40年も前に買った着物が100万円になったという話、あれは本当でしょうか?
一方で値段がつかない着物もあるといいます。
昔は着物ってとても価値があり、質屋さんにもっていけば、お金を貸してもらうなんていう場面もよくありましたが、
今は、いらない着物は売るという時代になりましたね。
念のため質屋さんに電話してみた
一応念のためと思い、大手で名の通っている市内の質屋さんに、
電話で問い合わせしてみました。
すると「着物は扱っていない」といわれました。
扱っていないといわれれば引き下がるしかありません。
質屋さんが着物を扱わない理由
質屋さんが着物を扱わなくなったのには、
「利息をつけてまで着物を取り戻しにくる人がいなくなった」ということです。
着物を手元に置いて楽しむ人は減ったのですね。
タンスの肥やしが100万円になった!
つい先日、 タンスの肥やしが100万円になったというテレビの番組がありました。
「業者が持ち主から100万円で着物を買い取った」のです。
その着物は、「一竹(いっちく)」 という落款が入った着物でした。
「久保田一竹」さんといえば有名な作家さんで、美術品としての展示会を10年以上前に観にいったことがあります。
「辻が花染め」という、室町時代からの染色の技法を取り入れた艶やかな作品で有名です。
着物の落款とは?どこに?
「落款」
というのは、 書道などに名前とともに付いてる赤い印です。
有名な人の作った着物は、 前あわせの内側にくる着物に落款が入っています。
タンスの肥やしになっている着物があるなら、
そもそものお値段が高そうなのかどうかは、まず「落款」があるかどうか。
よいもの、超高級着物なら、100万円になることもある!ということですね。
買取り200円の着物もある、200円って安いの?
そして、その横にある着物を手にして、「これは200円」と言っていました。
全体に模様が入った若い人向けの着物のようです。
(一瞬だったのでよくわかりませんが)
とてもキレイに見えたので、「え!」と驚いたのですが、
どうして200円なのかは説明がありません。
この金額が安いとは思うものの、素人には値段の基準はよくわからないでしょう。
「でも、捨てるんだったら200円の方がいいかもしれない。。。」
とふと思いました。
ただ落款が入った作家さんのものなど、特別なも着物は万単位のお金になるということがあるようです。
タンスの肥やしの着物の価値、分からないのが当たり前
タンスの中に着物が眠ってるっていうのは、 着物を全く着ないからですよね。
その人にとって着物が必要でないからですよね。
そういう人が着物の価値を知ろうとしても、そう簡単にはわかりません。
「元々は高い値段で買ったんだろうな」と予想はできるものの、
たんすに入れておくだけ。
何十年もたって古くなれば、やはり価格は下がるはずですよね。
かといってゴミ袋に入れて捨てるのも。。。ねぇ。
実際高く売れるかどうかなんて、
素人では「判断しようがない」というのが着物の世界です。
もしどれくらいの値段になるのか知りたいなら、
鑑定できる専門家に見てもらのが、手っ取り早い方法でしょう。
なぜって、価値がわからないまま着物を売りに行って「損しちゃった!」
という人もあるからです。
損しちゃった真知子さんの話⇒「着物を高く売る方法とコツ・絶対損しない着物の買取先を選びましょう」
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