着物のいいところ(長所メリット)と悪いところ(短所デメリット)どちらとも言えないところ
着物のいいところ(長所メリット)と悪いところ(短所デメリット)を長年の経験をふまえてまとめました。
いいとも悪いとも言いにくいところは、「どちらとも言えない」という分類にしました。
これは私個人の考えです。
これから着物(和装)を始めたいという人に参考になればと思いまとめました。
着物を好きになる人が増えるといいなという願いを込めて書いていますので、
ひいき目の視点になっているのは、ご了承ください。
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きもののいいところ(長所メリット)としては
- 綺麗な人だと思われる。
- 露出度が低いので年齢にかかわらず好感度が高め。
- 丁寧な対応をしてもらえる(ような気がする)。
- 社交の場では華やぐので喜ばれる。
- 隣にいるパートナーから優しくしてもらえる。
- 自分で着られるのがわかると一目置かれる。
- 夏は見た目の涼しさを演出できる。
- 冬寒い季節には、下着を重ね着するなどすれば、着こんでいるのがわからない。
- 肩こり予防になる(肩の部分は、縫い目や布の継ぎ目がなく肩が軽く動きやすい)。
- 帯をすることで腰(骨盤)が安定するので腰痛が改善することがある。
- 帯をすることで背筋がのび、姿勢よく見られる。
- 胴回りが特に温かいので、お腹や背中お尻などの冷え対策になる。
- 天然素材の着心地が快適。特に絹の着物は吸湿性・保温性に富んでいる。
- 着物独特の色や模様を楽しめる。
- 木綿や化繊のものは、洋服同様の手入れでよく手間も費用もかからない。
- 体型が少々変わっても、体重が多少変動しても、サイズ変更せずにそのまま着用できる。
- 流行はないので、何年でも着用できる。
- 手持ちがある程度まとまれば、コーディネートにあまり悩むことがない。
- 体型に自信がなくても気にしないで済む。
- 平面で仕立てられているので、たためばかさばらない。そのため収納にあまり場所をとらない。
- 着物が傷んできたら長じゅばんや座布団、小物入れなどに形を変えて利用しやすい(すべて直線断ちのため再利用しやすい)。
- 紬生地は表裏が同じなので、裏返したり生地の位置を変えたりして長く着られる。
- 上質の着物は染め替えたり加飾するなどすると、雰囲気を変えることができるので長期間利用できる。
- 派手になったり身幅が狭くなって着られなくなっても人様に譲ることができる。
- 洋服を全く着ないのなら、経済的。
- 着方によって、楽に着たりきちんと着たり、社交の場では相手に気持ちを表すために模様を選んで着るなどの着方ができる。
- 身長が違っても着方で調整できるので、母娘や姉妹で貸し借りしあうことができる。
- 色柄の選び方によって、10年20年という単位で着続けられるものがある。
- 立ち居振る舞いや所作が身に付く(優雅またはしとやかになる)。
- ハンカチやスマホ程度の大きさのものまでなら、たもとや帯に入れることができるので便利。
きものの悪いところ(短所デメリット)
- 着ている人が少ないので、じろじろ見られる。
- なぜ着物を着ているのかと聞かれる(和のどんな仕事をしているのかと興味を持たれる)。
- 活動的ではない(運動や自転車乗りなどには向かない)。
- 裾を踏んでつまづきやすい(所作に気をつければ大丈夫)。
- 気温の変化による着脱がしにくい。
- 着るのに洋服より時間がかかる。
- 着るときの小物の数が多い。
- 大股では歩きにくいので、歩く速度は遅い。
- 階段を駆け上ったり駆け降りるのは困難。
- 自転車に乗りにくい。車の運転には靴が必要、帯結びが邪魔なことも。
- 正絹の着物は手入れや保存に手間がかかる、また費用もそれなりにかかる。
- 冬は首、手首、足が寒い(ショール、手袋、足袋の重ねばきや防寒草履などがあるので対策はたてられる)。
いいとも悪いともどちらとも言えない
- お金持ちそうだと思われる。
- 太って見える。
- 帯を締めることで背筋がのび姿勢がよくなると、長時間の作業で疲れにくくなる。
着物のいいところ(長所メリット)と悪いところ(短所デメリット)どちらとも言えないところ・まとめ
以上のように、個人的にはいいところの方が多く思いつきます。
仕事や日常では、やはり活動的とはいえません。
洋服の時代が長くなりましたので、現代では着物がなくて困ることはまずありません。
日本のしきたりが重んじられる場では、礼装・正装としての着物が役だつことも多いです。
通過儀礼や社交の場などでは、着物の方が喜ばれたり感謝されることもあります。
おしゃれとしての楽しみで、今後も大いに着物が利用されると思います。
特別なときの着物もありますが、普段着としての魅力もあります。
外出着のひとつとして、ワードローブに加える人も増えるでしょう。
ご自分のライフスタイルや好みに応じて、ご自分のきもの物語をこれから作っていってください。