暑い日に着用する浴衣は、汗が付きやすく屋外なので汚れが付くこともありますね。
毎回洗うのか、クリーニングに出すのはどれくらいの頻度でだしたらいいのか、
そんな悩みをお持ちの方もあるでしょう。
そこで今日は、浴衣のクリーニングの料金・出す頻度についてお伝えします。
自分で洗うについてはこちらに詳しく説明していますのでご覧くださいね
◆浴衣は洗濯できます・洗濯機と手洗いの洗い方・自宅で
浴衣のクリーニング・料金相場
では最初に、浴衣のクリーニングの料金の相場です。
- 浴衣クリーニングの料金は、1,000円から3,000円。
- 着物浴衣専門のクリーニング店の場合は3,000円から5,000円。
料金が高いクリーニング店の特徴
料金が高いお店は、安いお店に比べると以下のような点が違うはずです。
浴衣の仕立てや特徴をよく知っているので風合いを損ねることなくしあげてくれます。
- 一枚ずつ手で処理する
- シミや汚れを詳しく点検してくれる
つまり流れ作業でなく、浴衣の仕立ての特徴を知ったうえで、洗いや糊づけ、アイロンがけをしてくれます。
手縫いの高級浴衣や絞りの浴衣、お友達に借りた浴衣のような場合は、
料金が高めでも安心感のあるクリーニング店がよいでしょう。
汗を少しかいただけのお手入れ方法
浴衣でお出かけしたけど、汗を少しかいたただけ、という場合は、
すぐに洗ったりクリーニングに出さなくてもよいでしょう。
浴衣を着物用ハンガーや物干しに吊るして、風を通しておけばよいでしょう。
ただし、日光に当てないようにしてください(変色をさけるため)。
風通しが良い日陰で、半日から一日を目安に。
シワが気になるときは、あて布をしてアイロンがけします。
浴衣をクリーニングに出す目安は?
着用するたびにクリーニングしなければというわけではありません。
浴衣をクリーニングする目安は
- 洗濯不可能な浴衣の場合
- 汚れや臭いがひどい場合
- 2~4回着て汗をかいた場合
- 浴衣をしばらく着なくなるシーズンの終わり
浴衣をクリーニングに出す利点
浴衣は自分でも洗えますが、クリーニングに出すことでメリットもあります。
クリーニングしてもらうことの利点は、
- きちんとプレスしてもらえる
- 頑固なシミもきれいに染み抜きしてくれる
- 生地に負担をかけずに洗える
シワのないパリッとした新品のような浴衣を着用できるので、とても気持ちが良いです。
浴衣は面積が大きいので、慣れないと扱いにくいもの。
洗う・干す・アイロンがけまでを、プロの手に任せることで、負担から解放されます。
浴衣のクリーニングはどんなクリーニング店でもいい?
ほとんどのクリーニング店で扱ってもらえますが、
大切な浴衣、高価な浴衣の場合は、着物や浴衣専門のクリーニング店に出すのがおすすめ。
設備がととのい、きれいにしあげてくれます。
浴衣のクリーニングにかかる日数
5から10日が一般的です。
他の衣類と比較すると手間がかかるので、通常より日数をみておいた方が良いです。
お出かけの予定があれば、予定日に確実に間に合うことを確かめて出しましょう。
浴衣をクリーニングに出すときの注意点
◆絞りの浴衣
絞りの浴衣のクリーニング
絞りの浴衣をクリーニングする時に注意しておきたいです。
絞りは特殊素材ということでクリーニング店で取り扱わない場合があります。
あるいは通常料金にプラスして、追加料金が発生する場合があるので事前に確認を。
宅配型のクリーニング店に浴衣を出すとき
宅配型のクリーニング店に浴衣を出すときは、移動時の色移り対策について確認しておきましょう。
集荷や配達の時に 雨にぬれる危険があります。
雨に濡れて浴衣が色落ちして、他の衣類に色移りするのを防ぐため、その対策としてナイロンの袋や不織布袋などの対策をどうするか確認を。
帯や帯締めはクリーニングに出すの?
クリーニング店によっては、帯や帯締めの料金設定があるところもあります。
ですが帯や帯締めは、普通は洗いません。
お手入れ方法は、ほこりをはらう程度です。
色落ち、変形をふせぐためにも、こすったりもんだりしないようにしましょう。
手洗いできる浴衣について
浴衣は基本に水洗いができます。
洗濯機または手洗いの表示があるものは、自宅でも洗うことができます。
水洗いできる浴衣の素材は、
- 木綿
- 麻
- ポリエステル
ここに絹が交織されているものがありますが、汗をかくシーズンに着るものですので、水洗い可能なことがほとんどです。
洗濯表示のあるものは確認してくださいね。
絞りの浴衣は手洗いできますが、アイロンがけはシボをつぶさないよう配慮が必要です。
浴衣のクリーニング/洗う頻度/料金や相場/少し汗をかいただけの手入れ法・まとめ
浴衣のクリーニングについて、料金の相場やクリーニングに出すメリットについてお伝えしました。
高級な浴衣は安心できる着物・浴衣のクリーニング専門店がおすすめ。
<関連ページ紹介>
自分で洗うについてはこちらに詳しく説明していますのでご覧くださいね。
◆浴衣は洗濯できます・洗濯機と手洗いの洗い方・自宅で
◆浴衣・木綿着物のシワの伸ばし方・アイロンがけの順序とコツ・プロ直伝
◆浴衣を仕立てる(あつらえる)費用やメリット・仕立て上がりとの違い
コメント