七五三のお祝いを迎えられるご家族の皆様、おめでとうございます。
付き添いのお母さまが、お着物をお召しになるときの帯結びは、一般的には二重太鼓とう帯結びをします。
ただ、若いお母様は、二重太鼓だと地味な印象をお持ちになるかもしれません。
そこで、二重太鼓をアレンジした、やや華やかな帯結びを2種類紹介します。
七五三の付き添いのお母さまの衣装(着物)
◆訪問着に二重太鼓を結んだお母さま
◆洋装のご両親と女の子たち
お母様は洋服ならワンピースや落ち着いたスーツ、和装なら晴れの日用の着物をお召になるのが一般的です。
お父様の場合は、ダークスーツが一般的です。
七五三は通過儀礼の儀式ですから、「正装」または「略礼装」と呼ばれる着物がふさわしいです。
七五三のお母さまに適した着物の種類は、
- 訪問着
- 付け下げ
- 色無地(紋付)
適した帯は、正装用に使われる「袋帯」で、「二重太鼓」を結ぶのが一般的です。
七五三の母親の着物と帯についての詳しくは、こちらのページをご覧になってください。
https://kimono-story.com/gof10.html
七五三お母様の帯結び・アレンジ紹介
◆二重太鼓
さきほど「二重太鼓」に結ぶのが一般的といいました。
格調高く、やや高めでゆるみなく結んだ二重太鼓は、20代のお母様からどんな年代の方でもふさわしい結び方です。
ただ20代・30代の若いお母様は、二重太鼓だと老けた印象になるのが気がかりの方もあるようです。
「二重太鼓にしなければならない」というわけではないので、少しアレンジして華やかさを出してみてもいいでしょう。
二重太鼓のアレンジを二つ紹介します。
アレンジ1・「リボン太鼓」若いお母様用向き帯結び
これはお太鼓の上にリボンをのせた変わり結びです。
「着物でも若々しい印象にしたい」そんなお母様に向く帯結びです。
<リボン太鼓の結び方>
(リボン部分が見えやすいよう、斜め上から撮影してます)
- 手先を通常のお太鼓結びより長めにとり(60~65センチ)、手を下にしてひと結びする
- 手先にリボン用の羽根をとる(ここでは二ツ山に)
- たれ元を四分の一幅に折り、リボンの中心をくるむようにして仮紐で留める
- たれが長ければ二重太鼓になりますが、短ければ一重のお太鼓をつくる
お太鼓部分は薄い枕を使い、やや小ぶりにします。
リボンの幅はお太鼓の幅よりやや小さ目がバランスよくなります。
そしてリボンは手前の端を折り曲げるようにして表生地を出すようにします。
リボンのひだをたくさん出すなら、奥をやや上にあげるようにするとさらに羽根をたっぷりみせることができます。
これなら可愛らしい後ろ姿になりますよ。
アレンジ2・「花びら太鼓」若いお母様向き帯結び
若いお母様に向くお太鼓のアレンジの帯結びをもう一つ。
お太鼓の上を花びらで若々しく印象づける帯結びです。
先ほどのリボン太鼓よりももっと簡単にできますよ。
<花びら太鼓の結び方>
- 手先をお太鼓結びのときと同じにとり、手を下にしてひと結びする
- 手先に内折りひだ(中心に向かって左右からひだをたたんだもの)をとる
- ひだの端はゴムで留めておき、仮紐で押さえる
- たれで二重太鼓を作る
優しくて、軽やかな印象になるお太鼓結びです。
品格を落とさずに、でも若さと華やぎを添える帯結びだと思います。
社交の場でも、利用できる帯結びです。
着付けを依頼するときは、こうした変わり結びに対応してくれるかどうか、あらかじめ確認をとってくださいね。
<関連ページ紹介>
◆七五三の母親の着物と帯・おしゃれな色や柄・基本のマナー・すてきなママへ
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