と気軽に呑んでんで楽しめる夜のお酒付きの食事に行く。

 

着慣れてくるとお酒が入っても大丈夫、行き先に合った装いを選ぶのもまた楽しい。

 

 

伝統芸能の観賞

 

日本の伝統芸能の観賞

 

能、歌舞伎、日本舞踊、浄瑠璃など日本の伝統芸能を楽しむなら、ぜひ着物で行きたいもの。

 

こうした場には「きものの達人」も多いので、演目やホールの予備知識をもって装いを考えてお出かけください。

 

もっと気軽な落語や講談などが上演される寄席も、気軽な着物で楽しんでください。

 

 

中上級を目指す方へ

 

着物を着られるようになって、きものでぼちぼち外出できるようになったら、もっと頻繁にきものを着てお出かけしたくなることでしょう。

 

そうなったらどんどん外出の機会を増やせばいいんです。

 

でも、着崩れしやしないか、変なところを指摘されやしないかとか心配にもなりますね。

 

それならなるべく普段家にいるときに、きものを着て過ごしてください。

 

着る機会が多いと、どんな風に体を動かしたらいいか、裾や袖の扱いにもなれて、きものに馴染んできます。

 

要は「きものに慣れる」ということですね。

 

もちろん家で過ごすときのきものは、そんなに高価でない、自分でお手入れできるくらいのものが気楽に過ごせます。

 

お太鼓結びで過ごすよりは、半幅帯や兵児帯を締めて、まずは着物姿で過ごすことに慣れるようにしてみてください。

 

テーブルで食事をする、ソファでごろんと寝そべってみる、洗濯ものを干したり、料理をしたりするなど。

 

料理や掃除洗濯の家事をするときや、子供の相手をするときは、割烹着などの袖が邪魔にならないものを着用して腕を動きやすくしておきましょう。

 

家の中なら気兼ねせずに着物に慣れる練習ができますよ。

 

そして普段着の着物になれたところで、友達とランチに出かけたり、デパートへショッピングに行ったり、2〜3時間で帰ってこられるところに出かけて行って、自信をつけていってください。

 

 

着物で行くのはよくないところ

 

以上見てきたように、たいていの場所へは着物で出かけることができますよね。

 

でもやめた方がいいところもあります。

 

それは脱ぎ着に時間がかかると、周囲に迷惑がかかるようなところです。

 

それと帯や裾が邪魔になって、リラックスできないところです。

 

具体的には、

 

脱ぎ着に時間がかかり周囲に迷惑がかかるところ

 

▼病院に行く(診察があるため)

 

▼洋服を買いに行く(試着のための脱ぎ着に時間がかかる)

 

▼美容院に行く(パーマやカラー、カットは美容師さんが嫌がりそう。シャンプーなしのセットだけなら良さそう。)

 

▼スーパー銭湯・温泉・リラクゼーションマッサージ・エステティックサロンに行く(着物の脱ぎ着に時間がかる)

 

▼スポーツクラブに行く(脱ぎ着に時間がかけられればOK)

 

 

帯や裾が邪魔になってリラックスできないところ

 

▼足裏マッサージ・足湯に行く(帯がジャマになる、水滴が裾に付く可能性あり)

 

 

着物では不向きなもの

 

昔着物しか衣服がなかった時代は、スポーツも着物を着て行っていたのですが、やはり着物では不向きなものもあります。

 

それは、

 

▼スポーツをする(スポーツに適した服装がよいため。)

 

▼登山や長距離ハイキング(適した靴と服装がよいため。)

 

 

「着物を着てどこに行ったらいいの?」きものでお出かけしたいけどのまとめ

 

着物への親しみ度によって、「着物を着て行く場所」を具体的にあげてみました。

 

着物を着ていては不向きな場所をいくつかあげましたが、それ以外の場所へは行けますね。

 

きものに慣れないうちは、着ている時間が少ない場所で、気兼ねなくいけそうなところをあげました。

 

着物を着る女性は増えましたが、まだまだ少数派?そのため羨望と不審の目(いろんな思いがあると思いますが)で見られることもあるでしょう。

 

そこでひるまず、「着物でいる自分が心地よい」ことを優先して、場数をふんで慣れていってください。

 

「着物でお出かけしたい」が実現するというのは、小さな子どもがいるとなかなかできないものです。

 

それだけ心や時間にゆとりがあるのですから、どんな時に適したきものなのかを考えて、着物のある暮らしを楽しんでください。

 

 

普段着の着物の達人について

 

上級を超えて「達人」ともなると 着物姿で自転車に乗ったり、車の運転をしたりする人もあります。

 

毎日着物で過ごすことを日課としたり、職場に着物を着ていくという人も。

 

妊娠中でも着物で過ごすという達人も。

 

そんなびっくりな人にならなくても、自分がどんなシーンで着物を着たいのかを考えてみて、自分の希望に近づいていけばいいですね。

 

着物を堅苦しく考えずに、着る機会を意識し過ぎないようにしてくださいね。

 

私の生徒さんで、20代後半の方は、男性ばかりの将棋の会に紅一点で小紋のお着物で行かれましたよ。

 

すると皆さんからお褒めの言葉があったそうで、ご満悦でした。

 

着物でいけるところは、いろいろあるということですね。

 

(きらこ よしえ)

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