◆訪問着いろいろ
友人の結婚式に出席予定の30代の女性から、どんな着物で行くといいかというご質問がありました。
ご自分の着物は持っていないとのことで、予算はできるだけおさえて準備したいそうです。
友人の結婚式ですから、立場的には訪問着が一番のおすすめです。
未婚の場合は振り袖もお召になることができるので、ぜひ候補にあげてください。
30代未婚の女性の場合と既婚の場合でお話をしていきますね。
30代の未婚の女性が友人として結婚式に参列する際の着物選び
おすすめは振り袖または訪問着
結婚式に参列する未婚の方は、振袖をおすすめします。
ただし20代の頃に着たような華やかすぎる振袖は避け、30代の女性らしい落ち着いた印象のものを選ぶのがおすすめです。
振り袖をおすすめする理由
振り袖をおすすめする理由は、
- 着物の中でも特に振り袖姿は会場が華やぐ
- 正装してお祝いすることで、礼を尽くすことができる
- 親族や招待客からの評判が良い
- ほめられる(ことがある)
訪問着はおすすめ
◆訪問着と袋帯
訪問着は、正式な場所での挨拶やパーティーなどに着る着物です。
振袖よりも控えめで、柄も全体的に落ち着いています。
結婚式に参列する場合、これも非常にふさわしい選択です。
訪問着は、新郎新婦の姉妹、従妹、同僚、友人などの立場の方に向いています。
訪問着の特徴は、未婚・既婚を問わず着用できます。
色は明るいもので、披露宴にふさわしい豪華な袋帯を合わせるとよいでしょう。
◆訪問着と袋帯
色無地の着物はどう?
◆色無地 一つ紋
色無地の着物を結婚式に着ていくことは可能ですが、いくつかの考慮した方がよいことがあります。
色無地は一般的にはフォーマルな場ではなく、半フォーマルな場で着用されることが多い着物です。
友人として出席されるので、色無地なら一つ紋がはいったものがふさわしいと思います。
アットホームなお式や披露宴なら十分大丈夫でしょう。
30代ですから色目は明るいもので、袋帯もあまり重々しい印象でないものが合います。
帯揚げ、帯締めを薄いピンクとか、淡いオレンジとかにすると、相性よいかと思います。
友人の結婚式に着物で行く、30代女性 未婚既婚/訪問着と色無地・まとめ
友人の結婚式に行く30代の女性の方には、未婚なら振り袖か訪問着がおすすめ。
既婚なら訪問着がおすすめです。
色無地は半フォーマルな場で着られる着物なので、あまりおすすめはしません。
ですが、カジュアルな(アットホームな)式や披露宴なら、明るい色目の色無地でもよいと思います。
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