タンスの中で長く保管されたままの帯や着物を、タンスの肥やしっていいますね。
未だきる機会を待っているならよいのですが、
生かし方わからない、処分したいと思っているという方へ。
帯や着物をタンスから出して、あなたにあった利用の仕方を考えてみましょう。
帯や着物をいかすには、まず和装品として生かせるかどうか考えてみましょう。
具体的には、
- サイズを直し仕立て直す
- 着物を羽織や帯に直す
- 袋帯を名古屋帯に仕立て直す
- リメイクして洋服、小物にする
といったことが考えられます。
また手放して、ほかの人に活用してもらうなら、
- 譲る
- 売る
という方法があります。
ここでは、タンスの肥やしの帯や着物を自分のために生かす方法をお話します。
タンスの肥やしの帯・着物の生かし方
◆着物や帯 古着
形を変えて和装品として生かす方法・帯の場合
帯がタンスの中で眠っているなら、形を変えて生かしてみましょう。
形を変えるといっても帯から帯へ。
帯には独特の柄や素材があり、細長い形状です。
それをいかして、帯としてのイメージチェンジをはかります。
帯から帯に作り変える方法
帯から違う形の帯へ変えるには、
- 華やかな袋帯を名古屋帯に作り変える
- 名古屋帯の傷みを修正して名古屋帯として再び作り変える
- 名古屋帯から半幅帯に作り変える
などが考えられます。
袋帯は傷みが少ないはずなので、名古屋帯に作り変えてみてはどうでしょう。
名古屋帯も素材によって半幅帯に作り変えることができます。
柄や色を考えて、出来上がりを頭の中でイメージするのは楽しいものです。
帯をリメイクで違うものに作り変える
もう帯は使わないというなら、ほどいてリメイクするのがよいでしょうね。
帯ならではの丈夫でかたい生地を生かして、
- バッグにする
- 壁飾りにする
- テーブルランナー(テーブルクロス)にする
- 花瓶敷きにする
といったリメイクが向いています。
形を変えて和装品として生かす方法・着物の場合
◆銘仙アンティーク着物と羽織
着物の場合は、もっと幅広いお直しと活用法があります。
着物をこれからも着る場合の活用法
着物をこれからも着る方は、以下の方法が考えられます。
- サイズを直して今の自分に合う大きさに直す
- 染めなおしをして今の自分に合う着物にする
- 羽織に仕立て直す
- 帯に仕立て直す
- 長じゅばんに仕立て直す
着物の柔らかい生地質を生かして、着物より小さいものへの仕立て直しは可能です。
もう着物は着ないという場合の活用法
もう着物を着ないなら、ほどいてリメイクするのがよいでしょうね。
着物の柔らかく光沢のある生地なら、
- ワンピースやドレスにする
- スカートやブラウスにする
- スカーフ、クッションカバー、小物入れにする
といったリメイクが向いています。
ほかにも着物生地の大きさなら、さまざまなリメイクが可能です。
誰かのために生かす方法
◆着物を査定してもらう
タンスの肥やしになっている帯や着物を、誰かのために生かすなら、
「譲る」か「売る」が考えられます。
きものが好きな方やリメイクが好きな方に譲れば、とても喜ばれます。
ただ、身近にそういう人が見当たらないこともありますね。
そんなときは「売る」という選択もあります。
売ると欲しい人に渡ります
着物を売るというと、抵抗感がありますか?
でも必要ないものを手放した先に、必要とする方の目にとまることになります。
お金に換えて儲けようという趣旨ではありません。
自分で必要な人を見つけるのはむつかしいので、
それを専門の方にやってもらう、ということです。
ただし「金額は安い」または「高くは売れないかもしれない」と心得ておいた方がよいです。
「タンスの肥やしになったままなら、売ってもいいかな?」
とお考えなら、経験談が参考になりますよ。
◆着物を高く売る方法とコツ・絶対損しない着物の買い取り先を選ぶ
https://kimono-story.com/631.html
ネット申し込みで着物を買い取りしてくれるところ一覧
帯や着物をいかす方法/タンスの肥やしじゃもったいない/リメイクほか・まとめ
自分ではもう着物を着ない場合は、譲るなり買取してもらうことで、誰かに活用してもらうことができます。
着物や帯の生地は上質な絹が多いので、リメイクしてドレスや服にもでき、気に入った生地なら使える方法で残しておくとよいですね。
手仕事が好きな方はリメイクを楽しんでください。
◆着物を着る長所メリットと短所デメリットは?どちらともいえないところ
◆和服/着物と洋服の違いは何?最も大きな違いと仕立て方・長所メリット
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